キヤノンの撒き餌レンズと言えば、EF50mm F1.8 II

の名を挙げる人は多いだろう。

実売9,000円程度とお小遣いで買える価格ながら、レンズからマウントまでオールプラというチープな作りと、ジコジコと大きなAFモーターの音で、高級感は無く、見た目は価格相応。

ところが、その写りはとても1万円を切るレンズとは思えないもので、人気の単焦点レンズだ。

そのキヤノンの新たな撒き餌レンズとも言える存在が、EF40mm F2.8 STM だ。

実売価格は16,000円程度ながら、不定期で実施されるキヤノンのキャッシュバックキャンペーンの存在が大きい。

現在も ザ・ゴールドラッシュキャンペーン を実施中で、対象のカメラやレンズを購入すると、5,000円から10,000円のキャッシュバックがある。

そして、このEF40mm F2.8 STMも、5,000円キャッシュバックの対象商品だ。

実売価格からすると実質約11,000円と、わずかに10,000円を超えるものの、この価格なら充分に撒き餌と言えるだろう。

そして何より、このEF40mm F2.8 STMは、キヤノン初のパンケーキレンズだ。

しかも、EFレンズなので、APS-Cだけでなく、フルサイズに対応する。

所有するのはKISS X5なのであまり関係ないんだけどね（＾＾；

なにはともあれ、このレンズは、発売時から気になっていたものだ・・・

同一コンセプトのレンズとしては、フォクトレンダーの ULTRON 40mm F2.0 SLII Asphelical があるが、こちらは、金属ボディでレトロチックなマニュアルレンズ。

昨年購入したデジタルカメラマガジンで比較していたが、

僅差で EF40mm F2.8 STM に軍配が上がったほど、レンズ性能の評判も良い。

最近では、デジカメWatch でもレビューされている。

と、前置きが長くなったが、もともと気になっていたレンズなので、キャッシュバックに釣られてポチってみた。

全長は22.8mmで、とても短い。

キャッシュバックキャンペーン用の応募用紙も同梱されていた。

50mm F1.8 IIもコンパクトなレンズだが、並べると50mm F1.8 IIが大きく見える。

左：EF50mm F1.8 II　右：EF40mm F2.8 STM

マウントも金属だ！

定価は、EF50mm F1.8 II の12,000円に対して、EF40mm F2.8 STM が23,000円と、ほぼ倍の価格になっているだけあって、チープ感は少ない。

EOS KISS X5 につけると・・・

50mm F1.8 II と同じフィルター径52mmだったので、所有していたフードを付けてみたが、意外に合うようにも見える。

ただ、コンパクトなパンケーキにはコンパクトなインナーフードが良いので、探してみようと思う。

先ほど、犬の散歩の際に持ち出してみた。

APS-CのKISS X5につけると、35mm換算で64mmの焦点距離となる。

左：EF40mm F2.8 STM　右：EF50mm F1.8 II

80mm(50mmの35mm換算焦点距離)あると、普段使いにはちょっと使いにくさもあるが、64mmならまだ良いかも・・・

左：EF40mm F2.8 STM　右：EF50mm F1.8 II

ボケの大きさも50mmF1.8には敵わないが、なかなか良さそうな写りをしている。

あいにくの天候だが、撮ったものを見ると、周辺減光や色収差も気にはならない。

天気の良い日に使うのが楽しみなレンズだ。

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追記

通勤時に、鶴舞公園で試し撮りしてみたが、期待以上の写りだ。

帰りに買った純正フードも、思っていた以上に良かった。