先日入手したANTECのケース『Micro Fusion Remote 350』が抱える最大の欠点というか、欠陥は、ドライブベイ数が極端に少ない事だ。
3.5ベイがたったの一個。
ANTEC最大の失敗作。
なにしろ、3.5インチベイと光学専用5インチベイが一個づつという、拡張性も何もあったもんじゃない仕様なので、小容量のSSDをシステムドライブ、大容量HDDをデータドライブ・・・といった使い方が一切出来ない。
流石にこの仕様じゃ使いづらいこと甚だしいので、購入したのがこいつ。
空きPCIスロットに、2.5インチのストレージを固定するためのマウンタである。
一見、PCIカードのように見える製品だが、マウンタなのでただの板。
このように、表も裏も一切パターンは刻まれていない。
スロットに刺さるよう加工された部分も、単にマウンタがズレないようにするためのものに過ぎない。
一応、PCIとPCI-Express双方で使えるよう作られており、PCIスロットカバー部をネジ留めする位置を指定の穴にすることで物理干渉を回避出来るが、PCIで利用する場合はスロットの根元まで刺さらなくなるので、少しグラグラする。
こちらが固定金具で、ロープロファイル用も付属する。
付属するネジは全て同じもので、2.5インチドライブの固定用ネジも入っている。
ドライブを装着すると、こんな感じ。
一瞬、PCI接続SSDっぽく見えるが、もちろんSATAケーブルは必須。
なお、本来はスロットのある位置に取付けることで安定性を確保するのだが、ケース次第ではPCI固定ネジ側だけでも、そこそこカッチリ留まる。ただし、ネジ留め必須。
このように、要は「単なる板」だけど、今回は三店舗渡り歩いて捜す羽目になった。
最近は、こういう配慮のないケースも減っているし、さほど必要とされない時代になったんでしょうな。
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購入金額
980円
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購入日
2014年08月08日
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購入場所
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