ずいぶん長くお世話になったNW-S745を今回買い換えることにしたので、感謝とお別れの念をこめて、今回レビューを書くことにした。
今では音楽プレイヤーだけでなく、スマホから音楽を聞くこともできる。もちろん私もスマホを愛用しているが、それでも音楽はこのウォークマンで聴き続けた。一体なぜか。
それは、「スマホとは別の機体の方が管理が楽」だからだ。
スマホで音楽を聞いてる人はこんなことはないだろうか。
ブラウジングやゲームをしながら音楽を聞いている時、「あ、あの曲聴きたいな」と思って曲を変えようとするも、
「一度それらの作業を中断してホームに戻りミュージックを起動して曲を選んでミュージックのアプリを閉じてまたブラウザ起動する」
とかいう書くだけでも煩わしい工程を面倒くさく感じたことは。しかも曲を変えたいと思うたびにこの工程を繰り返さなければならないのだ。
確かにスマホのオールマイティーな性能にはいつもお世話になっているが、なんでも1台でこなすことが最良かと言われると、恐らくそんなことはない。独立している方が事実管理しやすいのだ。
では、ウォークマンと音楽プレイヤー界の双璧をなす、ipod系には何が優っているのだろうか。
「直感的な操作性」である。
確かにipodはスタイリッシュでかっこいい。だが、いくら見てくれが良くとも、あの独特のホイールによる操作、果たしてそんな良いものなのだろうか、なんて思ってしまうのである。
私はipodを初めて店頭で触った時、操作方法がわからなかった。友人に教えてもらっても、使いづらいと感じた。上ボタンを押しても上に行かないもどかしさ、わかるだろうか。
それに対してウォークマンはとても直感的な操作方法である。上を押せば上に、右を押せば右に、Backを押せば必ず上の階層に戻る。機械音痴だった当時の私でも、これは初見で動かせた。
操作性はウォークマンのほうが明らかにわかりやすいと思うのは、私だけではないだろう。
このようにシンプルでわかりやすい性能を持ちながら、ウォークマンの音楽再生機能は実に便利なものが揃っている。
まずはスピード変更。音の高さを維持したまま、スピードが変えられるので、違和感なくスロー再生を聞ける。
次に語学学習モード。これは曲の繰り返し聞き直したい部分だけを切り出して何度も聞ける機能なのだが、リスニングや耳コピにとても便利であった。
イコライザーも搭載されているので、必要な物はほぼ揃っている。
このNW-S745は、シンプルで必要な物は揃えているという、ひねりはないがその実直な性能によって私の音楽ライフを支えてきてくれた。
さすがに7年使うと、ボタンが聞かなくなったり電池が持たなくなってきたので買い換えざるを得ないが、当時より技術が進んでいる現代でも、同じ品をつかいつづけたいと思わせるような商品であった。
今までありがとう。
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購入金額
18,800円
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購入日
2015年11月06日
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購入場所
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