【2016/12/03】非公式ドライバとWindows10での動作確認を追記
SoundBlasterシリーズとしては2世代前になるものの、PCIexpressや64bit環境での動作が可能なので今でも使っている人は居るであろうX-Fiシリーズ。自分もクソ長い名前のを使っている。
でこれは同じCreative社のX-Fiチップを搭載しているAuzentech製サウンドカード。秋葉原で中古3980円(税別)だったのを見つけたのだが当日はこのサウンドカードの存在を知らず詳細が不明だったので見送った。後日調べてどうしようか買っちゃおうかなーと見に行ったら…
これは買っちゃうよ。しかも税込みだよ。
基盤はごらんの通りロープロファイル対応。
中古品だが専用ケーブル、ブラケット等もばっちり付属している。
解説書も日本語対応フルカラー。
フルハイトとなるCreative版と比べるとカード長は当然長くなっている。
CreativeのX-Fiはシールドに覆われていたがこちらはシンプルな基盤むき出し。このコンデンサを見ろといわんばかりだ。写真中央に見えるオペアンプは交換可能らしい。
また基盤各所に金や白でロゴが入っていてカッコイイ。
チップにはヒートシンクがついている。調べてみるとヒートシンクの付いた写真とついていない写真があるので製造時期によるのか見本写真だけついていなかったのかは不明。X-Fiのチップはサウンドカードとしては消費電力と発熱が高く、このカードのヒートシンクもばっちり熱くなる。
Creative版のX-Fiカードはカードを追加するだけでアイドル時に6W程消費電力が上がるというサウンドカードとしてはパワー系なヤツだったのでコイツも同じくらいの消費はしていそうだ。
出力系はロープロファイルに収める為に専用のファンアウトケーブルを使用。中古購入の場合コレの有無が重要になってくる。但し本体にある3.5mmジャックで2ch出力ができるのでヘッドフォンや2chスピーカー出力「だけ」なら本体だけでも使用可能だ。
実際自分はソレだけの使用になるのでファンアウトケーブル無し。いつもジャックを接続するのを何番目だっけと迷ってしまうがこれなら1個しかないから間違えないぞ!!!
基盤側にはフロントオーディオ互換ピンがあるのでケースのフロントオーディオに接続すればそちらのマイク端子も使える。実はこの部分、Creative版のX-Fiとまったく同じ。
ためしに上記SB-XFT-FCSのフロントパネルを繋いでみたらそのまんま動作。
このフロントパネルはボリューム調節がPCフロントからさっとできるので何気に便利なのだ。あとカッコイイ。
しかしこのフロントパネルがCreativeから単品販売された記憶はないので、このAuzen X-Fi Forteでフロントパネルを使った人が何人居るかは判らない。
また基盤が通電すると無意味に光る赤LEDがある。カッコイイのだけどきっとこれCreative版のロゴを光らせるためのLEDの部分がそのまま再配置されて残っているのだろう。
ソフト側のコントロールパネルも見た目のデザインこそ違うものの機能的はほぼ同じ。機能自体はまさに互換といっていいだろう。
現在は公式ドライバ入手不可能
このカード最大の難点はAuzentechのドライバダウンロードページが死んでいる事(どうも死んだのはわりと最近らしい メーカー自体が消滅?)。つまり付属ディスクのドライバしか使えない。幸いWindows7 64bit版のドライバは入っていたので動作確認はできたがどうせならなるべく新しいドライバで使いたい。
あまり褒められた方法ではないが、海外のフォーラムを検索したところ最終版とされるドライバインストールディスクのデータがユーザーによりアップされていたのでそちらを拝借して使用している。
但しそれもいつまで入手できるか判らないし、当然Windows8以降の対応は絶望的。
機能的にあまりに近いのでCreativeのドライバ使えば動きそうな気がするんだが…それだったら手持ちのCreative版を新しいPCに使ってコイツをWin7用にしたほうがいい。中古購入の際はファンアウトケーブルと共にドライバが入手できるかも要注意だ。
X-Fiの機能にオーディオを意識した基盤は面白い存在
CreativeのSoundBlasterシリーズはゲーム等のサラウンド処理やエフェクトが中心で、純粋な音楽鑑賞等には他社製のカードの方が評価が高いのだが、このForteはロープロファイル化だけではなく基板上の部品がよりオーディオを意識したものになっている。
ヘッドフォンアンプの追加に、交換可能なオペアンプソケットと、Creative版をこえてやろうという意気込みが感じられる。
ヘッドフォンアンプが追加されたSoundblasterというとX-Fiの1個後のRecon3DをベースにしたASRockのコイツもお仲間なのだが特定マザーでしか動かない。
初回のアップ時はすっかり忘れていたがONKYOのPCIex版も同じX-Fi系かつオーディオ重視なので近い性格といえるけど、あちらほど極端&豪華なつくりではない。
X-Fiのゲーミング環境は維持したいけどもう少しオーディオ寄りの作りこみも欲しいといったユーザーに評価が高かったようだ。
自分の陳腐な耳では今まで使っていたSB-XT-FCSとヘッドフォンを繋いだ時に違うきがする!くらいにしかわからなかったのだが。いやCreativeのエフェクトバリバリな音大好きなんですよヘヘヘ。
PCIexpress対応のサウンドカードが不足気味だったのもありCreative版X-Fiを置き換える形でメインPCに投入された。ロープロになったおかげでマザーのPOSTコードがみえるようになったぞ!
ちなみにCreative版はWin8以降の対応があるので他PCで使おうという魂胆だ。
このPCは使用ソフトの関係でWindows7を維持する予定だし当分はこれで安泰だろう。
何よりあれだ、Creativeの音が好きだけどなんかちょっと珍しいパーツが好きな自分にはすばらしい存在だった。これでまたメインPCの構成が一歩変り種になったぞ!
非公式ドライバとWindows10での動作
上記の通り公式で配布されていたドライバはWindows7時代までのもの。
ただ世の中にはありがたい人がいるもので、Creative公式ドライバで対応しないAuzentekカード等用にCreativeドライバをカスタムしたものを配布してくれている人がいる。
SB X-Fi Series Support Pack という名前のものがそれ。
自分は3.7をダウンロードしてインストールしたが、Windows7状態でも安定性が向上し、本来は動作しないWindows10での動作も確認した。ごくごく普通に使えるしコンソールの表示もしっかりAuzentekバージョンになっていて嬉しい。
但しあくまで非公式ドライバなので導入は自己責任で。
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購入金額
3,000円
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購入日
2015年12月05日
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購入場所
BUYMORE
カーリーさん
2015/12/14
下小川さん
2015/12/14
音を出すだけならHDMIでも出せるしマザーボード側のオンボードサウンドがヘタなサウンドカードを食うような性能してるし、旧型のサウンドカードは64bit環境に対応できなかったりそもそもPCIスロットが無かったりする一方USBヘッドセットやサウンドユニットなら互換性キニシナイですむしノートPCでも使えるし…
harmankardonさん
2015/12/14
n-eさん
2015/12/14
下小川さん
2015/12/14
10年前のSound Blasterすげえな!
あまたりんさん
2015/12/15
なんだか手に余る感じで、みんな手に取るけど置いてゆくみたいな
ふさわしい持ち主のところに行ったみたいで良かったです
下小川さん
2015/12/15
相応しいかどうかはわかりませんがメインPCにぶちこまれて活躍できるんでよかったのかな!