レビューメディア「ジグソー」

比較してみました。

 VSPECさんhttp://www.vspec-bto.com/提供によりMSI GTX660 Twin Frozer ⅢOCをテストする機会をいただいたので、所有している玄人志向 RadeonHD7770(×2)との比較を行ってみようと思います。

テスト環境として使用したPCのテスト前スペックです。
CPU
 Intel Corei7 3770K
 CPUクーラー
 Antec KUHLER-H2O-920
メモリ
 Patriot PSD38G1333KH×2(4GB×4枚)
電源
 HEC Win+Power2 HEC-600TB-2WX
SSD
 ADATA SX900 128GB
グラフィック
 玄人志向 AMD Radeon HD7770 1GB PCI-E RH7770-E1GHD
(LucidVirtu有効状態で使用中)
ケース
 SilverStone SST-FT03S

 テストをするにあたり、私個人の都合ですぐに元の環境に戻す必要がある場合に備え別のSSD(pqi X25-M  Intel OEM品)にクリーンインストールし直したものを使用しました。

 当初Lucid Virtu MVPという、グラフィックボードとCPU内蔵グラフィックを同時に働かせて性能を向上させる機能が有効な状態でも比較してみようと思ったのですが、ためしに3D MARK11を走らせてみたところ、RadeonHD7770のCrossFire構成ではボード1枚の場合と比較して伸びが少なく、結果確認の表示でもLucidVirtuをOffにしてから再度計測すべしという旨のメッセージが表示されていましたし、GTX660OCのほうでもOCバージョン用のカスタムドライバのせいかLucidVirtu有効にした状態ではベンチが正常に動作しませんでした。
 ということで、LucidVirtuはグラフィックボード1枚のとき、OC用ドライバではない時に使用すべきものだろうなと考えて、無効状態での数値のみ以下で示します。
 まずはエクスペリエンスインデックスです。
RadeonHD7770×1エクスペリエンスインデックス
RadeonHD7770×1エクスペリエンスインデックス
RadeonHD7770×2エクスペリエンスインデックス
RadeonHD7770×2エクスペリエンスインデックス
GTX660OCエクスペリエンスインデックス
GTX660OCエクスペリエンスインデックス

 RadeonHD7770はシングルでもCrossFire構成でも7.6なのに対し、GTX660OCは最高値の7.9となっています。
(全体の最低値はプライマリハードディスクのX25-Mの7.6で不変なのでグラフィックス項目の部分を見てください。)

 次に3DMark11です。
3D Mark11 RadeonHD7770
3D Mark11 RadeonHD7770
3D Mark11 RadeonHD7770×2
3D Mark11 RadeonHD7770×2
3D Mark11 GTX660OC
3D Mark11 GTX660OC

 RadeonHD7770が2枚でかかっても勝てないようです。
 また、CrossFire構成の場合、スコアは確かに向上しているのですが、テスト中の動画を見ていたところ、平均すれば実際に速いのでしょうが、所々でフレームレートが著しく低下することがあるのが見受けられました。
(GTX660OCは、ドライバがオーバークロックカスタムされているため、3DMark11の結果表示で、ドライバが正しくないといった主旨のメッセージが出ています。)

 PhantasyStarOnlineベンチの結果
PSO2ベンチ RadeonHD7770
PSO2ベンチ RadeonHD7770

PSO2ベンチ RadeonHD7770×2
PSO2ベンチ RadeonHD7770×2

PSO2ベンチ GTX660OC
PSO2ベンチ GTX660OC

 なんと、クロスファイア構成に対してもダブルスコアでGTX660OCが圧倒的です。
 比較的軽いベンチらしく、どの構成でもフルHD全画面表示モードで十分使えるスコアが出ました。
 ただし、やはりGTX660OCの時が一番スムーズで綺麗に描画されているように感じました。

 FF14ベンチの結果(FullHD設定)
 シングル構成のときのデータを取り忘れました(汗)
FF14ベンチ RadeonHD7770CrossFire
FF14ベンチ RadeonHD7770CrossFire

FF14ベンチ GTX660OC
FF14ベンチ GTX660OC

 こちらもGTX660OCがRadeonHD7770CrossFire構成にダブルスコアで圧勝です。
 実際ベンチ計測中の画像を見ていても、スムーズさが全然違います。
 特に、RadeonHDのクロスファイア構成では3D Mark11のところでも書いたようにスムーズな部分もあるのですが、所々でフレームレートが著しく低下し、突っかかるような部分が少なからずありました。
(MicroATXマザーでの試験で2枚のグラフィックスボードが約5ミリちょっとのクリアランスだったため、吸気が妨げられた側のボードがかなり熱くなっていたので、影響があったかもしれません。)
 以前RadeonHD7770+IntelHD4000のLucidVirtu構成で試したことがあるのですが、スコア自体は今回のCrossFire構成の数値より低かったものの、部分的に著しくフレームレートが低下するような挙動はありませんでした。

(2012.10.8追記)
 Windows8環境でもテストしてみました。
 ところが、GTX660OC付属のディスクからドライバをインストールしようとしたところ、Windowsのバージョンがサポート外ということでインストールを拒否されてしまいました。
 そこでNVIDIAから直接ダウンロードしてみることにしたところOCバージョン用というのは無かったため、通常のGTX660用ドライバVer306.23 を入れました。
 3D MARK11は正常に動作しなかったためPSO2とFF14のスコア画面のみのデータとなります。
ドライバVer306.23 PSO2ベンチ
ドライバVer306.23 PSO2ベンチ

ドライバVer306.23 FF14ベンチ
ドライバVer306.23 FF14ベンチ

 次に本製品自体のメーカーであるMSIのページからダウンロードを試みましたが、日本語ページには製品情報にすらGTX660OCが含まれていませんでした。
 英語版のグローバルサイトには製品情報ページがあったので、そこからドライバダウンロードに進んで見たところ、最新版ではWindows8対応とは書かれておらず、MSI Graphics Driver 306.02 というのが8対応のものとしては最新版のようです。
 こちらの場合も3D MARK11は正常に動作せず、PSO2とFF14のベンチ結果のみとなります。
ドライバVerMSI Graphics Driver 306.02  PSO2ベンチ
ドライバVerMSI Graphics Driver 306.02  PSO2ベンチ

ドライバVerMSI Graphics Driver 306.02 FF14ベンチ
ドライバVerMSI Graphics Driver 306.02 FF14ベンチ

 両ドライバの比較ではPSO2とFF14で結果が逆転しますが、大きな差はないようです。
 数値的にはどちらのドライバでもWindows7の時より少しだけ落ちていますね。
  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2012年10月02日

  • 購入場所

    Vspec

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