入手後、我が家のリビングPCとして5年間もの長期にわたり大活躍してくれました。
入手した段階で、キーボード・マウスなし、ディスプレイなしと、本体以外に付属品なしの状態で手元に届きました。
OSを再インストールしたもののドライバーを揃えるのに苦労しました。特にサウンドについては、そのままインストール出来る状態のものが入手できず、infを編集することでどうにか出力できる状態にすることができました。
その後、拡張性の無さに泣かされつつ、グラフィックボードを追加し、テレビキャプチャボードを追加し、見事にリビングPCとして地位を確立しました。
主な用途はハードディスクDVDレコーダー的ポジションです。
NEC製SmartVisionで録画再生、MovieWriterでDVD出力、WinDVDでDVD再生していましたが、どれも使用感の良いソフトでした。
運用を始めた時は有線の小型キーボード・マウスを使用していましたが、後にワイヤレスキーボードにすることで更に快適になりました。
不満としては、前述の拡張性の無さと、ディスクドライブに蓋があることです。
拡張性がないとは言え、PCI×2とUSBの他にPCMCIAも搭載されています。一時無線LANカードを装着していましたが、蓋が閉まらず不格好なため実運用には至りませんでした。
問題はドライブの蓋、他のPCでも蓋がある物が存在しますが、このバネで戻る蓋はドライブトレイが出てくるときの負荷になり、トレイが出てこなくなる原因になります。
実際に5年のうちに2台が発症し、蓋のバネを外すことにしました。
使用していた29型ブラウン管テレビの横に配置すると、寸法を図ったかのようにテレビボードサイズにキッチリと納まり、稼働し続けました。
常時電源を入れたままにした翌月、電気代が跳ね上がったこともあり、休止状態を利用するようになりましたが、SmartVisionが休止状態からの自動起動に対応してくれていたが幸いでした。
当時住んでいた賃貸アパートではリビングに寝室が隣接していたため、とてもホコリっぽく、ブラウン管テレビの静電気もあり、CPUファンがゴミで塞がるという症状に何度も出くわしました。
録画データをDVDに保存するためにエンコードしていると突然リブートが発生します。症状が出て初めてケースを開けた時には目を覆いました。
掃除機でゴミを吸い出すと正常に動作するようにはなりましたが、CPUファンが一部溶けるほど高熱になっていたことに驚き、それでもCPUが燃えなかったことに感心させられました。
後にCPUファンの羽が熱と経年劣化で何枚か破損したこともお伝えしておきます。
現在は、現役を離れ、書斎の片隅で眠っています。
現役を離れるきっかけになったのはHDDの故障、ある日突然断末魔の声を上げて、OSが起動しなくなり、データのサルベージすらできなくなりました。
本品はIDE接続のHDDのため、故障当時でも割高感が拭えず、引退宣言することにしました。
5年間もリビング(キッチン隣接)で活躍したPCは、油まみれのほこりまみれ、過酷な稼働状況を物語る姿で今に至っています。ただ、それに加えて愛着もまとっています。
スペック的にはまだ何かに使えそうな気がしてならないため、廃棄はしていませんが、どうにか活躍の場を見つけてあげたい気がしてなりません。
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購入金額
0円
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購入日
2004年頃
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購入場所
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