メインPCは設置スペースをなるべく小さくするために横置きのHTPCケースを使用しています。ケース的にCPUやマザーボードも制限されることになるわけですがIGPでWQHD表示させる関係でDisplayPortは必須です。
ポートマルチプライヤに対応していると噂のP8Z68-V PRO系のATXマザーボードも検討したのですが、P8Z68-M PRO以外はDisplayPortを採用していないということで諦めて”Z68チップセット、Micro-ATX、DisplayPort”の3つの条件に当てはまる製品の中から選んでみました。
●ASUSTek P8Z68-M PRO
AsusのZ68マザーボードでは最下位の製品のようです。
PCI-Ex16バスは2レーンに分割することは出来ず、セカンダリー側のPCI-Ex16スロットはx4固定のようです。その為CF-Xには対応していますがSLIには非対応となります。
説明書とドライバーCD以外の付属品はバックプレートとSATA 6.0GB対応ケーブル2本、SATAケーブル2本とシンプルです。
●DisplayPortについて
Asus製品としては初でしょうか。モニター出力にDisplayPortを採用しています。
IGPのDVI-DやHDMI出力ではWUXGA(1920x1200ドット)までしか対応していないません。DisplayPortのみ27インチ以上の製品で採用されているWQHD(2560x1440ドット)以上の高解像度表示に対応できます。
外部GPUを使用することでこの問題を回避することは出来ますが消費電力増加というデメリットがあるので、IGPでDELL U2711を愛用している身としてはDisplayPort出力は外せません。
●フェーズ数いついて
CPU周りのフェーズ数は6基でしょうか。OC向けの製品ではありませんが消費電力の少ない32nmCPUのライトOCには十分耐えられると思います。
●追加されているSATA 6.0GB/sチップについて
追加で”ASMedia ASM1061”を搭載することでSATA 6.0Gb/sポートはチップセット供給分の2ポートに+1基追加されています。バックパネルのeSATAポートもこちらのチップから供給されているのでボード上のSATAコネクタと排他利用ではない代わりにRAIDなどには対応してない(チップの仕様的にも?)ようです。
●USB 3.0ポートについて
USB 3.0ポートについては定番のNECチップではなくコスト削減のためか”ASMedia ASM1043”を採用しています。
●eSATA 6.0GB/sポートについて
バックパネルのeSATポートはASMedia ASM1061のセカンダリーポートを利用することで6.0GB/s対応となっています。更にマザーボード付属のドライバーをインストールするとポートマルチプライヤにも対応可能でした。
同一製品のHDDを4台取り付けた場合だけでなく、型番やメーカーの違うHDDの混在した状態でもCrystalDiskInfo 4.0.3で全てのHDDのS.M.A.R.T.情報を獲得できています。
プライマリーの内部ポートに配置されているSATA 6.0GB/sポート(ネイビー)もeSATa変換ブラケットを使用することでポートマルチプライヤ対応可能でした。Asus素晴らしいです(>_<)
eSATAポートの転送速度はシーケンシャルリードで120MB/s、シーケンシャルライトで105MB/s。使用したeSATAケーブルは3.0GB/sの頃の製品なのでケーブルを交換すると転送速度が向上するかもしれません。
●PCIバスについて
LGA1155ではPCIバスはサポートされていないのでブリッジチップ”ASMedia ASM1083”を搭載することで2ポート用意しています。
●BIOSについて
BIOSはマウス操作に対応したUEFI BIOSを採用しています。個人的には従来のBIOS画面の方が好みですがマウスでの操作でもレスポンスは良好で項目の場所さえ覚えてしまえばストレスなく操作できました。
●OCについて
BIOSの設定は上位モデルと同じくかなり細かく設定可能ですのでOCerでも満足できると思います。
CPU倍率の変更に関してはOCする場合はTB倍率を指定し、ダウンクロックする場合はTBをオフにして倍率を指定します。
TB倍率の指定は35倍から可能となっていて、4コアまとめて指定する方法と、1~4コアの負荷率に対して個別に倍率を指定可能な方法の2種類から選択可能です。
コアやiGPU電圧に関しても”Auto、固定、オフセット+-”の三種類から選択可能ですので、ワットパフォーマンス重視の設定からOC重視の設定まで幅広く楽しめると思います。
