この製品は容量こそ8GBしかありませんが、SLCチップを搭載します。後に普及初期のSSDで問題となった「プチ・フリーズ」はSLCモデルでは発生しなかったため、後にMLCモデルのTS64GSSD25-Mを買ったときにこのモデルの快適さとの落差に驚かされたものです。
この製品はベンチマークの結果で見ればそれほど優秀なものではありません。シーケンシャルのリード・ライトはせいぜい40MB/s程度ではなかったかと思います。ただ、ランダム性能の良さは当時の製品としてはかなりのもので、ThinkPad X31 2672-CAJに搭載していた40GBのHDD(HGST HTS541640J9AT00)と入れ替えて使ったのですが、とにかくWindowsの起動時間の短さは衝撃的でした。
難点はとにかく8GBという容量です。当時は16GBでもかなり高価な製品であり、なかなかこれ以上の製品を買うわけにもいかなかったのですが、Windows XP SP2と最低限のアプリケーションを揃え、ページファイルが作られた時点で、空き容量が2GBもありませんでした。
当時の自分自身で書いたブログを読んでみると、「EeePCでも買ったと思って」と書いてあり、初期のネットブックは確かにこの程度の容量のSSDを積んでいたことを思い出しました。結局ネットブックはその後も買うことはなく、古いノートPCを次々とSSDに換装して延命していくということになったわけで、そのきっかけとなった製品といえます。
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購入金額
4,980円
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購入日
2008年10月05日
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購入場所
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