《スペック》
・オーディオプロセッサ：C-Media CMI8786（最大96KHz/24bit）
・S/N比：105dB
・出力サンプリングレート：24bit/96kHz
・入力サンプリングレート：24bit/96kHz
・アナログ5.1ch出力
・インターフェイス：PCI
Xonar DG 基板
Xonar DG 付属品
《特徴》
・XONAR GX2.5搭載
・ドルビーヘッドホン対応
・ヘッドフォンアンプ搭載
・ASIO 2.0ドライバをサポート
《入出力端子》
・アナログ出力：3.5mmミニジャックx3（フロント/サイド/センターサブウーファー）
・デジタル出力：角型端子
・アナログ入力：3.5mmミニジャックx1（ラインイン/マイクイン）
Xonar DG 端子
《使用感》
まず、コントロールパネルがシンプルかつ直感的に使えるので、非常に使いやすいです。言語も日本語に対応しているので、英語が苦手な人でも安心して使えます。
さて、肝心の音質ですが期待しすぎてはいけません。このカードに関しては各所で多くのレビューが上げられており、オンボードから劇的な変化があったという感想が見られます。しかし、自分にはそこまでの変化を体感することは出来ませんでした。再生デバイスはアナログ接続のスピーカーとヘッドフォンです。ただ、オンボードがこもった音なのに対し、Xonar DGでは音の解像度が高くクリアには聞こえます。だからといって、聞こえない音が聞こえてくるといった感じでもありません。
しかし、ノイズは確実に減ります。冒頭でも述べたとおり、リアルサラウンドヘッドセット接続時のノイズが確実に減りました。これは、驚きです。
Xonar DG ヘッドフォンアンプ
ヘッドフォンアンプについては、画像の通り使用するヘッドフォンのインピーダンスにあわせてマニュアルで調節します。
Xonar DG ドルビーヘッドフォン
このサウンドカードの目玉(？)機能の一つでもある、ドルビーヘッドフォンはアナログ出力がヘッドフォンの時に選択可能です。ドルビーヘッドフォンでは自分とスピーカーとの距離を3段階で調節可能です。個人的には映画では中距離が一番バランスがいいと思います。
このドルビーヘッドフォンをステレオヘッドフォンで使ってみましたが、良いですね！映画の迫力が全く違います。アバターやトランスフォーマーを見ましたが、音がぐるぐる回って面白いです。リアルサラウンドヘッドセットでも同じ映画を見ましたが、リアルサラウンドヘッドセットはヘッドフォンに比べてドライバーが小さいので、迫力が物足りません。ステレオヘッドフォンで映画を見る際には絶対に使って欲しい機能ですね。
ちなみに、ドルビーヘッドフォンをFPSゲームで使用してみましたが、ハッキリ言ってFPS向きではありません。定位云々の前に残響感が凄いので、聞いていて疲れます。また、定位はそこそこですが、リアルさラウンドヘッドセットにはかないません。映画の様にどこでどの音が鳴るといった事が決まっているソースについては相性が良いが、FPSの様にそれぞれの音がいつどこで鳴るかが刻々と変化する様なソースには不向きと言えそうです。
《マイク入力》
Xonar DG マイク設定
マイクの端子をカードに直接挿す場合は、入力ソースをを画像の様にマイクロフォンにしなければなりません。マイクの端子を挿してるのに声が聞こえないという場合には、この項目をチェックし見てください。
また、マイクブースト機能もあるので、使用しているマイクの音量が小さい場合には便利です。オンボードとXonar DGのマイク入力のノイズを比較してみましたが、Xonar DGの方がノイズが少ないです。オンボードはノイズが多いのでマイクブーストをするとノイズもｌ同時におおくなりますが、Xonar DGでは元々のノイズが少ないので、マイクブーストをしてもあまり気になりませんでした。
《まとめ》
このカードは分類上ゲーム用サウンドカードとして販売されていますが、過去のゲームをするには確かにゲーム用としての価値はあると思います。しかし、BattleField3をはじめ、今後発売されるゲームはEAXに対応するものはほとんど出ないと思います。そして、このカードはDolby Digital LiveやDTS Coonectには対応していないので、今後発売されるゲームのことを考えればゲーム用とは言い難いです。リアルサラウンドヘッドセットではノイズも減るのでそこそこ使えます。
一方、映画をヘッドフォンで楽しみたいという方には、安価にドルビーヘッドフォンを使用できるという点でオススメできます。本格的にヘッドフォンで映画を楽しむならSONYのMDR-DS7500様な商品がベストだと思いますが、所有しているヘッドフォンやヘッドセットで手軽にサラウンドを楽しめる点は評価できます。
また、このサウンドカードの最大のポイントは、オンボードのノイズ対策だと思います。音楽を聴くという点でのノイズ対策だけでなく、マイクのノイズ対策も出来るので便利です。値段が値段なので、音質のアップという点には期待せずオマケ程度と考えたほうが後悔はしません。
ノイズ対策・ヘッドホンアンプ・ドルビーヘッドフォン、この3点に尽きます。
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購入金額
2,938円
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購入日
2011年11月09日
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購入場所
Amazon
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