最近のHDDやSSDには記憶領域とは別にキャッシュメモリが搭載されていますが、
このソフトはその部分をPCの方のメモリにやらせるもの…なんだと思います。
予め8MB~4GBまでの任意のサイズを物理メモリから拝借しておいて、
記憶装置への書き込みは一端そこに入れてから一定時間毎にまとめて書き込みます。
そのため、細かいファイルの書き込みが減り、SSDなら延命効果があるのだとか。
HDDだと断片化が重傷化し難いなんて効果もあるかもしれません。
溜め込んでから書き込むまでの時間は0.2~5秒(デフォルト1秒)で設定出来ます。
このソフト、ベンチは凄いけど効果が体感出来ないと評判です。
X-25Mを2台でストライピングした物で実験してみました。
まずは普通にSSDのキャッシュだけを使った物がこちらです。
これにマッハドライブを導入し、バッファサイズは1GB、書き込み間隔は1秒でやってみると…
バッファより小さいファイル
連続読み出し→向上
512k以下の読み出し→効果なし
連続書き込み→低下
512k以下の書き込み→向上
バッファより大きいファイル
連続読み出し→効果なし
512k以下の読み出し→効果なし
連続書き込み→効果なし
512k以下の書き込み→低下
という感じです。
効果のある条件が限られているのが体感出来ない原因なんでしょうね。
小さいファイルの連続読み出し、書き込みなら元々速いから違いがわからず、
大きいファイルでは溜め込むのもそのまま書くのも一緒なので効果がない。
速度アップを期待して使う物ではないんだと思います。
上のベンチですが、SSDのキャッシュは無効にしてあります。
キャッシュ有効のままマッハドライブを使うと劇的に動きが悪くなったので…
たぶんキャッシュが2重にあるようなものですから、そこで引っかかっていたんだと思います。
そう考えると、キャッシュ付きのSSDだとこれ要らないんじゃ?という気もします。
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購入金額
2,480円
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購入日
2010年02月頃
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購入場所
io PLAZA
和屋さん
2010/10/17
リードキャッシュも兼ねてるんで、大きすぎるとヒットチェックにCPUが食われます。
256MB~512MBが良いラインじゃないでしょうか。
あと、最新の1.06だと大きいデータはキャッシュスルーするようになっているようですね。
M.T.オーエンさん
2010/10/17
ベンチは面倒くさがって1回しか回していませんでしたが、
改めてやると小さいファイルは数値のバラツキが凄いですね。
何度回しても上がったり下がったり…平均を出すのが難しいです。
マッハなしの速度xチェック間隔以上にしてもどうなのかとは疑問に思っていましたが、
デフォルトの512MBには意味があったんですね。
情報ありがとうございます!