先日、ネタ入手した"Antec Micro Fusion Remote”に、余ってた部品を突っ込み、PCを一台でっちあげてみたのだが・・・
なんつーか、いまいち音質が宜しくない。
というのも、前も後ろもスピーカー出力にサーッ・・・というノイズが、軽度ながらもぶっ通しで乗りっぱなしなのだ。
フロントパネルへのオーディオ出力を外しても改善しないので、色々と試してみたところ、どうにも電源周りがアカンらしい。
使ったマザーは、Mini-ITXのオンボードCPU板"GA-C1037UN-EU”で、ACアダプタ電源動作では特に問題が無かったのだが、スイッチング電源を使うと例外無く軽めのノイズが乗る。
むぅ、これはちょっと・・・
上手く動けばテレビにでも繋ごうと思ってただけに、この音質はちょっと頂けない。
といっても、余り部品ででっち上げただけのPCに、余り多額の投資は避けたい。
「んじゃ、安いサウンドカードでも入れるかー・・・・」
・・・というノリでお買い上げしたのが、こいつである。
ASUSの入門用サウンドカード、"XONAR-DG”だ。
一応、今回の条件としては「PCIスロットに搭載出来て、ロープロファイルで収まり、今まで買ったことが無いメーカーで、3000円以下で買えるもの」だったのだが、これに該当する製品はこれだけだった。
持ってる人たちが口を揃えて『ノイズ対策としては割と上等』と評価していることもあり、割と今回は安牌狙いである。
製品の中身はこんな感じ。
安価ではあるが、ちゃんとロープロファイル用の金具が付属しているのが嬉しい。
マニュアル、アプリ共に日本語対応しているが、現時点でWindows8.1-64Bitはβ版ドライバしか存在せず、正式対応はしていない。
そのため、あくまでWin8.1環境での利用は自己責任になる。
とはいえ、単に再生デバイスとして使うなら問題はないだろう。
基板はお値段相応に、割とお手軽な作り。
コンデンサも明後日の方を向いてるもの多数。
コネクタカバーが最初っから曲がってたりしたけど、AUXとか使わないので今回はドウデモイイ。
フロントパネル出力はHDAudio形式のコネクタに対応する。
定番サウンドチップのひとつ、CMI8786を搭載する。
音質は割と良好で、ノイズもかなり少なく、クリアな感じになる。
音の出だし遅れがあるという評価が複数あったが、我が家の環境では未確認。
ただ、入門編なサウンドカードなので、ゲーミング用途とか考えちゃ駄目。
最新ゲームにおけるサウンド効果関連の大半に非対応で、あくまで映像鑑賞向けの音質改善とノイズ対策用と割り切った方がいい。
まあ、今回の目的はノイズ対策とヘッドフォン出力の拡充なので、個人的にはこれで十分。
ヘッドフォンに応じて出力を手動選択出来る上、オンボード比較では明らかにノイズが消えてくれるので、特にヘッドホン利用におけるフロントオーディオ出力の音質改善には、値段の割にかなりの効果がある。
音楽用としては音がペタンコなので、ドラマとかアニメ鑑賞向けかなぁ・・・と。
安マザーのオンボ比較なら確実に改善するので、用途を絞れば割と使えるカードですよ。
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購入金額
2,700円
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購入日
2014年08月02日
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購入場所
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