複数台のデバイスのマウスとキーボードをメインになるPCのマウスとキーボードで操作を行えるようにするものです。
対応するデバイスは
◎メイン(ホスト)PC
・Windows PC
WIndows 7(64/32)、Vista(64/32)、XP
・Apple Mac PC
MacOS 10.5以降
◎リモート(レシーバー)デバイス
・Windows PC
WIndows 7(64/32)、Vista(64/32)、XP
・Apple Mac PC
MacOS 10.5以降
・iPad(別途 Apple社製 Camera connection Kitが必要)
iOS 5以降
・PS3
となっております。
別売りのレシーバー(小さい方)を接続できる台数に制限はないそうですが、10台以下で使用するよう注意書きがされています。
また、メインPCに接続したホストコネクター(大きい方)とペアリングすることにより接続台数を増やしていけるのですが、ペアリングの設定は Windowsパソコンでしか行えないので注意が必要です。
メインPC側には制御ソフトウェアをインストールするのですが、リモート側はレシーバーを挿すだけでドライバなどは全く必要ありません。
ということで、試しに Android Tabletにレシーバーを接続してみたところ普通にマウスとキーボードの操作が出来ました。
ただし、後述しますがキーアサインが違うのでキーボードで使えないキーなどもあるので正式対応は難しいのでしょうね。
【操作環境】
実際に試してみた環境ですが、メインPCはこちらの WIndows 7(32bit)とし
レシーバー側も Windows 7(32bit)で接続してみました。
そして、2台とも MITSUBISHI RDT231WMと
SAMSUNG SyncMaster193Tに接続し、デュアルディスプレイ環境をディスプレイのスイッチで切り替えながら同じ場所に設置し使っています。
もっともレシーバー側のサブPCは現在ほとんど使っておらず、ゆくゆくは未だ別部屋に設置しリモートでしか使えていないネコカメPCを
事務所に設置して使用する予定です。
前置きが長くなりましたが、本製品を使うに当たりメインとなるPCで、(1)レシーバーの設定(ペアリング)を行い、(2)メインのPCに WKMソフトウェアのインストールが必要になります。
【設定】
(1)レシーバーの設定
まず、ペアリングですがメインPCにホストコネクタを挿します。
すると、500KB程の容量のドライブが追加されるので、その中から「WKMParingTool」をダブルクリックして起動します。
[次へ]をクリックします。
レシーバーをメインPCの空いている USBポートに挿入し、[ペアリング]ボタンをクリックします。
<<< ペアリング中 >>>
次の表示になったら[終了]ボタンをクリックし、ペアリングの完了です。
最初の画面に戻りますので、レシーバーを抜いて[終了]ボタンをクリックします。
(2)WKMソフトウェアのインストール
続いて、メインPCに制御ソフトウェアをインストールするので、先ほどのフォルダより「WKM」をダブルクリックしてインストーラーを起動します。
いきなり画面にソフトウェアキーボードのみが表示されるので、右上の「終わる」をクリックして、元の画面に戻ります。
インストールはこれで終了しており、タスクバーにアイコンが追加されます。
こちらが追加されていれば、正常にインストールされています。
この状態で利用したいデバイスにレシーバーを挿せばもう使えます(^^
メインPCからレシーバーに制御を切り替えるには、メインディスプレイの右端にカーソルを持っていくと先ほどのソフトウェアキーボードのみの表示に切り替わり、リモート側の制御が行なえます。
私の場合メインPCには更にUSB接続のディスプレイをメインディスプレイの右側に設置しているのですが、通過するだけでは切り替わらずコンマ何秒かメインディスプレイの端に留まることにより制御が移るようです。
デュアルディスプレイにしている場合は、左右同じ解像度で左側をメインにしている方が多いと思うので、この仕様だとうまく境目にカーソルを持っていき、制御が移る場所を探らなくてはならないので、制御ソフトウェアを起動する方法をいくつか用意して欲しかったですね。
【操作画面説明】
『レシーバー』
そして複数台を切り替える方法ですが、レシーバーを複数ペアリングした場合にソフトウェアキーボードの右上に「レシーバー」というボタンが表示されるようになり、その中から制御したいレシーバー名を選択するようになります。
続けてソフトウェアキーボード(操作画面)の説明を行います。
『CAD』
同じく右上に「CAD」ボタンというのがあるのですが、これは[Ctrl] + [Alt] + [Del]のショートカットになります。
リモート側で[Ctrl] + [Alt] + [Del]を使用したい時にクリックします。
ただし、この画面が出ている間はキーボードの制御はリモート側に移っているので、実際のキーボードで[Ctrl] + [Alt] + [Del]を押下しても、同じ動作になります。
なんか、無駄なキーです(^^;
『スタイル』
その隣の「スタイル」ボタンはキーボードの種類を選択します。
「スタイル」ボタンをクリックするとキーボード種類として
・Microsoft Windows
・Apple Mac
・Apple iPad
の3種類のトグルボタンが表示されます。
リモート側のキーボードに応じたものを選択することにより、リモート側で正常に操作することがきます。
ただし、私は iPadも Macも持っていないので動作は確認できません。
そして、最初に記述したように Androidの場合上記 3種類に正確に対応していないためうまく動かない可能性があります。
もっとも、私が使った範囲では問題なく使えておりますが。
『終わる』
そして、更に右にある「終わる」ボタンをクリックすることにより元の画面に戻り、制御がメインPCに戻ります。
【WKMソフトウェアの設定】(制御ソフトウェアの設定)
タスクバーに表示されているアイコンをマウスの右クリックをすることでメニューが表示されます。
『自動起動する』
こちらをチェックすることにより、PCを起動した時に自動で起動されるようになります。
デフォルトでは自動起動されるようになっています。
『エッジトリガ(動作する)』
マウスカーソルが画面右端に来た時に制御ソフトウェアが起動するようにします。
デフォルトで起動するようになっており、クリックする度に「動作する/動作しない」と切り替わります。
制御ソフトウェアはこの方法でしか起動できないようなので、ここで他の操作で起動する方法を選ぶようなメニューだと良かったのですが。
『閉じる』
制御ソフトウェアを終了します。
【まとめ】
以上で、設定・操作の一通りの説明になりますが、とにかく一度ペアリングさえしてしまえば、リモート側のデバイスにレシーバーを挿すだけでマウス/キーボードの操作がメインPCより制御できるようになるのは大変面白く、便利です。
使用周波数帯が 2.4GHzなので、他の無線LANや電子レンジなどの干渉の恐れなどもあり、想定される干渉距離が公称 20mとなっており使用する環境が限られますが、私の様に同じ部屋内のデバイスを一組のマウスとキーボードで操作を行いたい場合にはとても魅力的なものではないでしょうか(^^
途中でも書きましたが、制御ソフトウェアを起動する方法を指定できないのが大変残念です。
しかし遅延なく操作ができ、一組のマウスとキーボードで複数のデバイスを操作できる環境は何事にも代えがたいです。
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購入金額
2,980円
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購入日
2012年05月11日
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購入場所
EC-JOY
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