FDDがNGになった後は主にPCI接続のUSB2.0カードがその役目を担っていた。
しかしPCIスロットを持つマザーも少なくなり、末期のFDD同様カタチだけのバンドルパーツとなっていた感は否めない。
という訳でWindows7末期に増えていたのがPCI express用のUSB3.0カード。実際私もコレは窓辺ななみSMのオマケ…じゃなかったその時のWindows7とバンドルで購入している。
特に下記のDECA DCD-PCIEU3P2は一部ショップで980円というUSB2.0カードに匹敵する価格になっていたので最早2.0カードを選ぶ必要の無いレベルになっていたのだが、入荷している店舗が限られた。
しかしそれに次ぐ低価格を誇っていたのがこの玄人志向製USB3.0N4-PCIe。
搭載チップはルネサスエレクトロニクス社製μPD720200 。いわゆるNEC系のチップだ。補助電源として側面にペリフェラル4pinを備え、小型の基盤に2ポートを備える姿はほぼDECA製と同等品と言える。
両者の一番の差異は、ロープロファイルブラケットの有無。ほぼ同じ基盤サイズを持つDECAにはロープロファイルブラケットが付属していたのだが、コチラにはない。
恐らく基盤サイズはロープロファイルクラスなものの、先述の補助電源コネクタの向きが外側なので、そちらを接続すると薄型コネクタでも使わない限りロープロファイルケースに収まらなくなる。
補助電源コネクタ無しでも「とりあえず」動くが、USB3.0の給電能力を生かしきれない規格外の動作だ。
またDECAで無駄に光まくっていたインジゲータLEDは無し。正直無くても実用上の差異は無いだろう(私みたいな光物マニアを除けば)。
しかしWindows8からDSP版のバンドル販売制限が無くなり、以前DECAのUSB3.0カードを「DSPバンドル品の新定番?」なんて書き出したりしていたが、その時代は思っていたより早く終わってしまった。
という訳でバンドルという枠から離れて本来の旧型PCにおけるUSB3.0追加という役割が大きくなってくるのだが…これまた、同社から後継モデル「USB3.0RD-PCIe」が登場している。
チップ自体も後継のμPD720202となり省電力化と高速化が図られているらしいのだが、更に実売価格のが安くなったというオマケ付き。
もちろん他社製品や上位価格帯を含めれば補助電源コネクタの位置を変更しロープロファイルに対応させたモデルや、4ポート増設モデル。更には内部ピンヘッダを増設できるものまでUSB3.0カードのバリエーションは様々だ。
OSバンドルの役目が無くなったと思ったら、既に旧型PCの増設用として見ても、あえて選ぶものではなくなってしまっていたのだった。
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購入金額
1,300円
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購入日
2012年07月07日
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購入場所
Sofmap
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