部屋を整理していたら、出てきたのでオーバーホールしてみました(^^;
2000年の最上位のマシンと言えば、河童コアのPentiumⅢ&i820の組み合わせでしたが、RIMMのメモリが高すぎて、さすがに一般的なものではありませんでした。一応、i820でSDRAMを使えるようにするMTHというチップがあったのですが、これは後にリコールされることとなります・゚・(つД`)・゚・
当時のRIMMは非常に高価で128MBで9万円近くしており、ローエンドで主流だったCeleron500MHz+i810マシンがまるまる買える価格であり、ほとんど普及しませんでした。
(実際はVIAがApollo Pro133Aという素晴らしいチップセットを出していたのですが、当時のDELLはCPUもチップセットもintel一色でした)
上記のようなこともあり、DELLでは河童PenⅢ(FSB100MHz)+440BXの組み合わせが事実上のハイエンドとなっていました(^^;
ちなみに、このマシンは親が2004年くらいに中古で買ってきたものです(^^;
付属品のリカバリCDとかもあったはずだけど、行方不明・・・
中古購入時のスペックです。
【CPU】PentiumⅢ-850MHz(Slot1)
【メモリ】PC100-256MB
【HDD】20GB(BXマザーなのでATA33接続)
【マザー】intel SE440BX-3
【光学】LG電子 CRD-8480C
【FD】TEAC FD-235HG
【VGA】Diamond Viper V550(RIVA TNT 8MB AGP)
【サウンド】Creative SoundBlaster128PCI
【LAN】3Com Etherlink 3C905C-TXM(100BASE-TX)
【電源】200W(DELL独自規格)
【OS】Windows98SE
とりあえず、中身を見てみます。
Σ(゚д゚lll)さすがに汚いな・・・
CPUが黒いフードに覆われていますが、外すと埃びっしり(^^;
これがハイエンドの証、Slot1版のPentiumⅢです(´Д`;)
更に、前面の吸気孔もエラいことに・・・orz
とりあえず、完全分解して掃除しました・・・
エアブロワースプレーと浴槽が大活躍です(^^;
清掃後のパーツを紹介します(゚ω゚)
・PentiumⅢ-850MHz(Slot1、FSB100MHz)
チップセットが440BXなので、FSB100MHzのモデルになります。
他社は、ApolloPro133Aや810Eで、FSB133&Socket370のPentiumⅢが多かったのですが、DELLでAGP付きで、i820以外の組み合わせを選ぶと、時代遅れな440BXになりました(´・ω・`)
・ファン(CPU、ケース兼用)
このPCは、CPUにファンが付けられておらず、ケースファンを利用してCPUごと冷却していました。合理的ですし、大きなファンを使用することで低回転でも十分な風量が得られ、結果として静音なマシンとなります(;=゚ω゚)=333 ただ、さすがに10年ものなので劣化がしているのかそれなりに軸ブレを起こすような音がなります(^^;
・SDRAM 256MB PC100 CL2
マイクロンのメモリで、当時にしては大容量な256MBのものです(*´д`*)
Windows98SEならかなりの余裕があります。
XPでも常駐ソフトを切れば、それなりに使える容量です。
・Quantum Fireball+ LM LM20A461
今は亡き、Quantumのファイアーボールです。
容量は20.4GBのようです。確かこいつ自体はATA66対応だったと思いますが、440BXマザーの為、ATA33で動作します。でも、80芯ケーブルが使われていたりします(^^;
また、アクセス音が大きく、ケースと共振してボコボコと低くて大きい音がなります。
・intel SE440BX-3
intel純正の440BX搭載のSlot1マザーです。DELLでは初期のPentiumⅢ(カトマイ)時代から、ずっと使われていました。非常に息の長いマザーです(゚ω゚) 電源仕様が特殊であることから、実質DELL専用だと思います。サウンドやLANなどのオンボードデバイスは搭載されず、機能的には非常にシンプルなマザーです。
AGP(×2)×1、PCI×4、PCI/ISA共用×1、ATA/33×2、DIMM×3と拡張性はそこそこあります。IDEはBigDrive未対応で、USBも1.1が2つあるだけです。USBの拡張用のピンヘッダもありません。
・LG電子 CRD-8480C
普通のCDROMドライブです。LGは結構静音で定評がありました。
しかし、調子が悪く、ピックアップがシークがうまくいかない時があるようなので、余り物のBenQドライブの交換しています。
