Slot 1形状のPentium IIIで、コアは「Katmai」でした。これは製造プロセス0.25μmのコアで、基本的にはPentium IIの後期に採用された「Deschutes」コアに拡張命令のSSEを追加したものと考えて良いでしょう。細かくいえばL2キャッシュのレイテンシーが改善されていたため、同クロックであっても若干Katmaiの方が高速な場合が多かったようですが。
この個体については、sSPECは「SL37C」と記載されています。調べたところでは、Katmaiの最後期のロットに当たるようで、製造数は少ないそうですが、使っていた当時はそんなことは全く知りませんでした。
このCPUについては、主にASUS P3B-Fなどと組み合わせて使っていました。とはいっても、バラック状態の部品を必要なときだけ集めて繋ぎ合わせるという程度の使い方であり、本格的なシステムとして稼働させたことは結局無かった気がします。
実はこのCPUは特に買うつもりは無かったものの、某家電量販店のオープンセールで、初日の日替わり特価(限定3個)というものが手つかずで残っていたため、何となく買ってしまったのです。まさに買ってから使い道を考えるという状態です。ちなみに同時に出ていたPPGAのCeleron 500MHz(Mendocino)の特価品は瞬時に売り切れていて、私もこれを買えなかった腹いせに買ったという面もあります。
この後Slot AのAthlon 700MHzを買うまでは手持ちの最速CPUであったのですが、その割にあまり活用することはないままとなってしまい、少々勿体なかったといえます。主に組み合わせていたP3B-FがAGPスロットの故障で十分に力を発揮出来なかったことも響いていたのですが。
CPU自身は当時としては破格(実際には抽選に当たり、この価格からさらに5000円のキャッシュバックを受けています)の安さでしたし、この時点でのパフォーマンスも申し分なかったといえます。
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購入金額
9,800円
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購入日
2000年02月24日
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購入場所
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