結論から言えば、Z68と対応CPUの仕様から、x16とx8の両立は出来ません。（添付画像1）
どちらの製品もCPU側のPCIeコントローラに繋がる2本のバスについては、合計16レーン、2本同時使用の場合はx8/x8になります。

LGA1155でx16とx8の両立を求めるならば、NF200チップ等でレーン数そのものを増やした製品を選択するしかないと思います。（ASRockの場合、Z68 Extreme7 Gen3等）

尚、このASRockの両製品で採用されている「PLX PEX8608」については、Z68チップセット側が提供しているPCIeバスを拡張する為のものです。（添付画像2,3）

両製品の違いとしては、PCIE2、PCIE4の"片方のみ"に一枚のx16カードを挿した場合の挙動です。

　・Extreme4 Gen3は、どちらのスロットに挿しても、単体ならばx16動作
　・Extreme3 Gen3は、PCIE2に挿した場合はx16動作、PCIE4に挿した場合はx8動作

になる様です。つまり、Extreme3 Gen3のPCIE4は、x16（x8 mode）のスロットです。
また、Extreme4 Gen3では上記とは独立したx16（x4 mode）を備えていますから、x16とx4の両立ならば可能の様です。

以下、両製品のマニュアル原文からの抜粋です。

・Z68 Extreme4 Gen3
- 2 x PCI Express 3.0 x16 slots (PCIE2/PCIE4: single at x16 or dual at x8/x8 mode)
(PCI Express 3.0 with Intel® Ivy Bridge CPU, PCI Express 2.0 with Intel® Sandy Bridge CPU)
- 1 x PCI Express 2.0 x16 slot (PCIE5: x4 mode)
- 2 x PCI Express 2.0 x1 slots
- 2 x PCI slots

・Z68 Extreme3 Gen3
- 2 x PCI Express 3.0 x16 slots (PCIE2/PCIE4: single at x16 (PCIE2) / x8 (PCIE4), or dual at x8 (PCIE2) / x8 (PCIE4))
(PCI Express 3.0 with Intel® Ivy Bridge CPU, PCI Express 2.0 with Intel® Sandy Bridge CPU)
- 2 x PCI Express 2.0 x1 slots
- 2 x PCI slots

x16とx8の両立と言う事で、おそらくビデオカードとRAIDカードの同時使用が目的かと思います。
ここ最近のIntelチップセット（及びCPU）のメインストリーム製品においては、その様な使用形態を想定していない様で、恒例としてハイエンドのみ対応可能です。

実用上は帯域が足りなくなる事はまず無いと思いますので、x8/x8で使用するか、NF200等のブリッジチップを搭載した製品を選択するかになると思います。
もしくは、LGA2011とそれに対応するX79を待つのも良いかもしれません。
私も同じ理由で、メインPCに限ってはi975、X48、X58と渡り歩いてきましたが今のところ、「LGA2011待ち」です。

s3zm4rさん

遅くなりましたがコメントありがとうございます。
なるほど、どちらにせよNF200が必要なのですね・・・

こちらを買って正解だったのかもしれません