元々は標準的な250ccの車両を購入するつもりでいたのですが、車体がショップに届いた時に200ccだと言われたらしく、どうするか判断をせまられましたが、私の体格では200ccでも十分だろうと考えてこれに決めました。250のRev3に乗っている人いわく感覚的に絶対に軽いそうです。エンジンの配置から重量バランスなどが変わっているのかも知れません。パワーは十分にあるので体格的に恵まれない私にはベターなセレクトだったかも知れません。ちなみに前オーナーは女性だったらしく、クラッチのスプリングも弱くしたり、ショートレバー化、ワイドブレーキフットなど一通りのチューニングを受けた状態で届きました。唯一自分で手を入れたのはハンドルバーの両端を少しカットして狭くした位です。
排気量たったの200ccって?そんな事言う人はいないと思いますが、この軽量でコンパクトな車体、大口径なホイールに柔軟なサスペンション、低回転からでもパンチのある水冷単気筒2ストロークエンジンと来れば、200ccでも十分過ぎる程のパンチ力があります。まぁ恐ろしくて全開に出来るシーンはほとんどないです(苦笑
クラッチはもちろん油圧で人差し指一本で操作できます(一日中遊ぶととても指一本じゃ無理になりますが)。じゃないとフロントアップを自由自在にするのは無理ですからね。2002年当時は間違い無く最先端の技術が注ぎ込まれた競技車両だった訳ですから生粋のレーサーマシンです。
調子に乗ってアクセルを煽りながらクラッチをパンッとつなぐと簡単にフロントが上がってまくれて後ろに転倒します。ちょっとした段差や石などのきっかけを使ったらアクセルをそんなに開けなくてもフロントが上がりますし、体重移動でフロントフォークを沈めておいてから伸びる時にクラッチをつなぐとこれまた具合良くフロントが上がります。ま、それを自由自在に行えて、フロントアップ状態を維持できれば一気に中級者へステップアップなのですがウイリーをずっと続けるのはまだ無理です。もっと若いウチにこの競技を経験したかった。身体がなかなか覚えてくれないのですよ・・トホホ
トライアルバイクはHONDA以外は輸入車両になるので、ハッキリ言って値段が高いです。転倒したりするのが大前提なので中古は傷がいってるのは当たり前。新車で買ってもすぐに傷はいきます。上級者になればなるほど難易度が高い事をやるのでヘタこいた時の衝撃も大きく車両破損もありえます。ビギナーな私は地味にこけて小傷だらけです。
トライアルをやってみて思ったのは、車両を買ってちょっとしたメンテを自分で出来れば、こんなにお金のかからないモータースポーツは無いなってことです。ガソリンはハイオクで2ストはオイル混合が基本ですが、タンク容量3リットル程度で一日走り回っても十分持ちます。それは高回転でエンジンを回しっぱなしにすることがそんなに無いからです。体力の方が消耗して無くなるでしょう。よっぽど50ccのミニバイクレースでもやってる方がガソリン食います。トライアル場の入場料もせいぜい2千円かからないので、近場にトライアル場があるならやらない手は無いですよ。ホントお金が一番かからないモータースポーツだと思います。
ちなみに私が入手した車両、年式から言うとかなり状態が良かったのですが、私のヘタさ加減にどんどん傷が増えていき、ついにはステアケースでまくれた時に真っ赤なリアフェンダーがバッキリと折れました。代わりに2004年のリアフェンダー(1万円なり・・)をこれまた日本国内では本家とも言えるところから探して来て貰いまして、今の姿になりました。フロントフェンダーを2004年式に変えたら違和感無くなりそうだけど、私の今の腕では見栄えとかどうでもいいです。(とか言ってる間にRev3のパーツはもう残り少ない希少品になりつつあります)
仕事の都合と体調の関係で、一年近くブランクをあけてしまったのでまたビギナーに逆戻りです。年式がそろそろ10年前車両になるので古さは否めませんが、必要以上に上達しようとは思っていないので、コイツでも十分遊べます。楽しみながらぼちぼちやっていきます。
-
購入金額
250,000円
-
購入日
2008年12月頃
-
購入場所
近所のバイク屋さん
yookano794さん
2010/10/18
うわ、Betaですか!!
