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購入金額
19,000円
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購入日
2012年02月26日
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購入場所
コメント (1)
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ななこっち★さん
2012/05/25
偶然、ニュースサイトを訪問した所、「昔のいCPUと比べて今のCPUはどれくらい速くなった?」という記事がありまして
その中にある、FX-8150とPhenom II X6 1100T の単純比較では
FX-8150が5.79/0.96、Phenom II X6 1100Tが5.42/1.02と掲載されています。
Intel CPUとの簡単ながら具体的な数字での比較もありますので、参考になれば・・・
■ご注意
この記事では、実際にオーバークロックを行なった前提での記述で書かれています。
オーバークロックは、確かにAMDも奨励しているものの、自己責任となります。
また、今回はリテールファンで行なわれているものの、この行為でパーツが破損
しても補償対象外になります。
前前からほしかったものの、なかなか手にすることができませんでした。
それですので、今頃というレビューにはなってしまいますが・・・・
■オーバークロックについて
OCのしやすがが売りというぐらい、リテールクーラーでも、意外とOCをできる模様です。
MBやメモリの組み合わせも大事な部分かもしれません。
以下、現在使用しているスペックです。
CPU AMD FX-8150 AM3+ 3.6G/3.9G/4.2G (8core L2 2M×2 L3 8M 230×18=4140MHz~230×19.5=4500MHz)
メモリ 16Gbytes DDR3-2000 4G×4 Dualchannel (Corsair CMX8GX3M2A2000C9 現在DDR3-1840動作)
•MB ASUS SABERTOOTH 990FX
•OS Windows XP & Windows 7 x64 Edition
•RAID LSI Logic MegaRAID SAS 8308ELP
•HDD 富士通 MAX3073RC×2 ストライプ(16k)15000rpm SAS+ WD3000HLFS×2 ストライプ(64k) 10000rpm SATA + Seagate SATA2 320G × 2
•VGA AMD Radeon HD 6850 GDDR5 1024M(Core 820MHz Mem 4.4GHz)
•Sound オンボード (24bit)
•LAN Intel intel Gigabit CT Desktop Adapter EXPI9301CT
■リテールファン利用の自動OC時のパフォーマンスは比較的良いほう
マザーボードの自動チューニングによるOCのみ(4.1GHz~4.5GHz)においては
比較的パフォーマンスの向上が見られます。
Intelの現在発売されていない後継CPUには余裕で負けてしまうものの、
既存の互換性から考慮するとまずまずのものではないかと考えられます。
なお、ここで記載されている結果は、動画収録された結果とは異なります。
FX-8150 OC (4.1GHz~4.5GHz)
(以下、矢印は Phenom II X6 1100T DC(3.2G) との比較)
CrystalMark ALU:54057↑
CrystalMark FPU:51350↑
CrystalMark MEM:58589↑
CrystalMark CACHE:6428↓
y-cruncher (AVX):17.514 sec/19.700 sec 一応↑
y-cruncher (SSE3):14.958 sec/17.061 sec ↓
■定格時のパフォーマンスは、以前の最高峰CPU AMD Phenom II X6 1100T AM3より劣るが、操作の感じ方は特に変わらず
ここでの計測結果は、AMD Phenom II X6 1100T AM3 はダウンクロックを行ない、3.2GHzで計測しています。
CrystalMarkは、もともと4スレッド用、かつ、32bit用のベンチマークソフトですので、
1コアあたりの速度が低下しているFX-8150では下がってしまいますが、y-cruncherは
全コア使用できますので、AVX以外すべて結果がよくなっています。
FX-8150 定格(3.6G/3.9G/4.2G)
CrystalMark ALU:47974↓
CrystalMark FPU:46113↓
CrystalMark MEM:52724↑
CrystalMark CACHE:6450↓
y-cruncher (AVX):17.941 sec/20.155 sec↓
y-cruncher (SSE4):17.105 sec/19.208 sec↑
y-cruncher (SSE4):16.879 sec/18.933 sec↑
y-cruncher (SSE3):16.566 sec/18.872 sec↑
Phenom II X6 1100T DC(3.2G)
CrystalMark ALU:50278
CrystalMark FPU:49947
CrystalMark MEM:38672
CrystalMark CACHE:11956
y-cruncher (SSE3):17.521 sec/19.670 sec
■上記のベンチマークにもありますが、特にAVXの演算結果が遅い
円周率の演算プログラムのソースコードをさすがに入手するのは困難ですので
解析は難しいですが、汎用にソースコードが作成されて、コンパイラでそれぞれ
対応の命令セットを使用する形ですと、コンパイラの最適化が行き届かない部分が
あるようで、AVXの演算能力が生かしきれてない部分があるかもしれません。
ただコンパイルを通すだけではなく、最適化されたものでないと速度向上は
難しいかもしれません。
また、ある記事を確認してみた所、FX-8150のAVXは Core i5-2500Kにも及ばない程度とも
記載されていました。
■AMD FXの導入の注意点
今回、いきなり最高モデルにこだわったのは、従来のPhenom IIよりも通常利用で
パフォーマンスが落ちると推測された為です。
以下のことに十分注意をして、今回導入に踏み切りました。
・1コアあたりの整数演算能力が、K10に比べ、単純比較で2/3になる
1コアあたりの整数パイプ数がそのとおり2/3になるため
・FPUの演算能力が半分になる
一般的な3Dゲームまでであれば、「6コア」程度あれば、特に問題がないと
思われるのですが、今まで1コアあたりしっかり1つあったFPUユニットが
2コアで1つになる為に、特別な科学技術演算を行なう場合は、AVXをサポート
させた上で再コンパイルを行ない、パフォーマンスの向上が必要そうになります。
→後の検証で、AVXもパフォーマンスが出ていません
・推測ですが、L1 Dataキャッシュが減っています
特にコアに集中するような処理をさせる時には問題があるかもしれませんね。
・スケジューラー
Phenom IIの3命令/サイクルから強化されているものの、現状の実装では、
あまり向上しない?(将来に期待)
・シングルスレッドのアプリケーション
上記のように、パフォーマンスが低下することが考えられますが、あまり負荷を
かけないPCで、かつ、8コアCPUであれば、L2 共有キャッシュが1コアあたり
2倍(セットで合計4倍)、及び、L3 共有キャッシュが8Mになっていることから、
微妙ながらパフォーマンスが向上する可能性があります。
・マルチスレッドのアプリケーション
浮動小数点演算を用いないのであれば、共有L2キャッシュにより、ある程度の
性能向上が見込めると思われます。
・ちなみに、うちは?
