WD REDです。
本HDD、メーカーではNAS向けをうたっており
24時間稼動での信頼性、耐久性および低消費電力が売りとなっています。
おそらくは購入候補としてGREENと悩まれる方が多いと思われます。
ベンチは下記の方なので、面倒であれば読み飛ばしてください。
【スペック】
REDとGREENの順で記載しています(2TBモデル)。
回転数: IntelliPower ←
バッファ: 64MB ←
インターフェース: SATA3(6Gb/s) ←
転送レート(バッファホスト間):6Gb/s ←
転送レート(バッファホスト間):145MB/s 110MB/s
騒音(アイドル): 23dB 24dB
騒音(シーク): 24dB 29dB
消費電力(R/W): 4.4W 5.3W
消費電力(アイドル): 4.1W 3.3W
消費電力(スタンバイ): 0.6W 0.7W
消費電力(スリープ): 0.6W 0.7W
ロードアンロードサイクル(耐久性):600000 300000
速度に関するハードウェアスペックはどちらも同じなのに転送レートはREDが若干上です。
おそらくはファームもしくはNASWareの効果だと考えているのですが
回転数やヘッドの性能が異なる可能性もありますね。
IntelliPowerについては可変と固定で諸説ありますが、個人的には固定だと思っています。
メーカーのサイトを直訳した場合「微調整した」みないな事が書かれていますので。
そういう背景からREDの方が高速回転と考えるのがしっくりくる気がします。
ただ高速回転(想像)なのに騒音は少なめになっていますが、
これは3D Active BalancePlusの影響でしょう。
バランスがよければ余計な振動が減るため騒音が減るのはもちろんのこと、
耐久性やモーターの消費電力低減にも貢献します。
またメーカサイトでは24時間駆動を強調している気があります。
実際に24時間365日稼動しっぱなしを想定した設計がなされていると思いますので。
運用環境によっては変にスリープさせるよりもアイドルで運用させた方が優しいと思います。
あくまで想像なので話半分で見ていただければ幸いで、実際試すなら自己責任よいうことで・・・
例えば非アクセス時間が1時間未満の頻度が多いようであればスリープ設定なしが良いかと。
理由は、耐久性指標の一つにロードアンロードサイクルが用いられていること。
これはヘッドの退避回数が多くなればなる程カウントが増えていきますので、
劣化させる一つの大きな要因になること。
もう一つはモーターはスピンアップ時が一番電力を消費し負荷も高いということ。
ただしモーター内の機構は回転時間が短いほど消耗は少ないので諸刃の剣です。
そういえば最近は「流体軸受け」というキーワードを聞かなくなりましたね。
【ベンチ】
容量2Tをパーティションを区切って500GBと1500GBに分けました。
外周になり、かつデータなしの500GBの方で計測しています。
騒音について、下記との体感比較です。
ケースファンは無名で静音仕様ではないですが、回転数は低めで気になる音ではありません。
<ST3500320AS>
アクセス時はそれなりにカリカリ音が聞こえます。
ケースファンを超える音が発生します。
<WD20EFRX>
ケースファンの音の方が大きいためだと思いますがアクセス時は音は全く聞こえません。
ただし、スピンアップ時はほのかにウィーンカリカリと初動時のみ音が聞こえます。
【総評】
非常に満足しています。
TVチューナーで6時間連続で録画しましたが、目に見えるコマ落ちは発生していませんでした。
また非常に静かで発熱も結構低めです。
HDDはまだ買い足す予定ですが十中八九これにする予定です。
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購入金額
8,600円
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購入日
2012年12月頃
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購入場所

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