“ザ・ダブラーズ”。4人組のインストバンド。でも構成が...
普通4人組の場合最も多いのは2+2か1+1+2。つまりコードも弾ける楽器二つが(たとえばギターとピアノとか)交互にメロをとりベースとドラムスが支える、もしくは単音系のソロ楽器(サックスとか)にコード楽器(ピアノなど)にやはりベースとドラムスが加わる、という形が普通。
でも。このバンド、サックスも吹けるキーボーディストにドラムス、そしてベーシスト「2人」!!の4人構成。メンツはリーダーで仕掛け人のベーシスト“妖怪”水野正敏(ex.PONTA BOX)に江川ほーじん(ベース、ex.爆風スランプ)というツインベースに、ドラムスは東原力哉、そして唯一?の上物としてはサックスも吹けるキーボーディスト青柳誠とNANIWA EXPRESS
のメンツが支える構成。
とにかく、低いww
怪獣東原力哉のワンバスなのに切れ目なく鳴らされるバスドラ、そして二人のベーシストがベース弾きまくり!複数弦弾きなど何でもない水野と江川にとってはベースでコード弾いたりは当然(ぇ。でも指弾きの水野に対してチョッパーの江川とカラーが出てる...のか??その上でピアノとサックスを弾きわける青柳が游ぐ。と一応そゆ構成。でも水野も江川もメロディもとればコード弾きもするという展開。
「Alchemist Boogaloo」。相変わらず音数の多い東原のドラムに負けていない江川のチョッパーによるリフに載せて水野のフレットレスベースがメロディ?をなぞり、青柳がクラビでコードを入れる。当然水野は全編ソロ状態、江川の正確無比なチョッパーもスゴイがブリッジのソロもスゴイ!力哉の時折ティンパレスを挟みながらドライヴするバスドラムの嵐!そしてほっとする?青柳の流麗なクラビソロ。この曲はラストにも「Alchemist Boogaloo(Bass Main)」としたて再録されているが、こちらのミックスはソロをとろうがバックに回ろうが一貫してベースを左右に分けており(水野が右、江川が左)、どちらのプレイかがはっきりと判る。よく聞くとほとんどオーバーダブがない曲でホントに4人で演ってんの??状態。すごすぎます..
「Pleasure Trip」はまたまた左右にチラしたベースで低音バリバリの曲。力哉は「タタン、タタン」のサンバリズムのバスドラを叩きつづけ、青柳の奏でる主旋律も2小節に渡る16分音符の嵐の長いテーマ。速度も速くかなりテクニカルな曲。この曲はベースのオーバーダブがある。一時期的には4本!聞こえるなw
「Spa-Francorchamps」は名前の通り(F1でも使われるサーキットの名前)、江川のチョッパーが疾走するドライブ感あふれる曲。青柳のオープンなアコピのプレイも立っていて全体としては爽快な?曲。ドラムスは相変わらずシングルバスですか?というドドドドぶりだけど。
面白いのはこのアルバム、MCが収録?されてる。水野のしゃべりは定評あるので面白いんだな、これが。MCというより4人の漫談なんすけど。この2曲?を聴くために買っても損はない??ほとんど試聴ファイルがないため、識らないとバクチになるけれど、低音好きなヒトはゼヒ、ゼヒ!!
【収録曲】
1. Alchemist Boogaloo
2. Pedal Blow~only wanted to play like Big G…
3. Triplers
4. WANI Determinant
5. Boogie House PART1~Part2
6. SENGEN-YAMA
7. Pleasure Trip
8. Hon-Gei
9. Spa-Francorchamps
10. Pedal Blow(with MC)
11. Alchemist Boogaloo(with MC)
12. Alchemist Boogaloo(Bass Main)
中心人物水野正敏のHPのこのバンドのページ
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購入金額
3,000円
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購入日
2005年頃
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購入場所
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