デザインは、AppleのiPadやAcerのIconiaTabのよりも安っぽく見えます。おそらく裏面がでこぼこしているためで、そのお陰で安っぽく見えますが、そのでこぼこのおかげで滑りにくいのは良いと思います。処理速度はサクサク動きますが、iPadみたいにヌルヌルとは動きません。気になるのは、ダウンロードやストリーミング等はパソコンよりも遅いことでしょう。同じ無線LANの回線を使用しても、ネットブックパソコンのほうが良いです。
入力機能については、タブレット端末は、キーボードはディスプレイに表示されます。スマートフォンでは打ち間違いがたびたびありますが、タブレット端末は画面が大きいので打ち間違いは少ないです。ただ、打つスピードなどはキーボードには負けます。
タブレット端末の良いところは、携帯しやすいことでしょう。サイズはノートパソコンと同じですが、ノートパソコンは、開けないと使用できない一方、タブレット端末は手に持ったままで使用できるので、自由度が高いです。
エンターテインメント方面では、ノートパソコンよりも有利なところがあります。それは気軽にYoutube等の動画サイトを見たり、電子書籍を読めたりすることができることでしょう。
特に、タブレット端末で電子書籍を見るのは非常に面白いです。Regza Tablet AT300の画面サイズは、10.1型と他のタブレット端末と比べて大きいので、この大画面で漫画を見ると非常に迫力があります。このぐらいの大きさで漫画を読むのは、紙媒体では雑誌ぐらいですが、雑誌は安い紙を使っていて、鮮明に見えないので、漫画をこのような体験で行えるのは電子書籍でしか体験できないかもしれません。どのくらい違うのかというと、単行本は家にある安いテレビで映画を見るレベルで、Regza TabletAT300では、映画館で映画を見るくらいの違いがあるといってもいいでしょう。ただし、携帯性は他のコンパクトなタブレット端末と比べて落ちます。
画面については液晶は綺麗ですが、Sony EricssonのXperia Acroと比べたら少し落ちるかもしれません。バッテリーは7時間ぐらい持つらしく、不満はないです。また、この端末の特徴で、USBやHDMI端子があったり、 バッテリーは取り外しが可能で交換できるのも非常にいいと思います。
Regza Tabletには、Word等のOfficeの形式と互換性を持っているソフト等が入っていて、パソコンみたいな使いかたができると思う人もいるかもしれませんが、自分が使った限りタブレット端末はパソコンの代替品にはなりません。例えば、このRegza Tabletは、OSにAndroidを採用しています。パソコンを使っている人の大半のOSはWindowsなので、今までのWindowsソフト等の資産が使えません。今は、Windowsを搭載したタブレット端末があるが、まだまだ少数派です。
そしてタブレット端末は、ネットブックパソコンと同等の価格がしますが、ネットブックパソコンと同じことができるとはいえません。例えばブラウザ上でブログを書こうとすると、ブラウザが強制終了したり、文書のコピーアンドペーストが非常に難しかったり、1つの画面で2つ以上のアプリケーションを表示できなかったりします。動画ではYoutubeやGyao等の動画サイトでは、スマートフォンと認識されるので、スマートフォンに非対応の動画を見ることができません。
タブレット端末はパソコンを小さくしたものではなく、スマートフォンを大きくしたものと考えたほうがいいでしょう。もし、パソコンとタブレット端末を購入するのに迷っているのなら、なにか「創ろう」と考える人はパソコンを購入したほうがいいです。タブレット端末はエンターテインメント重視で、クリエイティブ重視ではないからです。
ただ、使っているうちにタブレット端末のライバルは、ノートパソコンではないと思うようになりました。タブレット端末のライバルは、新聞であり雑誌であり書籍であり小型テレビでしょう。もしかしたら10年後はタブレット端末は、これらの商品を駆逐するかもしれません。
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購入金額
38,000円
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購入日
2011年10月頃
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購入場所
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