■2012.10.22:比較しやすいようにグラフを追加しました。
GPUのUP率がG555との比較になっていたので G530に修正しましたorz
AMD A4-3300との比較を行いました。(ページの下のリンクから飛んでください)
■2013.1.17:1/20の発売日にCeleron G1610 か G1620に特攻してレビューする
予定です(`・ω・´)!
■2013.1.21 Celeron G1610との比較レビューへのリンクを追加しました。
■2013.1.24 Pentium G2020との比較レビューへのリンクを追加しました。
(このページの一番下のリンクから飛んでください。)
■2013.6.3 Haswell Corei7-4770Kのベンチへのリンクを追加(ページ下のリンクです)
■2013.9.1 HaswellなPentiumG3220のベンチへのリンクを追加(ページ下のリンクです)
IntelのLGA1155向けCPU「PentiumG2120」です。
発売日にIYH!しました(;=゚ω゚)=333
【モデルナンバー(実クロック)】G2120 / 3.1GHz
【コードネーム】IvyBridge
【製造プロセス】22nm
【L1/L2キャッシュ】(32KB+256KB)×2、L3 3MB
【コア電圧/TDP】不明/55W
【主な拡張命令】SSE3/SSSE3/SSE4/intel64/Xdbit
【内蔵GPU】intel HD Graphics(コアクロック不明)
【Socket/Slot】LGA1155
【sSPEC】SR0UF
【リリース時期】2012年9月2日
【発売時の記事】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120901/etc_...
初めて、PentiumブランドでIvyBridgeコアを採用した製品です。
22nmプロセスにより省エネではない通常モデルでもTDPが55Wに下がっています。
テクノランドの5%引きハガキを使ったので、7780円-389円=7391円でした。
やっぱり、Windows95世代から自作している方にとってはPentiumブランドの方がしっくり来ますよねw 当時のペンティアムと言えば、高性能(但し、高価格)で高嶺の花というイメージでした。
果たして、新生Pentiumは期待を裏切らない性能を発揮するのでしょうか?
■とりあえず、付属品を見てみる。
まあ、いつも通りですが・・・
・CPU本体
・純正クーラー
・マニュアル(エンブレムシール付き)
CPUクーラーはNIDEC製(日本電産)。銅が埋め込まれていないタイプ
ちなみにCeleronG555はDELTA製でした。まあ、ロットによって変わるのでしょうけど。
エンブレムはもちろん、今や懐かしさすら感じるPentiumです(;゚∀゚)=3
CPU本体。製造国:マレーシア sSpec:SR0UF
一応、最強のPentiumですよねw
裏側。
■BIOS対応に注意!IvyBridgeのCorei7/i5が動作するマザーでも起動しない場合有り!
今回、Corei3-3220、PentiumG2120、CeleronG555を購入し、
ECSのマザーボード「H61H2-M5」で評価していました。
最新、BIOSのVersion 09/02/2011では、IvyBridgeのCorei7-3770Kなどはサポートするようですが、PentiumG2120とCorei3-3220はPOSTすらしませんでした・゚・(つД`)・゚・
(CeleronG555のみ起動可能。)
IvyBridgeが動作するマザーでもBIOSが対応していないと起動すらしない可能性があるので、はじめてLGA1155プラットフォームを導入する場合は注意が必要です。
今回、ASRocKの「H77M」に載せ変えて、最新BIOSに更新して評価を続行しました。
■ベンチマーク
とりあえず、ファーストインプレッションということで、ベンチを簡単な編集のまま貼り付けます(^^;
SandyBridgeのCeleronG530/G555と性能の比較を行います。
同時に購入したCeleronG555のレビューはこちらからどうぞ。
構成:
【CPU】PentiumG2120 比較対象としてCeleron G530 / G555
【CPUクーラー】リテール付属品
【マザー】ASRocK H77M(但し、G530とG555はECS H61H2-M5)
【メモリ】PC12800 4GB×2
【HDD】320GB S-ATA
【VGA】Intel HD Graphics(CPU内蔵)
【ケース】M-ATXの適当なやつと300W電源
【OS】Windows7 HomePremium 64bit
CPUを入れ替える際には、DirectXとグラフィックドライバを再インストールしています。
(以前、QSV関係で不具合が出たことがある為)
1.エクスペリエンス・インデックス(Win7 64bit)
ローエンドの2コアモデルながら、プロセッサが6.9まで上がっています。
また、G530/555と同じメモリを使用していますが、メモリが7.8まで上がっています(;=゚ω゚)=333
そして、IvyBridgeコア採用により、飛躍的に進化したのはゲーム用グラフィックで、G530/555が5.8に対して、6.3となっています。これがゲームのベンチにどれくらい影響するのか楽しみですね。
2.CrystalMark2004R3の結果
ALU、FPUは当然として、メモリとGDI、OGLが大きく上がっています。
PC-12800対応の効果かも知れません(;゚∀゚)=3
3.CPU関係のベンチマーク
単純に考えると、CeleronG530が2.4GHzに対し、PentiumG2120が3.1GHzです。
クロックだけ見ると、129%に性能が向上するはずです。
果たして結果は・・・
CeleronG530と比較すると、最低でも129%にUPしています(;=゚ω゚)=333
それ以上になっているベンチではキャッシュサイズやメモリの転送速度が影響していると思われます。
4.GPU関係のベンチマーク
PentiumがSandyBridge→IvyBridgeになって最も性能向上が期待できるのが、このGPU部分です。
果たして、どの程度速くなっているのでしょうか?
