G400の後継といっても強化されたのは主にマルチディスプレイ環境の強化で、むしろメモリバスが低下しているという、後々のParhelia512に対するParheliaLXのような状態だったらしい。
該当する型番が見当たらなかったので、組み込み向けだろうか。少なくとも日本語リテール版ではない。
一方長年「レガシー製品」ではなく「現行製品」としてドライバが供給されてきただけあって、2000年発売のグラボでありながらフルHD解像度出力等が行える。またVistaまでの対応が謳われている点もParheliaと同じなので、推定だがWindows7でも動作させられるのではないだろうか。
ただ動くということと実用品になるということが別なのは当たり前のこと。最早12年前のVRAM 32MB、D-Sub出力のみのAGPカードだ。一部業務用を除けば最早コレクターズアイテムという枠に片足どころか両足突っ込んでそうな製品かもしれない。
ファンレスのヒートシンクはいまどきのチップセット用と比べても小さい頼りなさ。G400よりも小さくなっている。当然動作中はかなり熱くなるのだが、その耐久性・安定性は未だに組み込み向けで使われていたり、動作中古品が流れている事実が証明しているだろう。
モノ自体は4~5年前くらいにジャンク箱から発掘(そのわりに強気な500円)だったモノ。当時既にParhelia512を使っていたのだからあえてこれを使う意味が無い、まさにコレクション用だ。
とはいえメインのParhelia+Pentium4+865マシンをバラしてCore2Duo+Parheliaに組み替えた後は、ちょうどいいAGPボードが無かったのもあり暫くサブPCとしてPentium4に装着されていた。
しかしDirectX系のゲームは一部の古いソフトを除いて起動すらしない。まさに2D表示専用。
せっかくPentium4からParheliaを受け継いだのに肝心のParheliaが故障してやることがなくなった変態マザーでベンチをとってみると…
うわぁ。
変に本体側の性能が高いせいでスコアの低さが際立ってしまうな…
まあ、AGPボードで遊ぶにはちょうどいいマザーになったか。
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購入金額
500円
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購入日
2008年頃
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購入場所
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