George Duke。キーボードプレイヤーでありプロデューサー。ショルダーキーボードの開発に関わると言った博学なところもみせれば、EWFもかくや、といったファルセットヴォイスで歌い倒したりもする。そんな彼が残したディスコアルバムが本作“Dream On”。メンツはベースByron MillerにドラムスLeon "Ndugu" Chanclerという黒々コンビに、ギターはCharles "Icarus" JohnsonとMichael Sembelloというファンキィバンド。
1曲目のMichael Sembelloのミュートリズムギターがパーカッシヴに鳴り響く中、GeorgeのファルセットヴォイスでまさにEWFか、という感じ。スラップ...というより「チョッパー」ソロもオクターブの典型的なモノで王道ファンクっ。
「I Will Always Be Your Friend」ではそのファルセットがコーラスに生かされAOR。ラストの転調がこれも王道ですね。
7曲目の 「Son Of Reach For It (The Funky Dream)」はぶりっとしたベースのソロにコーラスのかけ声、モジュレーションがたっぷり効いたシンセソロがとってもファンキィぃぃぃぃぃぃぃぃ!
ラス前の「Positive Energy」はどことなくCASIOPEAのスキャット曲「Dazzling」を初期のメンツでやったような縦ノリの曲だが、Georgeのモノシンセソロで一気に彼のカラー。
非常に高質なファンクアルバム。「Positive Energy」のスキャットも「ヴォーカル」と捉えるとすべてがヴォーカル曲で、「このアルバムは歌で行こう」という強い意志が感じられる。「80年代ファンク」を味わいたければ、ゼヒ!
【収録曲】
1. Shine On
2. You
3. Dream On
4. I Will Always Be Your Friend
5. Framed
6. Ride On Love
7. Son Of Reach For It (The Funky Dream)
8. Someday
9. Positive Energy
10. Let Your Love Shine
George Duke Online
「Shine On」
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購入金額
3,500円
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購入日
1987年頃
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購入場所
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