レビューメディア「ジグソー」

一分間にコンパスを何回転させる事ができるか!?

 

 GIRIGIRI限界チャレンジ≪番外編≫「ULTIMATE BUNGU GRAND PRIX」のレビューを行うにあたり、今回選んだ「スーパーコンパス くるんパス」についてのレビューに続き、チャレンジ内容について記述致します。

 

 

 2013/10/24 製品レビュー追記


 

【製品レビュー】


 コンパスなんて趣味や仕事で使う必要がある人以外は滅多に使うことの無い文房具ですが、小学 3年生になると算数の授業で必ず使い方を習います

 そして丁度今年 3年生になる息子に普通のコンパスを与えたのですが、先生からダメ出しを貰ってきました。

 家でコンパスを使わせてみると、脚を持ってしまい円が歪んでしまったり、回転途中で持ち替え針がズレてしまったりしていました。

 先生に聞くと同じような子が結構いるようなのですが、コツは教えていただけましたが練習あるのみとのことで、少しでも描き易いコンパスはないかと探してみたところ本品を見つけました

 それでは外観から見ていきます。



 まず目立つのは本品の肝である持ち手に付いている「くるんキャップ」でしょう。

 ”キャップ”という名の通り持ち手から外すことが出来ます。



 キャップ下部の内側が出っ張っており、持ち手下部に掛かるようになっていて逆さにしても抜けないようになっています。

 そしてこのキャップを持ち手にハメたまま指先でつまみ回すことで、持ち替えることなく円を描く事が出来ます



 付いてきた台紙には、まずはくるんキャップを握って描いてみて慣れてから指先でつまむようあるのですが、実際に息子にやらせてみたところ握って描くのは逆に難しかったようで最初から指先でつまんで描いていました。



 そしてこのキャップは持ち手として使うだけでなく、針のカバーとしても使うことが出来ます。



 針のある側の足に出っ張りがあるので、そのままキャップを被せる事でパチンっとハマります。



 もっとも本品にはケースが付いてくるので、極力荷物を減らしペンケース等に一緒にしまいたい人以外はキャップは持ち手に付けたままにしておく人の方が多いでしょう。


 

 描き易さの秘密は持ち手を持ち替えなくて済むだけではなく、回転に合わせキャップが傾きくるんパスを深く倒しても自然に描き易い角度で持つ事が出来ます

 

 

 また見た目でも分かる特徴で、持ち手がコンパスの中心から鉛筆側にズレて付いています。

 

 

 これにより自然と鉛筆側に荷重をかける事が出来、円を描き易くなっています。

 

 この他にも脚を開いた時に針が垂直になるように斜めに付いていたり、鉛筆を固定するネジが小さい力でしっかり締まるように大型のネジを採用したりしていますが、最近の子供用のコンパスでは定番の仕様のようです。

 実際に息子と私で円を描いてみました。

 

 

 息子は左利きで、本品を使う事で難なく円を描けるようになりました。

 利き腕でない右手では中心をズラさずに回転させることは出来るのですが、力加減が難しいようでなかなか濃い線で描けません。それでも数回転させることで円は描けました。

 


 大人ならば、左右の手で更に回転を反転させて描くことも簡単に出来ます。

 



【ギリギリ限界チャレンジ】

 

 レビュー課題が「製品に求められる性能の限界にチャレンジ!」となっており、低価格なコンパスに求められる性能を考えた時、如何に簡単に円を描けるかという事だと思います。

 大人や子供でも器用ならば低価格なコンパスで苦も無く円を描くことが出来るでしょうが、習いたての子供ではなかなかそうはいきません。

 そこで本品が如何に簡単に円を描く事が出来るかを見ていただくため今回のチャレンジを思いつきました。
 (決してメーカー関係者ではございません(^^; )

 内容は「中心点をズラさずに一分間に何回転円を描く事ができるか!」です。

 チャレンジを行う前にコンパスで円を上手に描くコツをおさらいしてみます。


1. 円を描いている時には持ち手だけを持ち、脚には触らない

2. コンパスを進行方向に倒しながら回していく

3. 極力描き途中で手を持ち替えない

4. 肩に力が入らないように注意する

 

 人によって他にもご意見はあると思いますが、こんなところかと思います。

 通常のコンパスで描くには全て注意しなくてはならないわけですが、「くるんパス」ならば”1.”と”2.”と”3.”はくるんキャップのおかげで特に気にすることなく出来ます。

 

 それではチャレンジを見ていただきます。

 

 コピー用紙など薄い紙だと切れたりよれたりしそうでしたので、厚紙に描く事にしました。

 

 多少鉛筆が浮いてしまっても、針がズレなければOKとさせていただきます。

 

 

 結果は「119回転半」でした。

 

 平均 1秒間に約 2回転です。

 

 ちょっと練習してから臨んだわけですが、ラストスパートの速度を 1分間保つことは出来るのですが、つい力が入り過ぎ中心点がズレてしまいます。

 

 もっと練習してから再度挑戦しても良いのですがくるんパス」の実力はこれでお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

 もっとも、簡単に円を描く事の実証ならば先の息子と私が利き腕でない手で円を描いた動画で十分な気もしますが(^^;

 

 今回チャレンジを行ってみて円の描き易さだけを考えていましたが、通常行うことがないだろう高速回転を行いグリグリと力を入れて描く事で針の強度の不安も払しょくされました

 

 実は今回撮影した動画以外にも足で描けるかなども試し身体が固すぎボツとしたのですが、それだけでなく足だと力加減が難しすぎ中心がズレることなく描く事がほとんど出来ませんでした(何回か描けましたが、とても簡単にという訳ではありませんでした)。

 

 この時、針にかかった荷重は相当なものだったと思うのですが、今回のチャレンジと合わせ針のぐらつきなどは見られませんでした。

 

 昔使ったコンパスは針がぐらついたり抜けたりなんて事がありましたが、くるんパス」は針の強度もしっかりしているようです

 

コメント (10)

  • aoidiskさん

    2013/10/21

    昔使ったコンパスは、針の交換もできましたよね。
    見た目ももっといかめしく ごつかった気がしますね。
    今のコンパスは、なんかスマートですね。
    簡単に円をかけるのはいい。
    昔のは、力の加減で、円がゆがんだりした記憶が・・・
    おもしろかったです。
  • atsuo@tokyoさん

    2013/10/21

    > aoidiskさん

    ありがとうございます。

    確か針のある側の脚がもう一段折れて、円を描いている時に針が垂直になるなんてコンパスを持っていましたが、可動部が多いとネジが緩んで円が歪んだりしていましたねぇ。

    製図用のしっかりした奴は別でしょうが、昔の子供用のコンパスはとにかく書きづらかった覚えしかありません(^^;

    チャレンジ動画は絵的に地味なので、ちょっとがんばって作りました(^^
  • はにゃさん

    2013/10/21

    レビューおつかれさまでした。
    昔の二等辺三角形の頂点を握るタイプなら、目標とする円の半径1/2の軌跡になりますが、これみたいに、少し握りを外側にすることで小さい円も書きやすそうですね。

    小学校で使うコンバスは使いづらかったです。
    中学の終わりぐらいにどうしても製図用が欲しくなり購入しました。
    あれはいまどこにあるんだろ?
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