FF11はHIGH、FF14はLOWのみ測定しています。
上記の表を見ると、性能UP率にバラつきが見られます。
FF11のようにCPUやGPUが速くなってももほとんど変化の無いものもありますが、それ以外のベンチでは概ね130~200%程度の大きな性能向上しています(;=゚ω゚)=333
今回行ったベンチの多くが、スタンドアローンのGPUを欲するものが多いので、全然速く見えないかも知れませんが、古めのゲームなら内蔵グラフィックでプレイできるかも知れません。
機会があれば、RADEON HD6450(DDR3版)などのローエンドのGPUと勝負させてみたいですね。
5.エンコード時間比較
MediaEspresso6.5でH.264のファイルのエンコ速度を測定します。
動画のソース。これをSONY PSP形式に変換します。
そして、設定を確認すると・・・・
何と、こいつ、QSV(クイック・シンク・ビデオ)に対応しやがります(;゚∀゚)=3333333
最初はMediaEspresso6.5がPentiumG2120というCPUを誤認識しているのかと思ったのですが、ハードウェアエンコーディングの有無を切り替えると・・・?
QSV無効時
QSV有効時
間違いなくQSVに対応しています!
これまでCoreiシリーズだけの対応だったので、かなり嬉しい誤算ですね(;=゚ω゚)=333
□追記
同時に購入したCorei3-3220の評価をしていたら、QSV使用時のエンコード時間に興味深い結果が出ました。
結論から言いますと、PentiumGのQSVはハーフスピードだと思われます。
詳細はCorei3-3220レビューの「5.エンコード時間比較」をご参照ください。
6.消費電力比較
エコキーパーで消費電力を測定してみました。
但し、今回、予定していたマザーボードでG2120が動作しなかった為、
G2120と比較対象のCeleronG530/555とマザーボードが異なるので参考程度にしてください。
(アイドル時はほぼ同じ消費電力なので、近似値は出ていると思いますが・・・)
少なくとも、この構成だとG530/555とG2120はほぼ同じ消費電力になっています。
G2120はTDP55Wなので、もう少し低くなると思ったのですがマザーボード等の違いが出たのかも知れません。まあ、特に高効率電源を使用している訳でもないのに、重負荷で80Wを切っているので消費電力が大きいというイメージがありません。(省エネモデルに慣れると決して、消費電力が少ないと言える程ではありませんが・・・)
CPU-ZとGPU-Zのスクリーンショットです。
ちなみにGPU Clockは重負荷時に1050MHzまで上がりました。
新生PentiumG2120はなかなか(゚д゚)ウマー でした。
意外とCeleronGシリーズより体感速度は速いですし、
(多分、IvyBridgeのGPUコアとメモリがPC12800対応したおかげ)
サプライズとしてQSVにも対応していて、エンコードが速いです゜・。+(´∀`)+。・゜
価格は7000円台とお手ごろなので
パワーユーザー以外の方がメインPCとして使う用途には最適だと思います。
QSV対応か否かで、CeleronGシリーズにするか悩ましいところですね(^^;
■発売日に同時購入したCPUのレビューはこちらから。
■AMD A4-3300と比較してみました。
果たして、IvyなPentiumG2120 vs APU最下位のA4-3300だとどちらのGPU性能が高いのか!?
■Celeron G1610 (初めてのIvyBridgeコアのCeleron)のレビューを行いました。
■Pentium G2020のレビューを行いました。
■HaswellことCorei7-4770Kのレビューを行いました。
■Haswee初のPentiumG3220のレビューを行いました。
-
購入金額
7,391円
-
購入日
2012年09月02日
-
購入場所
テクノランド
Vossさん
2012/09/05
価格帯がこれでQSV対応・・・・・TDP45W以下モデルが出たら、映像鯖向けに欲しいなあ。
いまi5刺さってるけど、無駄にパワフル過ぎる・・・・
ふっけんさん
2012/09/05
中途半端で魅力の感じ難かった、Pentiumに光が差したという感じがしますねw
QSVで安く組みたいなら、間違いなくコレになります。
ただ、既存のマザーで使う場合はBIOSに要注意ですね(゚ω゚)