ヘマして焼きコアにならなければ、現在「ジグソー杯・オーバークロック・コンテスト」
で使っているものを流用しようと考えている。
その際問題になるのが電源。現時点ではビデオカードも積んでいないので、予備電源「サイズ 超力2プライグイン 750W SPCR2-750P」を使っている。
これは安価に入手したわりには、80PLUS SILVERでプラグイン、非均等12V2レーン構成(60A+35Aの748W)でオーバークロックにも対応できる。
ただ750Wなのでビデオカード積んでのOCはちょい不安、というのと、現行メインが1100Wの80PLUS Gold(AcBeL R9-1100W Gold)
なのでそれと同程度以上の電源には行きたかった。そしてどうせ行くなら、現状の電源が12Vが複数レーン構成(25Aの6レーンで合計1056W)と分散安定型のものであったので、今度はOCにも対応できるシングルレーン大出力で高効率のものを使おうと。
80PLUS Platinum、シングルレーンの1000W電源。先日行われたプレミアムレビューでの報告も良い感触だったので、購入店のポイントもあったため購入。ENERMAX 「EPM1000EWT」。同社の80PLUS Platinumの「EPM」シリーズ電源では他の500~1200Wの5種類の電源が12Vに関しては均等割の25Aか30Aの3~6レーン構成を取る中、唯一12Vシングルレーン構成を取る「Super Overclock Edition」!その容量83A、996W!OC、複数ビデオカードバッチコイ!!考える必要なし!!セミモジュラー式をとる。直付けケーブルはM/B用24P(流石にもう20P+4Pではない)とCPU用12V(8Pと4+4P)、PCI-E(6+2P)が二股。記憶装置系以外は直付けで一応まかなえる形。ケーブルはPCI-Eの6+2Pが2本、SATAオンリー(4口)が2本、2口のSATAと2口のペリフェラル4Pのハイブリッドケーブルが2本、ペリフェラル4P4口+FDDのレガシーケーブル1本の豊富なもの。付属品としては、電源取り付けネジと電源ケーブルは当然として、説明書とケーブルタイ、AC抜け止め金具に予備ケーブルをしまう巾着までw直付けケーブルがかなり硬く癖がついており、取り回しが厳しいが1000Wクラスにするとコンパクト。AcBeLのR9-1100W Goldと比べると寸が短く、ファンがデカイ。ただ一点注意。ファン径をとるために幅ギリギリまで開口しているため、ファンガードもギリギリまで来る。最近トレンドの底面設置や上方排気口があるケースなら問題ないだろうが、電源上面設置であればファン面が下になることが多い。そのとき、ファンガードが電源を支えるレールと干渉する。今回通常の電源上面設置躯体内吸気のケースAbee AS Enclosure M2 Premium Edition
に設置したが、レールにファンガードがあたり、電源が浮き気味となり固定がしづらかった。肝心の性能。OCCTの結果は以下の通り。
【検証環境】
M/B:ASRock 890FX Deluxe3
CPU:AMD PhenomⅡX6 1090T BlackEdition
メモリ:PQI DD31333-4G2D
システムHDD:WD1002FAEX
データHDD:WD20EARS-00S8B1
リムーバブルHDD:カートリッジハードディスク RHD-750
光学ドライブ:パイオニア BDR-S05J-BK
てな構成。
12Vは微動だにしない超安定。3.3Vが気持ち低めで5Wは少し高めだが、これは1年半使ったR9-1100W(下側のグラフ)と同傾向、つかOCCTはM/B側からの観測値なので、ASRock 890FX Deluxe3の特性か?全体的に現行機AcBeL R9-1100Wに似ている。
一方、肝心の消費電力の差はどうだろう。ここのところ電力比較に使用しているプログラムを走らせてCUSTOM エコキーパー EC-03
を用いて消費電力を測定してみた。すなわち
・起動
・CINE BENCH 11.5 Open GL
・CINE BENCH 11.5 CPU
(負荷は高いが消費電力のブレが少ないテストのため目視で瞬間消費電力を記録)
・スクリーンショット取得
・FF14ベンチLOW
・スクリーンショット取得
・FF14ベンチHIGH
・スクリーンショット取得
・3DMark06 Advanced Edition 1.2.0
(負荷の高いHDR2 - Deep Freezeのシーンで目視で瞬間最大消費電力を記録)
・Webアップロード&スクリーンショット取得
・シャットダウン
-所用時間約30分-
結果は次の通り。電源の交換なので、特にスコアは改善されず誤差範囲内だが、消費電力の方は高負荷時も4.5~7%程度、総合で5%程度の改善が見られた。
この高効率はオーバークロック時の廃熱を低減する効果があるため、さらなるハイスコアを目指すもヨシ、同様に消費電力の低減と廃熱の少なさから周辺パーツの耐久性も向上することが期待できるため、サーバーのように長時間稼働させるものにも適している電源と言うことが判った。
メーカーの謳い文句も「50℃の環境で24時間稼働×7日間ノンストップで動作可能」とヘヴィデューティ。
直付けか否かを問わずすべてのケーブルが超硬いこと以外はほぼ言うことなし!(後は価格?)
メーカー(ENERMAX)の商品紹介ページ(Platimax / EPM1000EWT)
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購入金額
32,865円
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購入日
2012年01月30日
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購入場所
Just MyShop
ヒロ妨さん
2012/02/27
私は、80PLUS Platinum1200W クラスの電源、物色中で~す。
cybercatさん
2012/02/27
>私は、80PLUS Platinum1200W クラスの電源、物色中で~す。
相変わらず漢らしい...ww
現状だとこれの上位、EPM1200EWT一択ですかね。
もうすぐAntecから出るという話ですが...
愛生さん
2012/02/27
良いですね、Platinum電源・・・
cybercatさん
2012/02/27
>良いですね、Platinum電源・・・
現行メイン機の電源が良いので、コレと同等以上...なんて言ってるとここにたどり着いてしまいましたぁ
harmankardonさん
2012/02/27
私のレビューより充実しています.
これ,静かで,パワフルで,本当に頼もしいやつです.
cybercatさん
2012/02/28
>これ,静かで,パワフルで,本当に頼もしいやつです.
たしかに。
使い勝手は良いですね。
makibisiさん
2012/02/28
プラチナ電源いいですね~^^;
これだけ電源に余裕があれば、何も考えずに接続できますよね!
cybercatさん
2012/02/28
>これだけ電源に余裕があれば、何も考えずに接続できますよね!
そうですね。シングルレーンはそこが便利です。