先日故障してしまった、外部向けWebサーバー機だったIntel D525MWの環境を何とか復旧するべく、同型のマザーボードを中古等で探してみたのですが、その時点では残念ながら1つも見つけることが出来ませんでした。
そこで次善策として考えたのが、同一チップセットかつ周辺構成が近いマザーボードで取り敢えず復旧作業を行うということでした。そこで白羽の矢が立ったのが、たまたま千葉のじゃんぱら店頭に在庫があった、このIntel D510MOです。
D525MWとの違いは、
・CPUがAtom D525(1.8GHz 2C/4T)→ Atom D510 (1.66GHz 2C/4T)
・RAMがDDR3 SODIMM → DDR2 DIMM
という程度であり、チップセットが同じNM10 Expressですから何とかなるだろうと考えたのです。
さすがに古い品なのでくたびれている感はありますが、差し当たっての作業用なので動いてくれれば問題はありません。添付品はドライバーディスクが見当たらない程度で、後は残っていたようです。
作業には使えたが…
使っていたHDDはそのまま作業に回してしまうと、失敗した時点で終了なので、クローンを作成してそのクローンディスクで行いました。
D510MOには、何故か新品のまま残っていたHYNIX製のDDR2-800 2GB2枚組を装着して、クローンディスクを起動してみました。
すると、チップセットが同じであるだけに、起動阻害等は起こらずきちんとOSの読み込みはしてくれます。しかし、D525MWは丁度ActiveDirectory関連の設定変更を行っている途中で応答不能になって二度と動かなくなってしまったというタイミングの悪さで、Windowsそのものがかなりのレベルで破損してしまったことが判りました。
念のため修復セットアップ等にもかけてみたのですが、どれも一応起動するものの使い物にならないという状況に変わりは無く、旧環境をWindowsごと復旧するということは諦めざるを得ない状況であることが判ってしまいました。
そうなってしまうと、D525MWとの互換性を保つ意味も乏しくなるということで、このマザーボードを使って環境を再構築する意味も薄れてしまうということになります。しかも前述の通り古い品であり、年式相応にくたびれているということを考えると、これを常時稼働用として使うのも不安があります。私はこのIntel純正Atom搭載Desktop Boardをサーバーとして使ってきましたが、本来はあくまでも「Desktop」向けであり、特に高耐久設計となっている訳でもありませんからね。
そこで折角調達したD510MOですが、これは環境復旧が出来ないと判った時点で早くもお役御免となりました。性能的には大差ないのですが、よりサーバー用途向けと思われるマザーボードを別途仕入れていましたので、そちらを使ってこれ以降の環境構築を行うことにしたのです。
もっとも、この途中でインフルエンザを発症してしまい、作業は大幅に遅れることになってしまったのですが…。
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購入金額
1,980円
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購入日
2018年01月28日
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購入場所
じゃんぱら
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