BattleField3のレビュー時はコイツを2枚使ったクロスファイア構成で登場。クロスファイアについては長くなってしまったので別途2枚目の登録で書きました。
あちらはほとんどクロスファイア動作までの顛末ですが、こちらはカード本体のレビューです。
とにかくこのカードの特徴は出力コネクタ。最近はオンボードでさえDVI-I(デジアナ兼用のコネクタ)で済ませてしまうこのご時勢、わざわざD-Sub15pinを専用装備したプチ変態カード。
まあオフィス向けBTOや、D-Subモニタがまだ主流の国から見ればむしろ納得できる仕様ではあるのだが、じゃあそれらの用途でHD5770程の性能が必要なのかは正直わからない。
ちなみに型番を勘違いしていた「AX5770 1GBD5-PPG」は一般的なコネクタ構成。
DVI-IにD-Sub、そしてHDMIが1列に並ぶ姿を背面から見ると、とてもじゃないがHD5770が刺さっているように見えない。クーラー自体は2スロットなのだがブラケットが1スロット用なのもあり、(あくまで外側から見たら)ロープロファイル用のローエンドカードじゃねえかと思ってしまう。
デジタルデュアルモニタ環境を構築するにはHDMI側に変換をかましたりする必要があるが、むしろ我が家の場合古いD-Subモニタが何台も生き残っていたり、DVIとD-Subの2系統を持つモニタのDVI側だけ使っていてサブPCにはD-Subを回す事がおおいので、変換コネクタ無しでさっと繋げるのはわりと重宝している。
発熱も性能を考えればさほど大きくないようで、アイドル時なら800rpmで回る12cmケースファンのがウルサイくらいだ。もちろん高負荷が続いた場合はしっかりと音をだして冷却してくれるが。
まあ同社からファンレス仕様のHD5750が出てるくらいだからこの程度のファンで十分と言う事だろう。外排気ではないのでケース自体のエアフローは一応気をつけよう。
後はほぼ「HD5770」の話になってしまう。我が家最強といいつつ、基本低TDP志向な家なので世間的に見れば極端にいい性能ではない。ただ一つ下位となるHD5750と比べれば確実に性能は向上しており、補助電源コネクタも1つと扱いやすい。
HD5750/70(と、小改良版となるHD6750/70)は登場から期間がたっているにも関わらず、そのワットパフォーマンスとコストパフォーマンスは一線級…というか本来6750/70へのリネーム予定は無く7XXX登場まで5750/70の名前で売るつもりだったとかいう話もどこかで見た気がする。
以前のグラフ流用なのでわかりにくいが「レビュー用PC」がHD5750+にクアッドコアの5 2500T、「比較用PC」がこのHD5770にデュアルコアのi5 655K定格。HD5750側のがCPU性能的には後継上位になるのだが、GPU負荷が多くなる「High」モードではCPUの性能差を補って逆転している。
組み換えミスでPCIexpressレーンがx8状態になっているが、BF3も十分遊べる。但し解像度や画質は適宜調整する必要があるだろう。
7年前のCPUにこのHD5770を搭載した時のBF。CPUがショボくてもムリヤリ振り回してこの記録。
TERA等の3Dネットゲームはもちろん、BattleField3でも設定や解像度次第ではコレ1つで十分プレイ可能。アイドル時の音も静かで、高負荷時消費電力も極端に多いわけではない。
補助電源コネクタ1つで済む手軽さと18cm程度のカード長(実際は補助コネクタ分プラス)も相まって、ある程度の3D性能を持ちながらなかなか扱いやすいカードと言えるだろう。
シングルカード構成なら(他のパーツ次第で一概にはいえないが)400Wクラスの電源でも動作はできるようだ。
さて、型番を間違えていた訳だからまともな入手方法ではなく、本来はどこぞのBTOパソコンに1枚づつ装着されていたもの。
パソコンの持ち主変更で、2台はVGAが不要になったので抜き取りしたのだ。引渡し時に他もろもろとまとめて計算しちゃったので1個当たりの価格は超アバウトなので0円登録だ!
恐らく私の事だろうから当分これ以上の性能…ましてやこれのクロスファイア構成を超えるような性能のグラボは買わないと思われるので、暫くは我が家最強として君臨してくれるハズ。
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購入金額
0円
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購入日
2011年03月頃
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購入場所
わんこさん
2012/01/29
だとしたら自分も登録しなおしたほうがいいんかな
下小川さん
2012/01/29
よくよく考えたらD-Sub持ちのモデルなんて今時普通に売りませんよね…