・TEAC FD-235HG
普通の2モードのFDドライブです。FDと言えば、TEACやSONYですね(´ω`)
・Diamond Viper V550(RIVA TNT 8MB AGP)
当時、定評のあったDiamond社のビデオカードです(;=゚ω゚)=333
VRAMは8MBと少ないですが、前世代のRIVA128ZXよりは大幅にパワーアップしています。出力はD-SUBのみと割り切った仕様です。このときには既にGeForce256の選択肢もあったと思います。
そういえば、このカード、何と1920×1080の解像度が出せたりします(^^;
しかもOS標準のドライバで・・・・さすがに16ビット色ですが。
・Creative SoundBlaster128PCI
このモデルは標準ではサウンドがありません。一番安い選択肢がコイツです。っといっても、アンプ内蔵していないスピーカーでもそこそこの音量で鳴らせますし、音も悪くは無いです。この頃はSounblasterLive!Valueが定番でした。
・3Com Etherlink 3C905C-TXM(100BASE-TX)
CPU負荷が小さく安定した性能の得られる、3comのLANカードです。
ただ、このモデルはコネクタ部分が表面実装であるため、強度が低く、コネクタが取れそうで怖いです(^^;
・その他
DELL独自規格電源、ケーブル類、機構部品です。
このモデルはドライブの固定はネジで行っています。
以上の部品で、このマシンが構成されています(;=゚ω゚)=333
分解掃除をしてから、組み上げました。
綺麗になったし、まだまだ使える???
とりあえず、XPをインスコしてベンチを取ってみる・・・
CrystalMark2004R3
・・・orz 演算能力ATOMの1/3以下・゚・(つД`)・゚・
その他も大幅に劣っている・・・
ちなみにYoutubeは360pでコマ落ち気味・・・
そもそも、IE8自体が重い・・・orz
動画再生もH.264は無理・・・
DVD解像度のMPEG2が重く感じるくらい。
ただ、Office2003は軽快に動きます。
当時のアプリケーションなら、十分快適なはず・・・なんだよな~(^^;
オーバーホールしたけど用途が無い(゚∀゚)アヒャ
ジャンクパーツで、下駄+鱈コアCeleron1.4GHz、メモリMAX、GeForceFX5600、GigabitLAN、USB2.0、S-ATAカードを増設して・・・Win7もサクサクっとか・・・やる気が湧かないですね(^^;
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購入金額
10,000円
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購入日
2004年頃
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購入場所
不明
リーダーさん
2011/05/21
かじじさん
2011/05/21
ふっけんさん
2011/05/21
確かにSlotに挿すCPU自体懐かしいですよねw
ファミコンカセットのように挿すという表現も懐かしいですw
かじじさん
(゚∀゚)その手があったか!AGPにこだわる必要もないんですねw
でも、このマシンの為に4350PCIを買う財力と気力が無いです(^^;
ガトーさん
2011/05/22
懐かしみながら見せていただきました(^^;
mickeyさん
2011/05/22
だったので、懐かしくなりました。
その頃のメモリが、部屋に沢山転がっていますw
sakさん
2011/05/22
あの頃はサポート体制なども好くて最強じゃんと思ってましたね
>FDDはTEAC
ミツミjk
s3zm4rさん
2011/05/22
おかげ様で、処分する決心がw
ふっけんさん
2011/05/22
定番パーツが満載ですよねw
拡張カード類は、今は全てオンボードで実現できてしまうので、
選ぶ楽しさが減りましたね(^^;
mickey さん
このシリーズは息が長いですからねw
私も会社でPenⅢ-500MHzのモデルを使っていました。
sak さん
確かにゲートウェイとDELLが顧客満足度1位争いをしていたときですねw
その後、DELLのサポート体制は堕(ry
>ミツミjk
ミツミも良いですね。イジェクトボタンを素早く押すと、FDが飛び出て落下するところが最高ですw
s3zm4r さん
それを捨てるなんてとんでもないw
ありえないくらい拡張して、XPサポート終了までは使ってあげましょう(^^;
いや、私も友人の会社にあげようかと・・・