青インクとして定番といえば、この「ペリカン4001ロイヤルブルー」を思い浮かべる人も多いでしょう。モンブランと双璧をなすペンメーカー「ペリカン」から発売されている定番品です。ドイツ製のインクだからか(Made in Germanyと書いてあります)、英語で Royal blue と書いてあるよりも先にドイツ語で Königsblau と書いてあります。
しかしこのインクは、ブルーブラックと間違って買ってきたものです。気づいたのは家に帰った後でした。現在は死蔵しています……
水で綺麗に流れる
このインクは純然たる染料インクで、耐水性はありません。むしろ、水につけると清々しいほど筆跡が消えます。しかし、耐水性の有無を気にする私のような万年筆ユーザーは少数派です。私の場合、万年筆を実用として普段使いしているのも原因ですが。
雑貨店にあるレベル
万年筆の専門店はもちろん、ロフトや東急ハンズといった雑貨店でも取り扱いがあることを確認しています。
かなり良心的な価格
店にもよりますが、ミリリットル単価は12~15円です。非常にリーズナブルであることも、おすすめされる理由のひとつです。その色から汎用性が高く常用に向くので、元を取りやすいと感じられます。ただ、私は耐水性を気にするほうなので死蔵してしまっていますが……
シチュエーションを選ばない
墨文化だった日本では黒インクのほうが馴染みがありますが、もともとインク文化だった欧米では青インクがよく使われているようです。青インクは黒インクより目に優しく、濃淡も出やすいです。
ペリカンのロイヤルブルーについて言えば、色が明るすぎることもなく、ただ公式文書に使えないだけで、使うシチュエーションをほとんど選びません。
水によく溶け、手入れも簡単
水で流れるので、手入れにはあまり困りません。ただ、液性が酸性であるようで、以前つけペンで使った時に(カリグラフィーの練習でした)一部ペン先が錆びた疑いがあります。しかしこれは金ペンで使う分には無縁の問題ですし、鉄ペンでも現在の万年筆は腐食しにくいようなので(プレピーに古典インクのカートリッジが付属するくらいですし)あまり問題にはならないでしょう。
また、うっかり誤記をしたとしても、同社はスーパーシェリフという修正ペンを用意しています(但し、私はこれを持っていません)。これはロイヤルブルーだけを消すことができます。ガンヂーインキ消しよりも特化されています。
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購入金額
840円
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購入日
2014年頃
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購入場所
NAGASAWA梅田茶屋町店
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