ポートマルチプライヤ基盤です。
http://ascii.jp/elem/000/000/354/354414/
SATAII Port Multiplier1.1準拠。
SiliconImage社製Sil3726を搭載。起動ディスクをつなげることはできません。
OSが立ち上がってドライバが読み込まれた後、HDDを認識してくれるはずです。
接続する側のホストコントローラーがRAIDに対応していれば、5台をRAIDで組むことも可能です。
製品名は不明。
というか「5ポート SATA IIマルチプライヤブリッジボード, RAID機能」もしくは「 Port SATA II Multiplier Bridge Board, RAID Function」がそのまま製品名のようです。
一応、型番は51157。
OEMなんでしょうね。
■■1本のケーブルにHDD5台を増設できる■■
最大5台のSATA-HDDをSATAII×1ポートへ変換します。
ホスト側: eSATA×1ポート
ドライブ側: SATA×5ポート
PCI-Express×1接続のeSTAT基盤などにつないでHDDの増設を行うことが出来ます。
または、eSATA-SATA2変換ケーブルを使うことで、マザーボード上のSATAコネクタにつなぎ、このポートマルチプライヤで5台までのHDDを接続することが可能となります。
もちろん、そのままeSATAにつないで使うこともできます。
ただし、ホスト側に接続する機器のホストコントローラがPortMultiplierに対応している必要があります。
これがとても重要なことで、PCIeなどに刺すタイプのeSATA増設カード類は、たいがいポートマルチプライヤに対応しているのですが、マザーボードのSATAやeSATAにつなぐ場合、マザーボードのチップセットがポートマルチプライヤに対応している必要があります。
■■ いったいどのホストコントローラーが対応しているのか ■■
で、問題なのが、マザーボードのスペックに「ポートマルチプライヤ対応」などと丁寧に書いているメーカーなどはほとんど存在していないということです。
対応しているかどうかは、チップセットの型番から調べる必要があるので、かなり面倒くさい。
というのも、ポートマルチプライヤそのものが、ほとんど流行らなかったという理由もあるのですが・・・。
で、探し当てたのがここ。
https://ata.wiki.kernel.org/index.php/SATA_hardware_features
チップセットごとに、どういったものに対応しているのかが表記されていてひじょーーーーーに便利。
■■ ポートマルチプライヤにも種類があったようで・・・ ■■
ここをみてみると、「PMP」というのがありますが、これが「ポートマルチプライヤ」。
yesとなっていれば対応しているよということ。
お隣には、「PMP SM」という表記がありますが、これはポートマルチプライヤの種類。
CBS Supports Command Based Switching port multiplier
FBS Supports FIS Based Switching port multiplier
CBSというのはコマンドベース・スイッチング ポートマルチプライヤ。
1つのHDDに対しての読み書きのコマンド要求があると、その処理が終わるまで次の処理を待たせておき、処理が終わりしだい次のコマンドを伝えます。
FBSというのは、FIS・スイッチング ポートマルチプライヤ。
コマンドベースとは違い、一度に複数のコマンドを送り込むので遅延が少なくなり高速化します。
そのため、SATA2の大域幅を最大限利用できます。
知らなかったので、そんなのあるのか・・・って思いました。
FISベースのほうがいいみたいですね。
というより、コマンドベースではほとんど速度は期待できないということでもありますが。
■■ 使ってみた ■■
・・・といきたいところなんですが、諸事情があって、死蔵ということになりそうです。
Intelマザーのレビューに応募して、それの当否待ちだったのですが、いっこうに通知が来なかったので、あきらめてAMDのE-350搭載マザーを買うつもりでいました。
買うつもりだったのはECS HDC-I2です。
ところが、このマザーにはSATAが2本しかついていませんので、HDDの増設が難しい。
そこでanzuさんからのアドバイスで、「この手のポートマルチプライヤで増やすというのはどうでしょう?
http://www.kuroutoshikou.com/products/henkan/pm5p-sata2.html」ということで、ポートマルチプライヤの基盤を探し回っていました。
そしてやっとのことでみつけたこのポートマルチプライヤ。
さきほどのサイトでチップセットを確認してみると、CBSながらPMPには対応している。
これでHDDの増設問題も解決だ!と意気揚々とAmazonで注文。
受注のメールを確認しようと受信箱を確認すると、なぜかZigsow運営からのメールが。
Inlelマザーのレビューに当選!
と、ここで慌てて注文をキャンセル。
国内ではほぼ入手不可能なので、売るのはもったいないし、このまま使い道が無いまま死蔵ということになりそうです。
メーカー直販だと112,50ユーロで、めっちゃ高いです。
ちなみに、AtomのマザーのSATAにeSATA変換ケーブルをさして、このポートマルチプライヤをつなげ、ポートマルチプライヤ基盤にHDDを1台接続すると、普通に認識して読み込みします。
2台目をつなげると、チップセットが対応していないので、どちらのHDDも認識しません。
製品情報
http://jp.lindy.com.tw/productdetail.php?Cid=266&Pno=...
メーカー直販
http://www.lindy-international.com/shop/showProductDetail...
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購入金額
9,000円
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購入日
2011年03月12日
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購入場所
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