使用用途としてはOSのイメージを入れて新規インストールとAcronis(TrueImage/DiskDirector等)のISOイメージでブートさせて、HDD部にPCのイメージをバックアップ/リストアを行っています。
その他にmemtestやUltraBootCDなどのツールのISOイメージを入れて勤務先でのPCメンテナンスに大活躍。
バッファローなどからも類似製品が出ていますが、ISOイメージの切り替えがPCからの操作が必要など、本製品とはレベルが違います。
UMA-ISOからの買い換えという事で変更点などをメインに評価すると
(カタログスペックなど買う前からわかる事についてはあえて書きません)
1.HDDのセットがもの凄く簡単になった。UMA-ISOはケースを開けるのもHDDを取り出すのも大変でした。(ネジ止めの時にカバーをめくりすぎると元に戻らなくてみっともない事になるので要注意)
2.書き込み禁止スイッチが無くなってジョグスイッチを何度か操作して設定しないといけないのでちょっと手間(ZM-VE200までは専用のスイッチでした)
3.最後の動作モード(マウントするISOファイルやマウントするかどうかなど)を記憶してくれなくなったので、保存したい設定をジョグスイッチを下に向けて数秒ホールドして「記憶」させる必要が有る。(UMA-ISOでは最後のモードがそのまま次回に使われる)
4.USB2.0のミニコネクタからUSB3.0のマイクロコネクタになったため、電流不足の対応に困りました。ミニクネクタだと二叉ケーブルが幾らでも売られて居るし付属していたので良かったのですが、USB3の二叉って商品が少なくて変換コネクタとの二段重ねで使用しています。
5.接続時のUSBのハンドシェークが真面目にやっているため、ポータブルバッテリーや二叉ケーブルの電源側だけで電源供給して設定してから接続・・というのが出来なくなりました。PCときちんと電流を100mAから上げて行くステップが必要なため、設定をいじる度にマウント状態が変わるのでPC側のPnPがその度に起きて、下手するとまたマウント操作が入って操作のやりなおしというのが発生する事が有りました。この点だけは改善して欲しい所ですが、USB3だと500mA以上の電流を取るために必要なステップなんでしょうか?
6.電流不足で起動できなかった場合に「記憶させた設定を忘れて初期設定に戻る」というのが上記の4/5に絡んで発生します。HDDによって500mAで大丈夫な時はいいのですが、電流食いなHDDを選んでしまうと「確実に二叉かUSB3接続を行う」ようにしないとトラブルの元となります。
7.UMA-ISOでは時々「UMA-ISOを接続しているだけでブートシーケンスに入れないマザー」というのが有りましたが、本製品ではそれは無くなって居るもようです。それでも「USB-CDからブート」とBIOSで指定しても本製品からはブート出来ないマザーが一部有ります。
8.起動時のハンドシェーク時に間違ってUSB1.1で接続するマザーが有ります。Acronisを使う場合には最初の起動後にAcronisTrueImageのブート後にUSB2で再接続されるのでいいのですが(DiskDirectorでは駄目)、Windows-OSをそのままインストールしようとするとUSB2に切り替わるタイミングが無いために転送速度が我慢出来ない事態になります。
9.USB3になってもOSのインストールがUSB3で出来る訳では有りません。普通のマザー(Intel 7xチップセットでも)ではブート時にはUSB2として接続されるのでインストールの速度に関してはUMA-ISOからは向上しませんでした。AcronisもUSB3には対応していないのでUSB2での動作です。Windows起動後の外付けHDDとしてのみUSB3が有効と思って買わないと期待を裏切られます。
10.付属の紙のマニュアルの出来が悪くて上記の2,3や入ったメニューから抜け出す方法(製品上部の本来はBackUp用のスイッチを押す)等が暫くわからないで操作に迷いまくって一度は代理店に問い合わせを出してしまいました。
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購入金額
4,870円
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購入日
2012年05月11日
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購入場所
DOSパラ通販
atlanさん
2013/04/26
電源が不安定でコネクタのあたりを触れるとライトが点滅したりしはじめて、まともに使えなくなりました。
分解してUSB3コネクタの辺りに半田付けの怪しい部分が有ったので後で手を加えてたみいと思います。
atlanさん
2015/05/20
という事で、この製品は一年以上使用出来ない状況になってしまいました。
修理に出しても無駄だろうから、この手の半田付け出来る人にあげてしまおう。