メモリチップにヒートシンクが付いていないので、メーカーが言うところの「OCチャレンジ用」としては不安が残る製品ですが、私の場合「良く冷えそうだからファン回転数下げれば静音にも向けられるかな」という思考から購入したので、OC出来なくても無問題。
だったら最初っからR6950 Twin Frozr IIでいいじゃんと思わなくもないのですが、こっちのほうが実売3千円くらい安いとか、ネタ性があるとか、そういう理由からこちらを選んでます。
で、こーいう上位製品に求められるのって、主に処理速度ですが、このランクのカードでは「出て当たり前」。
ということで、ベンチマークはR6950 Twin Frozr IIのレビューでも参照頂きたい。
私が重視したのは、静音性能と長時間の動作安定性。
「放熱面積が広い=熱が広く拡散する=筐体内部の温度や動作時間に左右されにくい」
ということは、Twin Frozr IIより、冷却性能のピークに達するまでに、余裕があるはずです。
「冷却性能テスト」
アイドル時温度:41.2 - 41.1 - 41.1 - 41.2 - 41.2 - 41.1 - 41.1 - 41.2℃
負荷94%時温度:48.4 - 66.3 - 66.4 - 66.3 - 66.1 - 66.3 - 66.1 - 66.2℃
アイドル時回転:40 - 40 - 40 - 40 - 40 - 40 - 40 - 40%
負荷94%時回転:50 - 50 - 50 - 50 - 50 - 50 - 50 - 50%
つーわけで、五分刻みで温度計測。
価格コムに載せたデータ流用してますが、結論から言って「長時間の連続稼働向け」であるのは間違いないです。
元々、ゲーム用に購入していない(GPGPUによる動画エンコ)ので、ピーク状態での連続稼働性能を重視したのですが、こいつは当たり。
とにかく、冷却性能の安定性はずば抜けて高いと断言出来ます。
ネトゲなどで長時間連続稼働する人にもお奨めな性格をしたカードと言えるでしょう。
ただ、ケースによっては冷却性能が安定しないという情報もあります。
カードを縦型配置にすると、いきなり冷却性能が下がった事例も見受けられるので、煙突効果を狙ったSilverStone Ravenシリーズなどでは、本製品は避けた方がいいかもしれません。
なお、ファンの回転数についてですが、温度に応じて回転数を自分で設定可能です。
付属アプリのAfterBurnerにて、マニュアル設定が出来ます(画像参照)
元々の設定でも十分冷えますし、回転数上げても性能が劇的に向上しない(MAXで回しても、ピークから2℃くらいしか下がりません)傾向がありますが、ケースによっては効果が見込めるかもしれません。
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購入金額
26,980円
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購入日
2011年03月26日
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購入場所
九十九電機 名古屋一号店
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