同じWD3200AAJSという型番でもバリエーションが豊富にあるのですが、私が使っていたのはプラッター容量160GBの初期仕様のものでした。シリーズ名としてはCaviar SEという名称が与えられています。
仕様は7,200rpm、SATA 3.0Gbpsサポート、バッファー容量8MB、160GBプラッターというものです。当時主流だったのはCaviar SE16シリーズのWD3200AAKSの方で、こちらはシリーズ名通りバッファー容量が16MBとなります。WD3200AAJSはその廉価版というべき製品でした。
当時PCのブートドライブにはWesternDigital Raptor系の製品(WD360GD→WD1500ADFD)を使っていて、どのみちデータドライブとしてのみ使うつもりでしたので、バッファー容量にはこだわらずこちらを選択しました。丁度(当時としては)安売りに出くわしたためですが。
速度性能も、騒音や発熱などの要素も、何処をとっても取り立てて特徴を感じない製品でした。特に悪いわけではなく、かといって素晴らしいというほどでもないというところです。
後に発売された320GBプラッター採用版は、当時のこのクラスとしては素晴らしい速度を発揮していたようです。私も速度に惹かれて、同じプラッターを採用していたと思われる、640GBモデルのWD6400AAKSを当時購入しています。
特徴らしい特徴はなかったこちらのWD3200AAJSですが、唯一感心したのは一度メイン機から引退させた後、サーバー用のブートHDDとして復活させたのですが、結局容量アップのために差し替えるまで、特に故障もなく動き続けたことです。これより1世代前のWesternDigital製HDDはよく壊れたのであまり期待していなかったのですが、この製品に関しては予想を良い意味で裏切ってくれました。特売品であったことも含めて、総合的な満足度は高いHDDです。
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購入金額
6,980円
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購入日
2007年12月27日
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購入場所
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