OTTOTTRIO=オットットリオ。
このスナック菓子だか漫才トリオだか判らない名前のグループは、もともと超企画ものの超一発屋。
なにせ、「コンサート会場の空きが出て『何かする必要ができて』一夜限りのでっち上げバンドを作った」のがこのバンドの結成理由。
でもソコはこのメンツ。
スゴイものを作り上げてきました。
なぜに「トリオ」か。それはギターが3本あるからよん...ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!??
安藤まさひろ:ギター(T-SQUARE)
野呂一生:ギター(CASIOPEA)
是方博邦:ギター(当時フリー)
則竹裕之:ドラム(T-SQUARE)
美久月千晴:ベース
笹路正徳:キーボード(NAZCA)
吉広千鶴子:キーボード
てな超絶メンツ。
当時のフュージョンシーンを代表する2大バンドCASIOPEAとT-SQUAREの看板ギタリストが共演するのもスゴかったが(後にこの2バンドはバンドごと共演したライブをやってますがそれはずいぶん後のお話)、これをまとめたのが松岡直也のバンドでガンガンに情熱的なラテンなギターを弾きまくっていた是方博邦っつーんだからスゴイ状況。理論とテクニックの野呂、ハーモニーとフレーズの安藤、ブルースとラテンの是方と全く三者三様のソロが駆け巡り、収拾がつかなくなると思いきや....そんなことはなかった。
Boz Scaggsの名曲、We're all Aloneのソロ回しでは若干そんなケハイもあったが、 1曲目の野呂一生が作ったBoys Be Ambitiousは彼ならではの理論に裏打ちされた計算されたハモりで、難しいはねるリズムの上で3人が絡み合いすばらしいハーモニーを生み出している。2曲目のGuitar Cubicも則竹ならではのかちっとしたリズムの上に3本のギターが壁を作っており、見事に調和している。
本当に一発屋には惜しい高品質。その後数年経って、スタジオ盤も出たけれど、ヤッパこのライブ盤の方がよかった(実はこの時のライブは2分割されてCASIOPEAが当時所属していたポリドールから本品が、T-SQUAREが所属していたSONYからは別選曲でRED LIVEが出てたけれど本品の方がすき)。「空いた穴をうめなきゃ」って火事場の馬鹿力なのかなぁ。
【収録曲】
01 Boys Be Ambitious
02 Guitar Cubic
03 Pricia
04 Mr.Moon
05 上を向いて歩こう
06 We're all Alone
「Guitar Cubic」
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購入金額
2,800円
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購入日
1988年頃
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購入場所
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