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ついに登場したTrinity6兄弟 末っ子に存在価値はあるのかいなや

 ようやく発売されたAMDの2世代目APU Trinity。そのTrinityの最下位APUにあたるA4-5300をゲットしてきました。

 ただでさえIntelのCPUに性能で遅れをとるAPUなのに、その最下位APUってどうなの? て感じかもしれませんが、E1-1200やC60に触れてきた身としては、むしろこの最下位APUにこそ興味が沸きます。正直なところ、E1-1200やC60にさほど不満を感じていないので、それよりスペックの高いA4-5300で十分だろ? とか思ってしまいます。

 

 後でA6かA8買って常用マシン組むつもりですけどねー。

 

 まぁ……。とりあえず、A4-5300の実力を体験してみましょう。

 

 

 

 パッケージは白。倍率フリーのK付とは見た目で区別されています。

 

 

 MADE IN CHINAが地味に気になります。が、とりあえず組みます。

 システム構成は以下のとおり。

 

APU:AMD A4-5300

M/B:GYGABYTE F2A85X-UP4

メモリ:Patriot AE38G1609U2K 4GB×2

SSD:SSDNow V+200 120GB Standalone SVP200S3/120G 

CPUクーラー:REEVEN KELVEROS RC-1202

電源:玄人志向 KRPW-P630W/85+

 

M/BはAMDの「APU新製品」に関するブロガー勉強会に参加して頂いものです。思ったよりシッカリしたM/Bという印象です。

 

 

 まな板にセット。サイズのアクリルベンチを使用。足元がグラグラして、なかなか使い勝手の悪さを実感できるまな板です。安いからいんですけどね。

 

 まずはBIOSを確認。というかUEFI。GYGABYTEのM/BはG41-COMBOしか持っていないので、GYGABYTEのUEFIは初めて見ました。なんか派手ですね。ASUSとは違う感じです。

 ちゃんとA4-5300を認識しています。特にBIOSアップの必要はなくて一安心。

 

 Windows エクスペリエンスの結果。

 プロセッサが最下位なのは当然としても、6.1ならまずまずです。これだけ見ると悪いところが一切ない印象ですね。

 

 それでは、ベンチを試してみましょう。

 まずはCINEBENCH。どうせ大した結果はでないだろうからと写真は小さく。

 

 まぁ、こんな感じで。意外とOpenGLの結果がいいです。CPUはアレですが。

 とりあえず、比較対象悪すぎだろ! と文句を言いたくなりますが。

 

 次にPassmark 7.0。

 こちらは概ね期待通りかなといった結果。

 個人的に十分にパワーのある常用できるマシンの基準が、PassMark Ratingで2000としています。それを考えると健闘しているというか、思った以上の結果です。

 

 逆に、GPU部分の結果を見ると、あまりよろしくない。IntelのHD4000と同じか、ほんのちょびっとだけいい。といったレベルです。

 

 軽く、軽めのゲームベンチも測ってみました。

 まずはMHFO大討伐

 1280×720

1980×1080

PSO2 1280×720

 

タイムリープぱらだいす ひとり エフェクト無し(3人エフェクト有りだといきなり動かなかったので……)

 

 このAPUにゲーム性能は求めていませんでしたが、一昔前の軽めのゲームで、設定を落とすことに不満がなければ遊べそうです。

 逆に言わせてもらうと、APUはゲームができる。ゲームができるというけれど、そんなにゲームやりますか? どうでもいいよね? とか、最近ろくにゲームで遊んでる隙がない人の愚痴めいた感想がこぼれたりもします。

 むしろGPGPUに最適化されていくことを望みます。今回そっちのテスト忘れましたが^^

 

 最後に、OCCTを30分動かして、コア温度の上昇と消費電力をテストしました。

 

IDLE時消費電力:34~41w
負荷時消費電力:70~71w

core温度:15.25℃ max19.63℃ 室温:23.0℃

 

 なんか、テスト環境間違えたか、ソフトが誤検知しているんじゃないかと疑ってしまうような結果がでました。

 とくにCore温度。max19.63℃とか書いてますが、ほぼ13℃強で推移してました。まな板ででっかいCPUクーラーをつけているとはいえ、温度が低すぎてむしろ不信感を覚えますw

 消費電力もかなり低いですね。そのへんのノートPC並ですよ? しかもテスト中、ほとんどブレがありませんでした。高負荷時でも、ずっと70~71wのままです。

 

 

 というわけで、A4-5300のベンチ結果はそれなり。やっぱり最下位APUだよね^^ というしかない程度のものでしたが、発熱と消費電力の低さが光り輝いていたといった感じです。

 この程度の性能ですが、これからGPGPUの最適化が進めば、事務用マシン程度の利用としては十分というか、オススメしてしまうAPUではないでしょうか。気が向いたら、オンラインゲームにログインするくらいのことはできるかもしれません。

 

 とりあえず、ITXのM/Bが揃ってくるようなら、A4-5300は「有り」だと思いますね。

 

 

※※※※※ ふと思い立ったので…… ※※※※※

 

 

Ultrabooker.jpベンチマークで測ってみようかなと……。

 

 

 AMDはお呼びじゃないようです。ちょっと面白みに欠けるソフトですねぇ。

 

 次にAMD AppZone。

 ちょっとゲームを試してみました。

 

 重めのゲームを試してみたいところですが、まず数がありません。それに、所詮スマホで動かすようなゲームですから……。

 とりあえず、遊んだことのあるAirAttack HDをダウンロードしてみます。GALAXY Sではちょっと重かったゲームです。

 

 

 スマホよりも、マウス操作は快適。しかし、アクセラレートが効いているのかどうかは、よくわかりませんね。この程度のゲームなら普通に動かせるとしか思えません。

 

 もっと、こう。GPGPUヒャッホイ! てなれるような体感をしたいですね。

 

  • 購入金額

    4,980円

  • 購入日

    2012年10月10日

  • 購入場所

14人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (5)

  • Kvartさん

    2012/10/10

    個人的には、十分満足いくAPUでしたね。
    ITXのM/Bが出てきたらもうひとつTrinityいっとこうかと思っているのですが、迷いが出てきました。A6を買うつもりでしたが、ワットパフォーマンスがかなり良さそうなのでTDP65wのA8かA10でも面白い結果が出るような気がしてきてグラグラ揺れております。
  • カーリーさん

    2012/10/10

    HTPCとかによさそうですよね
    後はマザー次第でしょうか
  • Kvartさん

    2012/10/10

    本当にマザーが問題ですね。
    最低でもmicroATX、できればITXが充実してこそのAPUでしょう。
    A85にも期待してましたが、Crosfireとかいらないから>< 方向性が間違ってる><
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