最低でも整数パイプが2/3になってしまうことにより、現在、3.6GHz で動作させて
いるのが、ものすごく単純に言うと、2.4GHzで動作なってしまうことになってしま
います。その為、同じパフォーマンス以上を得る為に、安定的に空冷で5GHzで動作、
かつ、DDR4メモリが出た頃を狙おうかと思います
と記載はしましたが、実際にベンチマークを取ってみると、最小周波数を4.0GHz強で安定稼働させられそうであれば、十分パフォーマンスを稼げるものと感じています。
整数パイプ数が2/3、FPUが半分が半分になっても、L2キャッシュが最低でも実質2倍(最大4倍)、L3キャッシュが+2Mということ、及び
DDR3-1866MHzの広帯域メモリのおかげて、幾分かパフォーマンスの低下を抑えられているようです。
■リテールクーラーについて
リテールクーラーは、確かにPhenom II x6 のものより、出来は少しはよくなっているものの、
確かにオマケ同然の物です。
しかし、あえて、定格ではありますが、FX-8150にPhenom II x6 のリテールクーラーを
きちんとCPUグリス付で動作させても、熱警告が出る程ですので、必要最低限のスペックは
守られているものと感じられます。かつ、少々重たく感じますし
■使用電力について
Phenom II x6 1100T 3.2G (DC) と FX-8150 定格で、ワット計計測で、
ほぼアイドル時は以下のような状態です、。
バランス(5%~100%):FX-8150 140W~160W Phenom II 150W~170W
高パフォーマンス(100%):FX-8150 150W~160W Phenom II 170W~180W
省電力(5%~100%):FX-8150 120W~170W(上が増えてる) Phenom II 130W~160W
■DDR3-1866メモリ
DDR3-1333では確認していませんが、かなり安価なDDR3-1600メモリで安定して稼働しています。
詳細のベンチマークをとれるマシンではありませんが、速度もそれなりに出ているようです。
■最小クロック数
(定格で)動作周波数の一覧を取得してみたら、以下のものが取得できました。
3.6GHz 3.3GHz 2.887GHz 2.7GHz 2.362GHz 2.1GHz 1.837GHz 1.575GHz 1.4GHz
1.225GHz 1.05GHz 875MHz 700MHz 525MHz 350MHz 175MHz
PhenomⅡよりも遅いクロック数が増えています。
Windows上ではおおまか最小1.4GHzで動作しますが、FreeBSDではデフォルトで
525MHzまでクロックが落ちてしまいます。
Phenom では、最小 800MHzで動作していましたので、このあたりはOSは別としても
いろいろ改善されている所でしょうか。
dev.cpufreq.0.%driver: cpufreq
■3つ指摘すると
パッケージはアルミ缶と贅沢ではありますが、その中身は実際にはスカスカであり
輸送時に傷をつけてしまう可能性が大きいかと思われます。
また、実際に使ってきて、CPUの温度センサーが、特に低い温度の場合、あてにならない
場合があります。
地デジのデータ放送で「今日の最低気温 10℃」と放送しているにも関わらず、
設定次第(省電力まで落とす)で、10℃を切る状態もありましたので・・・
これは、CPUのせいだけとはいえませんが、FreeBSDで節電をしていると
「hwpstate0: set freq failed, err 6」というシステムメッセージが頻繁に
現れます。
実害はないため、カーネルのその部分をいじって再コンパイルすれば治るんですが
このあたりは何ともいえないでしょうか・・・・
Phenom と比べて、内部が結構変わっていると思われますので
参考:当時記載した、簡易ブルドーザー導入の注意点
http://www.daiba.cx/Diary/2011-09-14/
参考:リテールクーラーでの最高OC記録 Base 3.8GHz/TB4.1GHz