Mid-ATXケースとして,(大きいこと以外)不満は無く,長く使えそうです.
Ivyさんを夏場対策で,静音ケースからENERMAXのECA3220に引っ越しさせましたが,再引っ越しです.
ECA3220も価格を考えれば,ホットスワップ数も多く,使いやすいケースでした.
しかし,その造りに関しては,ちょっと気になる部分も多々あります.
樹脂パーツが多いことから,見た目とは裏腹に,手に取ると質感が低いです.
中のパーツとのバランスも大事なので,しっかりした造りのPCケースに入れ換えたいと思っていました.
メインPCのCORSAIR製400Rも,価格の割には使いやすいのですが,やっぱり側板のペラペラ感は気になります.
最近,CoolerMaster製HAF XMが気になっていたのですが,CORSAIRのCC600TMを発見.
”展示品”という説明文だけで,写真も確認せず,速攻でポチッ!
もちろん,保証無しの,JUNK品.
購入後,改めて写真を確認すると,付属品が何も無いという物件.
また,HPにて,CC600TMの仕様を確認すると,265×692×507mmという,でかさ(幅広さ)!
フロントUSB3.0が1つしかなく,バックパネル接続である点が気になりましたが,大きな問題は無いでしょう.
☆玄関先で見た第一印象.
でかい箱.
☆移動させる時の第二印象.
重い.
組み上げ済みのPCが入っていそうな感じ.
☆箱から出しての感想.
白い袋(ブランドバッグみたいなヤツ)入っていて,高級感ばっちり.
なんか,変な向きに入っているぞ!
⇒ 前面が,上に向くように入っていました.なので,箱の割に小さく感じました(←大間違い).
白い袋から出して,正規の向きで置くと,でかい.
造りはしっかりしている.
プラスチック感が無く,いい感じ.
展示品だが,外観は綺麗(目立った傷も無し).
やっぱり,付属品(ネジ類)は一切無し.
フロントファンカバーも(やっぱり)無し.
まず,外観から.
※写真を撮らずに組んでしまいました(ごめんなさい).
5.25インチベイが4段,拡張スロットが8段,シャドウベイが3+3の6段.
フロントパネルは,USB2.0が4ポート,USB3.0が1ポート,IEEE1394が1ポート,4ポートのファンコン付き.
ファンは,フロントがホワイトLED200mm×1,トップもホワイトLED200mm×1,リアが120mm×1.オプションで,サイド(メッシュパネル)に120mm×4が可能.
足は,ゴム付きロングで,安定度抜群.
サイドパネルは,レバー式で,開閉が簡単.しかも,しっかり固定.期待していた通りの質感で,ペラペラ感も無し.
次に,組み込み.
既にATX用スタッドが実装済み(付属品が無くても助かりました).しかも,9カ所の内,真ん中の1つはネジ固定ではなく,突起状になっていて,位置決めが楽に出来る仕様です.
ケーブルホールも,必要以上(?)にあり,ケーブルマネージメントに困ることはありません.
右サイドパネル側の裏配線領域も,18mmくらいあり,広くて余裕があります.
CPUカットも大きく,CPUクーラーの交換の際には重宝しそうです.
5.25インチベイも,シャドウベイも,どちらもツールレスです.5.25インチベイのツールレス構造は,とてもしっかりしていて,光学ドライブならしっかり固定できます.奥行きの短いファンコンやカードリーダーなどは, ネジ固定が必要になる場合があります.
シャドウベイは,3.5/2.5インチ共用で,2.5インチはスライドレールに裏面ネジ固定です.スライドレールは樹脂ですが,400R系のグニャグニャレールとは異なり,しっかりした造りです.
このシャドウベイですが,上の3段が取り外せて,横並びに出来ます.長いVGAを取り付ける際には有効かも知れませんが,そんな長いVGAカードは既に無いかも?
今回,2段積みにしたままで,上段に120mmのベイファンを取り付けてみました.これはオプション設定でも出来ないのですが,ねじ穴が一つあったので,チャレンジしました.
ツールレスで,特徴的なのが,電源です.なんと,電源までもツールレスで固定できます.
今回,AX850を使用しましたが,AX850で無くても通常のATX規格品であれば,ツールレスで固定できます.これは画期的です.
対応可能CPUクーラーの高さは,実測で200mmくらいです.サイドファンを設置する場合には,180mmくらいになります.大型のサイドフローでも問題無く設置可能です.
今回,CPUクーラーに簡易水冷のCWCH80を使用しましたが,組み込んだ状態を見ても,凄く余裕があります.
ECA3220では,サイドファンと干渉してしまいましたが,CC600TMではその心配は皆無です.
大型簡易水冷のCWCH100にも正式対応しています.
今回,実設置を試していませんが,天板とM/Bの位置関係から,400Rで起きた様なCPU用8ピン電源との干渉も起きないと思います.
また,ファンをサンドイッチ構造で設置する場合にも,天板のメッシュパネルを外すと,120mmの25mm厚ファンが吸気方向で取り付けられます.
ケース内の排気方向ファンとあわせて,すべてが内蔵できてしまうので,見た目を気にしなくてすみます.
メッシュパネル内には,ファン電源を内部に取り込むための穴もきちんと空いていました.
フルタワーではないので,背が高くはありませんが,非常によく考えられた造りです.
フロントUSB3.0が1ポートしかありませんでしたので,マザボ付属の3.5インチ用2ポートを,5.25インチ変換を介して取り付けました.
ファンコンは,4ポート対応なので,サイドに120mm×4台を設置して,繋げておきました.
フロントとトップの200mmファンは,マザボでコントロールすることとします.
リアファンは,上述の通り,排気方向のCWCH80に変更してあります.
では,動作確認.
PCケースなので,あまりハズレはないのですが,SW類,LED,各種ポートも,問題ありませんでした.
フロントとトップの200mmファンは,その大きさ故,低音が気になります.また,風量が多いため,メッシュを通過する際の風きり音も発生しています.
マザボ側で,サイレントモードを設定して,1mくらいはなれれば,気にならない状態にはなりました.
このCC600TMの電源SWは,ファンコンのある上面手前にあるのですが,しっかり押さないとONしないタイプであることと,幅が狭く,周囲を囲まれている関係で,うっかり触って電源ONしてしまうことは起きにくいです.RESET-SWも同じ造りになっています.
ECA3220の時には,移動させようとしたり,サイドパネルを開けたりするときに,誤って電源ONしたことが,多々ありました.
最後に意外な盲点がありました.
すべて組み上げて,PCスタンドに載せようとしたところ,載りません.
CC600TMの幅が広すぎて,PCスタンドの対応幅を超えてしまっていました.
これは,本当に予想外でした.
スタンドメーカーも265mmという幅を,想定していなかったみたいです.
改めて正面から外観を見ると,普通のMid-ATXケースが,もう一回り大きい外箱に入っているように見えます.
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購入金額
4,980円
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購入日
2012年10月頃
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購入場所
リンクスアウトレット
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