トライアル車では、間違いなく超一流のブランド品。こういう物をお持ちの方がいらっしゃるとは、さすがはzigsowです。
昔トライアルに興味があったのですが、気軽にできる所が近くに無くて、結局一度も経験しないままです(単に出不精なだけですが)。胃までは、引越先の駐車場の関係から、街乗りバイクからも遠ざかってしまいました。
愛車共々お体にはに気をつけて、長く楽しんでください。
shinさん
2010/10/18
Betaも黒山選手が契約解除で降りてからは、国内ではあんまり人気が無くなってしまいましたが、2002年型とは言っても当時の競技車両ですから、普通のバイク感覚で乗ると、確実にパンチ力に圧倒されてしまいますね。トライアル場ではまだまだRev3の2000年前半モデルを見かけます。初級者から上級者まで身の丈にあった課題にチャレンジできるのが楽しいですね。
もちろんワークスマシンはとんでもないらしいですけどね。
幸い関西圏ですしお世話になっているバイク屋さんが黒山レーシングと親しいので、仲間内では純粋な黒山仕様の車両に乗っている人もいたりするのですが、やっぱり別格に凄いです。かなり上手い人でも怖くてアクセル開けられないって言ってました。例えばフロントアップさせたくても前に突進するとかで荷重移動を意識してしっかりやらないとフロントが浮かないのだそうです。本当のチューニングマシンは上級者にしか乗れないシビアなバイクなんですね。
その点私は今となっては旧型ですし、50cc排気量少なめですし(軽いらしけど)、マイペースで練習しています。でも出来なかったこと、越えられなかった障害物が克服出来ると非常に嬉しく満足度が得られます。たまにふっとんで痛い思いや怖い思いもしますけど・・(苦笑
都会に住んでいたりすると気軽にはトライアルは出来ないとは思いますが、マイナーなモータースポーツ故に、本当の楽しさを知っている人(経験者)が少ないのは残念なことです。もっとも一度やるとハマるらしいので、シニア層も多くかなり年齢の幅があります。
機会があったら是非チャレンジしてみてください。きっとハマるとおもいます!
シンジロウさん
2011/10/30
GASGASという車両の存在は知ってましたが、実物を見たことがありません。
いやぁ、油圧クラッチとか随所のチューンが男心をくすぐります。動画とか見たいっす!
shinさん
2011/10/31
Beta Rev3は過去には一世を風靡しましたが、Betaが今ではすっかり落ち目?ぽいです。YAMAHA、モンテッサ(HONDA)とGASGASが強いみたいですね。そういえばタイムリーなことに黒山選手(YAMAHA)がチャンピオン奪還したとか。
http://www.kuroyama.jp/
私らのトライアルは、練習会という名のもとに気の合う仲間とワイワイやって、昼飯にバーベキューしたりして盛り上がっているのがメインで、どちらかというと日常の公道で乗るための技術向上を目指している感じですね。もちろんセクションを作ったりしてチャレンジはしてますが、そんなに高度なことはやっていません。楽しいのが一番て感じです。
一応その年代には競技車両として最高の技術が投入されていたマシンなので、型落ちでも公道を走るバイクとは一味違います。これに手を入れたワークスが昔はお下がりで回ってきたらしいのですが、ばけもんらしいです。(最近はシビアになったので入手出来ることはまず無いそうです。)
ここ数年軽量化に拍車がかかり、折れそうな程細い車体で見るからに軽そうになっています。シルエット的にもより戦闘的で渋いですよ。Betaの車両は今となってはGASGASの車両に比べると優しいシルエットですね。
なかなか奥が深い遊びですし、男女、年代関係なく身の丈にあった遊び方が出来る珍しいモータースポーツなので、是非チェックしてみてください。うちらの動画はちと恥ずかしくて公表出来ません(笑)、是非YouTubeででも探してみてください。国際的にも人気があるモータースポーツなので海外の動画も沢山ありますよ。
shinさん
2011/10/31
http://www.youtube.com/user/kuroyamajp
どうせならトップレベルの動画を見ないと面白くないですからね。
違う意味でうちらレベルの動画は面白いけど(爆)
シンジロウさん
2011/10/31
ますます、興味がわいてきました!
shinさん
2011/10/31
興味をもっていただけて嬉しいかぎりです。
是非実際に体験してみて下さい。
ただ、車両がどうしても日本国内では特殊(扱っているショップも少ない)なので、
車両選びには経験者のアドバイスや同行をオススメします。
ショップが近くにあると良いのですが。
映像では分からない部分コメントです。
バランス感覚はもちろんですが、実は体力が半端じゃない人たちです。
トライアルは静かなモータースポーツに見えますが、実はかなり過酷です。
トップライダークラスになると超人です。
瞬発力、持久力、兼ね備えて無くては勝てません。バイクテクだけでは無理ですね。
一度、草レースのビギナークラスに出たことがありますが途中で棄権しそうになりました。
筋力的にもガタガタになるし、心臓はバクバクだし(息を止める時間が長い)、吐きそうで
甘かったと痛感しました。
体験出来るバイクショップがあると良いですね。私はそういう意味では凄く恵まれてました。
家から徒歩3分のバイク屋さんでお世話になっています。