もっとも、無音PC用のケースとなるとほぼ選択肢が無いため、Mini-ITXベースのケースだとこれか、NT-TX2000BKくらいしか無いんですよね。
デザインとしてはHDPLEXのH3.SODDの方が好みなのですが、国内でケースのみ販売しているところが見当たらず。
ただし、NT-TX3000BKは
・CPUブロックとヒートパイプの接合部に高さがあるため他のパーツと干渉しにくい
・CPUソケットの位置に柔軟に対応できる
・使おうと思えば純正以外のACアダプタも使える
・ACアダプタの出力が100W
・ヒートシンクが大型かつ左右両方でCPUの放熱可能
という点で、NT-TX3000BKの方が汎用性はありそうです。
HDPLEX
http://www.hd-plex.com/
でも、デザインで選ぶならH3.SODDですねぇ…これ、国内代理店決まらないかなー
ケース背面にはバックパネル用の穴のほか、USB2.0端子が固定されています。
ネジ位置が同じと思われるAinexのRS-003を使えば、USB3.0対応に交換出来そうです。
Ainex RS-003
http://www.ainex.jp/products/rs-003.htm
付属品一式…って、CPUブロックにヒートパイプを固定するパーツが写ってませんね。
ダウジング出来そうな長めのヒートパイプが特徴的です。
CPUブロックはダイレクトタッチ方式を採用。
ヒートパイプを埋め込んだあとに平滑が出るように削られており、工作精度は比較的高いと思われます。
CPUブロック自体にそこそこ高さがあるため、マザーボード上のパーツとの干渉は少なそうです。
グリスを塗って、ヒートパイプを固定します。
こちらの側も綺麗に処理がされていて、ヒートパイプの周囲に無駄な隙間などはありませんでした。
致命的だったのが、ねじ穴の位置ズレ。
このためにCPUブロックにヘッドブロックを固定することが出来ませんでした。
幸い、ルーターがあったのでドリルビットを装着、1mm弱ほど削り取って位置を調整することができましたが、工作機械を持っていない方も多いと思いますので、ここは改善してほしいところ。
こんな感じでヒートパイプを固定します。
ヒートパイプが2本しかないので心許ない気もしますが、実際にはCPU温度は最大負荷でも60℃くらいですし、問題ありませんでした。
HDD/SSDを固定するための突起。
ねじ穴をここに合わせてSSDを装着し、上側をネジでレールに固定します。
この方法でも、ガタつくこともなくしっかり固定できました。
組み上がった状態。
スイッチ類のケーブルがそのままむき出しだったので、見た目が悪いためメッシュホースを使ってまとめています。
ケーブルを束ねるだけでも、ずいぶんと中身がスッキリします。
-
購入金額
20,000円
-
購入日
2012年05月頃
-
購入場所
garpさん
2012/05/27
微妙な品質のブレがこの製品の致命的なところですねぇ。
企画、設計までは、最高ですし、実際に性能は文句ないので、
ほんと、あとちょっとの所が残念ですね。
H3.SODDは、組み込み済みでオリオスペックさんの所で
販売してますが、案外相談すれば、単品で売ってくれないかなと
おもってみたり・・・。
ちょもさん
2012/05/27
微妙に手作業っぽさが残っているというか、寸法がずれているんですよね、このケース。
天板も微妙にはまりづらくて、コツがいります。
この発送にabeeとかの精度が加われば完璧なのに。
H3.SODDですが、オリオスペックでBTOケースとして使ってますね。
デザインの良さがめっちゃ気になってます。
Core i7-3770Tを使えばファンレスPCも簡単に作れますので、ファンレス対応のケースのラインナップが増えると良いですね。