自宅用PCのデータ保存用HDDとして使用しています。

子供たちの写真や撮影ビデオ、ハイレゾ音源、映像コレクション等、重要なデータを保存している為、信頼性向上の意味を込めてこのHDD(WD20EFRX)を4台でRAID5にしています。

以前よりデータ保存用にはRAID5を組んでいましたが、以前の500GB✖４の内1個が故障し、RAID5のおかげでデータ損失は無かったものの、HDDはいつか壊れるものという認識を改めて感じた出来事でした。

500GBのHDDを入れ替えても良かったんですが、データ容量が少なかったこととこの機会により信頼性の高いHDDを使ってみたかったこともあり、WD RED ２TB✖４の購入に至りました。

PCミドルケース内に4台収めていて冷却用の90㎜静音ファンを前面から当ててますが、まず驚いたのが発熱の低さ。24時間通電している状態ですが、大体31~33℃程度で収まっています。IntelliPowerで回転数が抑えられている結果かもですが、温度が低い＝長寿命が期待できます。

また、動作音も静かで、回転音はPCシャットダウン時から電源ONした際4台のHDDが一斉に回りだしますので少し音がしますが、運転中はほぼ無音と言っていいです。シーク音はベンチマークテストの４Kランダムアクセス時に一番音が発生しますが、動いてるなとは感じるもののうるさいと感じるほどではない音量です。

4台一斉アクセスでの話なので、シングルでアクセスすれば音はかなり静かかと思います。

回転数が抑えられている分、アクセス速度が遅めになっていると言われていますが、HDDとしては必要十分なスペックかと思います。

2TBのシングルのデータは取ってないのですが、WD RED　3TB（WD30EFRX）のデータがありますので貼っておきます。

WD30EFRX  3TBシングル　ベンチ結果

これが4台でのRAID５だとこうなります。

WD20EFRX　4台RAID5　ベンチ結果

RAIDコントローラが1GBのキャッシュを持っているので、100MiBと500MiBはキャッシュが効いています。1GiB、4GiBのデータが参考になると思います。

ランダムアクセスは少し遅いもののシーケンシャルアクセスはちょっとしたSSD張りの速度になっています。

よくWindows10のバックアップを取りますが、60～70GBくらいのCドライブ（SSD）が2分20秒で、WD RED 2TB✖４ RAID5の方にバックアップできますので、HDDの速度としては十分速いと実感しています。

WD RED 2TB✖４　RAID５のデータ用HDDシステムを組んでから1年半位になりますが、1度も故障やトラブル無く運用できています。

MTBF100万時間からすれば、まだまだ微々たるもんですが、このままノートラブルで長期使用が出来れば良いなと思っています。

とは言っても工業製品である以上、いつか故障するものと考え、普段はオフラインにしているWD RED 3TB(WD30EFRX)の方へ定期的にバックアップは取っています。

今後ともHDDを購入する際はWD REDが選択肢の優先順位1位になるでしょう。