レビューメディア「ジグソー」

サクラ咲いた、ニッパー

 

いまは少し落ち着いていますが、ガンプラや 30MM のプラモ作りに異様にハマった時期がありまして、その時期に購入したニッパー。このニッパーに関して、すごくもやもやしている。
約1年前に購入した、このニッパーについてやっぱり書いてみる。

 

商品説明には片刃・薄刃と書いてありますが、どちらでもない。
明らかに騙すための表記 ── と考えたけど、ひょっとして日本語の翻訳が不自由な企業なのか、何かの間違いで表記ミスしているだけではないのか、と思い始めた。

と、善意で思ったけど「絶対に」そんなことない。

レビューの星を満点にしてくれたら千円払います、という紙切れが同封されてたから。
評価が高い仕組みを知ってから、レビュー書いたヤツのコメント見ると、いろいろ思うところあるぞ……。千円もらったやつを特定できるしまうけど大丈夫なのだろうか?
そして、千円もらったら実質千円引きなんだけど、結局製品の本当の価格が千円高く設定だけとしか思えない。

 

販売している Jiobbo ブランドは、中国・深センに拠点を置く「Shenzhen Jinhuolu Technology Co., Ltd.」が所有する商標です。この会社は、家庭用やキッチン用品、ペット関連グッズ、USBケーブルやスマートフォンケースなどの電子アクセサリーといった幅広い製品を手掛けているとされています。商標は2020年に登録され、主に家庭用品や電子機器の分野で使用されています。

 

 

 

箱。最初から潰れてた。日本語。

 

 

 

中身は単パッケージ。中国語オンリー。

 

 

 

背面に説明(中国語)。

 張り付いてる紙は、例のレビューをよく書いてくれたら千円あげます、という内容。
この紙を写真に撮って SNS に公開するとアレだよ、的なことも書いてあった。

 

 

 

ニッパー本体。
めちゃくちゃ汚い。

 

一応、刃はあるので、プラモのランナーは切れる。
切れ味も、まぁ普通レベルである。

ただし、片刃でも薄刃でもなく、標準的な格安工具といったかんじ。

 

品質はともかく普通に使えるためそのまま使用したが、テーブルに油が垂れていたので、どこからと思ったら、このニッパーだった。ちょっとじゃなく、けっこうな量の油が出てきます。だから先端の刃部分がすでに垂れた油で汚れていたんですね。

 

 

偽の口コミを使って評価を不当に操作しようとする行為には強い不信感を抱いています。

消費者を欺いて信頼を裏切る行為は、どんな理由があれ許されるべきではありません。

作っている人たち、製品に罪は無いとは思いますが、正直で誠実な企業が評価されるべきだと思います。

更新: 2024/11/25
デザイン性と機能美

無評価

空想ですが、良いニッパーの外観というのは、精密で無駄のないデザインが特徴だと思います。
刃先は鋭く、切断部分が滑らかで直線的なのが良い。ハンドルは握りやすい形状で、滑りにくい素材(ラバーやエラストマー)で覆われ、手にフィットするのが良い。全体的にコンパクトでバランスが良く、強度を感じさせる作りなら、なお良い。

空想ですが、耐久性のある素材で仕上げられており、機能美を兼ね備えたデザインが良いなと思います。

 

悪いニッパーの設計思想は、コスト削減や簡便さを優先し、品質や耐久性を犠牲にすることが多いです。刃の精度が低く、切れ味や強度が不足しており、ユーザーの使い勝手や長期使用を考慮していません。不適切な素材選定があるかもしれません。
こういうニッパーは、ergonomics(人間工学)を無視したデザインであり、作業効率や安全性を損なう原因となります。

更新: 2024/11/25
メンテナンス性

無評価

メンテナンス性の悪いニッパーというのは、刃の研ぎにくさや部品の分解不可、錆びやすい素材を使用しているものだと思います。ハンドル部分が劣化しやすく、手入れが難しい設計である場合もあります。さらに、摩耗や劣化が早く、耐久性が低いため、長期間の使用後に切れ味が悪くなりやすいです。

そんなニッパーじゃないければ良いですね。

更新: 2024/11/25
コストパフォーマンス

無評価

コスパの悪いニッパーは、価格に見合わない品質で、すぐに刃が鈍くなったり、耐久性が低いことが特徴です。素材が安価で、切れ味や強度が不足しており、頻繁に買い替えが必要になるため、長期的にはコストが高くつきます。さらに、使用感が悪く、作業効率が低下することがあります。

そんなニッパーじゃなければ良いですね。

更新: 2024/11/25

理想的なニッパーについて考える

良いニッパーは、作業を効率よく、精度高く作業が行えるものと定義します。

1. 切れ味と精度

  • 鋭い刃先:ニッパーの刃は非常に鋭く、薄い刃で細かい部品や硬い素材でも切れることが求められます。良いニッパーは一回でスムーズに切れるような切れ味が必要です。
  • 精密なカット:特に電子機器や模型のように、微細な部品を扱う場合、刃先が非常に精密でなければなりません。これにより、カット面がきれいで余分な力がかかりません。
    片刃が切断跡が目立たずに良いですね。

2. 強度と耐久性

  • 丈夫な素材:刃やハンドル部分は耐久性のある材料(ステンレス鋼や特殊鋼など)で作られていることが重要です。高品質な素材を使っているニッパーは長時間の使用に耐え、切れ味が長持ちします。
  • 用途に適した素材:使用する素材や対象によって、ニッパーの強度も変わります。非常に硬いワイヤーや素材を切るためには、それに対応した強度が必要です。

3. エルゴノミクス(使いやすさ)

  • 握りやすいハンドル:長時間使用しても手が疲れにくく、滑りにくく、手にフィットする形状のハンドルが理想的です。エラストマーやラバー素材など、グリップ力が高く、握りやすい素材を使用することが一般的です。
  • 適切なサイズと重量:手に負担をかけないよう、適切なサイズとバランスを持つことが大切です。軽量であると持ちやすいですが、しっかりした作りが求められます。

4. 操作性

  • 切断力が均等:ニッパーを使う際、力を均等に分散できる構造が重要です。これにより、切る際に不均衡な力がかからず、精密に作業ができます。
  • 短いストローク:一度の操作で効率よく切れるよう、ストロークの短さや力の伝達が重要です。これにより、長時間使っても疲れにくいです。

5. 安全性

  • 安全設計:切断中に刃が飛び散らないように設計されていること、また、指が刃に接触しないような安全対策が施されていることが望ましいです。特に電気作業で使用する場合は、絶縁機能があるとさらに良いです。

6. 多用途性

  • 様々な用途に対応:ニッパーは電線を切るだけでなく、模型作りや細かい部品の処理にも使用されるため、複数の用途に対応できる汎用性を持つことも重要です。特殊な用途に特化したニッパーもありますが、一般的には多用途に対応できることが望ましいです。

7. メンテナンス性

  • 簡単なメンテナンス:ニッパーが錆びないようにするための手入れが簡単で、刃先を研ぐことができる設計も重要です。メンテナンスを容易にするための構造や材質選定も考慮されています。

これらの要素を総合的に考慮したものが「良いニッパー」と考えます。
品質、使用感、安全性、そして長期間の耐久性を重視したデザインが、プロフェッショナルや日常使いにおいても評価されるんじゃないかな、と思います。

そして、スペックに嘘をつかない、これが大事。 

  • 購入金額

    2,399円

  • 購入日

    2024年01月21日

  • 購入場所

    Amazon

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