このマシンとの出会いは時を遡ること12年前、あるパソコン専門店のジャンク市だった。
登場からまだ5年とはいえ、既に時代遅れのスペックとなっていた当機は破格の値札がついていた。
当機には、OSとして購入当初はWindows 98をインストールしていた。そのWindows98のインストールも、当機がフロッピードライブを搭載しないために、なかなかの知識とテクニックを要するものだった。
他のPCの助けもあり、なんとかインストールのできた当機は軽作業やテキスト主体のWebサイト閲覧を中心に、さまざまな場面で活躍してくれた。
しかし、ある日、ハードディスククラッシュの憂き目に遭い、暫くお蔵入りとなっていた。
お蔵入りとなってから暫く経ったある日、当時、興味を持っていたLinuxを、ふと、当機にインストールしてみようと思い立った。
当時、動作が軽いと言われていたディストリビューションであるecolinuxやDamn Small Linuxなどをインストールし、Linuxのインストールやコマンドなどの基礎を当機で学ばせてもらった。
そのうち、ふと、でき合いのディストリビューションよりも、Debian GNU/Linuxそのものを最小インストールしたらより動作が軽くなるのではないかと考え、実行した。
結果は予想通りだった。最小構成から自分好みの環境を構築していく楽しみを、当機は教えてくれた。
その後、引っ越しや新たなPCの導入により、当機の出番は少なくなったが、トラックポイントを新しいものに替えたり、キーボードを新品に取り替えたりして、現在も動いている。
(この文章はこのThinkPad 535Xにて執筆した)
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購入金額
5,000円
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購入日
2003年頃
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購入場所
Schrödingers Katzeさん
2015/08/15
非公式に128MBのメモリモジュールも使えたような。
FDDは、欠品が無ければ付いてくるのですけどね。
キー配列が変なものではなく、535Eと違って素直にパフォーマンスが出る機体でした。
BIOSにバグがあって、一定以上の容量だと起動時に止まってしまったような。
今となってはちょっとディスプレイの解像度が狭いかもしれませんね。
tkさん
2015/08/16
メモリは64MBのモジュールを友人からもらって96MBになっています。
128MBモジュール欲しかったな。。。
FDDは当時は持っていませんでしたが、その後、別のジャンク屋で500円で手に入れました。
無印・Eと違って、サウンドがMwaveではなく、SoundBlaster互換なのも好都合でした。
HDは確か32GくらいがMAXだったと思います。
Schrödingers Katzeさん
2015/08/17
MWaveも悪くは無いけど、そんなにパワーがあるプロセッサじゃないのと、仕様が公開されていないなんて事もあって、Windows以外じゃ使えないのが残念な感じで。
HDDの容量は、4GB辺りに算術的オーバーフローのバグが有ったように思います。
まぁ、交換を前提にしていないので、仕様と言い張られてしまえばおしまいなのですが。
ブート部分だけ抜けてしまえば普通に使えるのですけども。
少し小さめのキーボードなのですが、キートップの形状やレイアウトなんかの工夫もあって、ヘンテコ配列でキートップが大きいものよりもずっと使いやすかったのは印象的です。
あと、インターフェイスの類がきちんと付いているのも、最近のなんかあったらUSBあたりで頼みますみたいな設計と違って意外と便利でした。
まぁ、最近は、シリアルもパラレルも用途が限られていますけどね。
jakeさん
2015/08/18
最初はノートパソコンで分厚かったんですよね。
今じゃ1cm切りがザラですが、当時は夢のまた夢だったなあ。
Thinkpadはキーボードが使いやすくて、気に入ってます。
今もキーボードだけですがThinkpadのを使ってますよ。