ニチコンのオーディオ用電解コンデンサの最上位グレード MUSE KZ の 220μF 耐圧25V品です。
ニチコンの資料にありますが、アルミ電解コンデンサは
陽極用アルミ箔(これの表面の酸化被膜が誘導体になる)
電解紙
陰極用アルミ箔
電解紙
のサンドイッチを巻き取ったものをアルミケースに収め、電解液を満たしたものです。
http://www.nichicon.co.jp/lib/aluminum.pdf
耐圧は陽極表面の酸化アルミニウムの誘導体層の厚さにしたがって大きくなります。
コンデンサの容量は、電極間の距離に反比例し、面積に比例しますので、
耐圧が大きくするために誘導体層を厚くすると、容量は減少する分、面積を増やして補うために、巻き数が増えて大型化することになります。
実際に、220μF 25Vと 100μF 50V では同じ外形になってます。
それとは別に用途が似ていてもグレードが違う同一耐圧・同一容量品だとしてもサイズが異なります。
下の画像は、一つ下のグレードである、FineGold 220μF 25Vが左、右がMUSE KZです。
比較するとサイズ、リード線の太さが違いが分かると思います。
リード線は断面積が太い方が抵抗成分が少なくなりますが、アルミ箔、電解液を含め、内部構造が相当違うと思われます。
カップリングコンデンサとしてこれを使用した場合ですが、聴感上 FineGoldよりMUSE KZの方が音の解像度(細かい音がどれだけ聞こえるか?)と低音成分の豊かさで有意な差を感じます。
なお、オーディオ用ではなく、PCの電源回路に使われる超低ESRの電解コンデンサはさらに構造が違います。
左は 日ケミの KZH 1000μF,16V (耐熱温度 105℃)です。作り方が全然違うため1000μFでもこのサイズです。
-
購入金額
180円
-
購入日
2013年06月16日
-
購入場所
hatahataさん
2013/06/18
最近100均スピーカーや100均アンプの組み直しとか改造に手を出し始めて、いろいろ調べるのですが、文系なのでサッパリわからず。(笑)回路図の記号から調べ直してます。
はにゃさん
2013/06/18
極端に改造すると発振したりしますけど、
同一の耐圧・容量で銘柄を楽しむというのもいいと思います。
出力側のカップリングコンデンサの容量を変えると、周波数特性が変わりますから
実践しながら、あとで理論を追いかけるのもありじゃないでしょうか。
hatahataさん
2013/06/19
ちんぷんかんぷんですっ!(笑)
でも用語から調べます。がんばります。
CR-Xさん
2013/06/30
ただ人によっては低域の事なんでしょうがKZの音が乗ってると言う意見もありますね。
オラソニックは完成時の筐体が大きくてもかまわないなら、裏にも実装すればコンデンサ交換は問題なかったのかな>買って遊べばよかったかなw
はにゃさん
2013/06/30
改造たのしめてます?
はにゃさん
2013/06/30
KZの低音はちょっとブースト気味とは思いますが、8cmフルレンジとかで使うにはちょうどいいです。
でヘッドフォン出力側のカップリングはKZ化しましたが、
入力側のカップリングは狭かったのでFGにしてます。
あとラインアウトもKZにしたいんですが、
22μ 2本と47μ 2本と狭い間隔で縦に並んでるので、両面配置しないと厳しいです。