以前の3桁の型番では一桁目でシリーズを表し、2~3桁目はモデルチェンジごとに変わるという命名基準だったのですが、これでは分かりにくいという事で、一桁目をアルファベットに変えたという事だったと思います。
その結果、2,3,5,6の4シリーズはX,A,Tの3シリーズに統合されました。それと、コンシューマ向けのiシリーズというものが3桁シリーズの末期から存在していましたが、これはそのまま残されています。iシリーズは、他のシリーズの筐体色を変える等してコンシューマ層の発掘を狙ったモデルです。
4つをまとめてTAXiシリーズと呼ばれた事もあるようですが、後にRやG等が入ってきたりした為に死語となっています。切り替わった時期が2000年だった事から、ミレミアムシリーズとも呼ばれます。
さて、このA21eはA2xシリーズの2世代目で、eは廉価版を意味します。と言っても、最近のように6段キーボードだったり、ウルトラベイが無かったりという事はありません。ちゃんとThinkLightも付いています。今で言うi付きのような感じで、単純に性能の差によって安くしているわけですね。
その性能は、CPU モバイルCeleron 700MHz、メモリは最大256MBと、まぁ速くはないですね。HDDは20GB程度のようですが、このA21eにはマウンターしか付いていませんでした。それでも、画面は14インチと15インチがあったので、結構需要はあったのでしょうね。ちなみに、これは14インチです。
Aシリーズのえらいところは、安くてもドッキングステーションが使えたり、キーボードもそれなりにしっかりしているという事ですね。
また、キーボード上にあるロゴのフォントにしても、タッチパッドが無くすっきりとしたパームレストも、今には無い、往年のThinkPadという雰囲気をかもし出しています。
ジャンクで500円という事で勢いで買った物ですが、全体的に綺麗で、ちゃんと電源も入りました。若干液晶が黄色い気がしましたが、まぁ問題無いでしょう。HDDは無いものの、メモリは128MB、そしてCDドライブも付いているので、適当なHDDを入れて動かしたいですね。
ところで、自分がThinkPadを気に入った経緯というのは、中古屋にズラっと並ぶ3色ロゴに赤のトラックポイントというマシン達に一目惚れしたからです。ただ、買おうにも、中古でも数万円する代物を簡単に買える訳は無く、中古屋を彷徨っている内に見つけたのがこれと同じA21eでした。値段は8,500円ぐらいで、これなら買えると思ったのですが、悩んだ末、8,500円はよく考えたら高いという理由でやめました。
あの時に悩んだマシンが500円?というのがこれを買った理由です。何度も書いていますが、時代の流れは速いです。
13インチ、14インチ、15インチのThinkPadのA4シリーズを並べてみました。
2012/05/30
カメラ新調に伴い、一部写真の入れ替えと、追記を行いました。
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購入金額
500円
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購入日
2011年05月27日
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購入場所
ヤフーオークション
kenさん
2011/05/29
名湯さん
2011/05/29
名湯さん
2013/02/23