その時は結果的に、以前から使用していた空冷ファンのほうが活躍してしまったため、なかなか水冷のレビューができずにいましたが、改めてこちらの簡易水冷の導入についてレビューしたいと思います。
いくら簡易とはいえ、水冷というとかなり高価そうなイメージがありましたが、こちらの簡易水冷ユニットは4980円!5000円をきる価格で購入できるなんてぜんぜん思っていなかったのでびっくりです。
こちらが簡易水冷の本体のユニットです。CPUに接触する部分からラジエーターまでホースでつながっています。今回はケースの120mmファン部分に設置するタイプです。
付属品がこちら・・・
Intel・AMD両対応、特にホームページを確認すると下記のとおり現行ほぼすべてのソケット形式に対応しています。
対応CPU
intelソケット775/1155/1156/1366
AMDソケットAM2/AM2+/AM3 / AM3+ / FM1
こちらの付属品はそれぞれのソケットに対応するためのマウンター・バックプレート、それらを固定するねじ類です。
もちろん120mmファンも付属しています。
1300rpmで至極スタンダードなファンといった印象をうけます。
取り付け方法です。今回はLGA1366であるDX58SO2へ取り付けました。
まずは上記の付属品の中からインテル用のバックプレートを用意し、四隅にLGA1366用・LGA1156(LGA1155)用・LGA775用にそれぞれねじ穴があるので、そこにビスを取り付けていきます。
先ほどビスを取り付けたバックプレートをマザー背面に取り付けます。きちんとLGA1366のファン用ネジ穴にはまりました。
つづいてインテル用マウンターを用意。こちらにもマウンターの四隅にもネジを取り付けていきます。
このマウンターを水冷ユニット本体のつめに引っ掛けます。特にこのマウンターと水冷ユニット本体は固定するわけではなく、あくまでも”ひっかける”感じです。
なお、写真の灰色のところはグリスです。はじめからCPUと接触する部分にはグリスが塗られていました。
いよいよ簡易水冷ユニットを組み込んでいきます。
まずは先ほどマザー背面にとりつけたバックプレートに水冷ユニットをネジ止めしていきます。
先ほど書いたとおり、水冷ユニットを固定するためのマウンターは水冷ユニット自体とは特別固定されておらず、あくまでひっかけているだけで取り付けをしようとするとマウンターがユニットから外れてしまったりして、結構大変でした。
とくにグリスが水冷ユニット側に塗られているんで、手を滑らせるとグリスが余計なところに付着してしまいそうになりました。
最後にラジエーターをケースの120mmファン部分に取り付ければ完成です。
ホース部分の取り回しに苦戦をするかなと思っていましたが、こちらのAPSALUS 120のホースは結構柔らかく、取り回し自体は容易でした。
少しつまづいたのは、ラジエーターとホースのつなぎ目が出っ張っているため、ケースのくぼみにぶつかりそのままではラジエーターをケースのファン固定位置に取り付けできませんでした。
もともと今回はファンはケース内側から1基だけ取り付けて使用する予定でしたが、ラジエーターを浮かして取り付けるためにラジエーター外側にもファンを取り付けて「サンド」にすることでようやく取り付けできました。
今回はCore i7 990X-EEで使用したのですが、このCPUに付属しているリテールクーラーはかなりレベルの高いものだったこともあり、ピーク時に5℃ほど下がりましたが、あまり大きな差は出ませんでした。
この後、Archonを取り付けたところ20℃も温度が下がりましたので、やはりハイエンドの空冷には適わなかったようです。
どうしても周辺の冷却が弱くなってしまうこともあり、今回は使用期間もほんの数時間で結局押入れに眠っています。
とはいえ、ファンを別のものに取り替えたりすればまた違った結果になると思いますので、機会があればまた使用してみたいと思います。
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購入金額
4,980円
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購入日
2011年08月頃
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購入場所
makibisiさん
2011/10/31
とはいえ、ファンサンドすれば、それなりの効果が出るようです。
今は4000円を切っているようですので、簡易水冷を試したい人にはいいかもですね。^^;