●BIOS 3702
iGPUのメモリ配分が詳細に設定できるようになっています。
一度3702へ更新してしまうと0601へのロールバックできないようなので更新する場合は注意してください。(BIOS内部のフレームワークが変更、このマザーボードでは使用できません。・・・と表示されます。)
●感想
仮組みで動作検証中ですが、eSATA 6.0GB/sポートがポートマルチプライヤに対応していたので追記を行いました。オンボードのeSATAポートがポートマルチプライヤに対応しているとeSATAカードを増設しなくて済むので助かる人も多いのではないでしょうか。
ただしRAIDには対応してないと思いますのでその点だけは注意が必要かもしれません。
( 外付けHDDはRAID構成にしていないので検証は行う予定はありいませんm(_ _)m )
詳細なレビューは後ほど組み上げたときに追加したいと思います。
<2011/10/12>
・”eSATA 6.0GB/sポートについて”を追記しました。
<2011/10/14>
・”BIOSについて”を追記しました。
・”OCについて”を追記しました。
<2012/04/02>
・”BIOS 3702”を追記しました。
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購入金額
12,480円
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購入日
2011年10月頃
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購入場所
退会したユーザーさん
2011/10/07
(^0^/
m-ATXでもメモリは4本キチンと刺さるし、やっぱりZ68いいですね。
Sheltieさん
2011/10/07
一通り機能を装備しているのに低価格でASUS製ということで選んでみました。
メモリは低価格になったので64bitOSと合わせて4本挿したいですよね。メモリは別途IYH済みなので後日動作テストして簡単に紹介文をまとめてから紹介したいと思います。
リンさん
2011/10/07
最近の板祭りや、Z68星雲を見ていたら自分も欲しくなってしまいました。
ASUSTek好きの自分としては羨ましいです^^b
はにゃさん
2011/10/07
Sheltieさん
2011/10/07
同じくM-ATXでOC向けではないASRock Z68 Pro3-Mを所有しているのでZ68事態は2枚目です。Asus良いですよね。ASRockも元はAsusですが今回は本家の方を掴んでみました(>_<)ゞ
常用マシンはZ68でCPU内臓のGPUを使用しつつライトOCやダウンクロックするつもりでいたのですが、時間的な都合やLGA1156環境もデュアルコアながらも32nmで快適でしたのでパーツ入れ替えが遅れに遅れてしまったという感じです。
Sheltieさん
2011/10/07
箱からだして搭載しているチップを一通り眺めてみたときにソケット周りが6フェーズぽかったので合っていて良かったです。
使用している部品が上位製品に比べると安物に交換されているというような話もありますけど、ライトOCなら十分ですね。
はにゃさん
2011/10/08
Sheltieさん
2011/10/08
OCメインで行くなら12フェーズくらいあると安心ですよね。OC用(ゲーミングPCなど)ならP8Z68-V PROを選んでいたと思います。
このマザーはメインPC用なので消費電力と発熱を考慮して2600Kをダウンクロックして使う予定でしたのでDPなどの他の条件を満たしている物から選んでみました。メインPCに投入する前に軽くOCテストも行ってみたいと思います。
退会したユーザーさん
2011/10/08
(^0^/
Sheltieさん
2011/10/08
都合でどの程度で入れ替えできるか未定ですが近いうちに作業したいと思っています(>_<)ゞ
愛生さん
2011/10/11
もっと、ましな外付けGPUが欲しいです。
せめて、DX11対応のやつ・・・
Sheltieさん
2011/10/11
外付けGPUを付けるとローエンドモデルでも10~20Wくらい消費電力が増えてしまうので、半端な3D性能は落としてもよいのでゲームしない人(PC)用の低消費電力なモデルがラインナップに加わると嬉しいですよね。
愛生さん
2011/10/11
Sheltieさん
2011/10/11
自分も同じですw
とりあえずGTX 570を2枚購入したのでGPUに対しての物欲は満たされたので、コアのシュリンクされる次世代待ちです。