一応DirectX 10.1はサポートしていますし、DualLink DVIにも対応していてWQXGAでの出力も可能です。速度性能さえ追求しないのであれば、機能面では十分なものを持っている製品です。ボードの公称消費電力も僅か21Wですから、私が普段愛用しているクラスの製品と比較すれば圧倒的に省エネなのも魅力です。
普段ビデオカードはミドルレンジより上の製品しか買わない私が、何故このようなローエンド製品を持っているのかといえば、動作確認用としてDVI・HDMI・RGB(D-Sub 15P)で出力できて、しかも極力手軽なものという条件を満たしていたためです。
当初録画サーバーとして使う予定だったPCで、earthsoft PT2を使うと画面の描画化けが生じて、少し後にフリーズするという症状に悩まされたことがあり、原因の切り分け用に上記の条件を満たしていて最も安かった製品として、近場のPC販売店で入手してきたのがこの製品でした。それ以来、PCの不具合穴度が発生した際に、原因の切り分けのために使われるというのが主な用途となっています。
このボードは標準状態では通常サイズのカードとなりますが、ブラケットを交換してD-Sub 15Pコネクタを取り外すことでロープロファイルのPCI Expressスロットに対応させることが出来ます。自分では持っていないのですが、意外とロープロファイルカード専用のPCでの作業が必要とされることがあり、このボードにも不定期ながらコンスタントに出番が回ってきています。
性能ととやかく言うような製品ではないでしょうから、ここでは特に触れません。さすがにDirectX 11には対応していませんが、それでも現状では必要十分な機能を持った製品といえるでしょう。
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購入金額
1,580円
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購入日
2012年03月頃
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購入場所
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