レビューメディア「ジグソー」

今更登録かよ!

何気に我が家ではなじみすぎてて登録をすっかり忘れていたETG-DS/US。2010年4月に購入し、翌月書いた当時のブログ記事をベースに大幅加筆修正のリサイクル。
大幅加筆修正とはいえ、元のブログが1年以上前だけに、面白みの無い今更感あふれる内容かと思いますが、どうぞ。
(というか情報が少ない当時は検索で上位だったので元ブログ見たことある人いるかもしれません。あと速度の実測は当時の計測環境がうろ覚えで確証無いので省きました。)

I-O DATAの“USBデバイスサーバー”ETG-DS/US。(当時は)お値段6970円。
USBデバイスサーバってジャンル自体が馴染み薄かったんだが、要するにこの機器に繋いだUSB機器をLAN経由で繋がってるPCでの利用が可能になるってシロモノ。
NASやプリントサーバーの汎用性高い版ってところらしい。

その手のヤツとの大きな違いは、接続してしまえばごく普通のUSB機器としてエミュレートされること。プリンタならインク残量も確認できるし、専用のアプリケーションも動作する。但しあくまでUSB機器扱いなので、2台以上のPCからの同時接続はできないというのがプリントサーバーと比べた時の弱点。

本体は思った以上に小さい。付属ACアダプタのがでかいくらいだ。但し前後にUSBとLANケーブルがささるので実際のスペースはそこそこ必要(写真3枚目)。
また、本体が結構発熱するので周囲のスペースには余裕を持っておいたほうがいいだろう。

(本体には電源スイッチが無いので基本常時付けっぱなしになる。なので今回新たに消費電力を計測してみたが、ワットモニター読みで僅か4W。常時付けっぱなしでも気にならないレベルだ。電源オフ状態からオンにしても10秒もかからずに接続したUSBデバイスが使えるようになるので、外出時はタップで切って、帰宅時に付ける使い方でも大丈夫。)


セットアップ自体は設置・配線と専用クライアントのインストールだけでほぼ終了。小難しい設定等は殆ど無い。ソフト自体の容量は少ないので、光学ドライブが無いPCでも公式サイトからダウンロードしたファイルを使えばあっというまだ。
インストール後はソフトが常駐するが動作も軽くXPがギリギリ動く古いノートPCでも問題ない。ただし誤ってクライアントソフトを終了してしまうとすべての接続が解除されるので注意。まあ当然終了前に警告メッセージが出るが。ちなみにWindows2000以前には非対応でインストール時に弾かれる。

試した機器の大半(プリンター・複合機・各種ドライブ)は「動作」したのだが、KEIAN製の簡易地デジチューナーはうまく動作しなかった。

本体のUSBポートは2ポートだが、USBハブを使用することで機器を増やせる。セルフパワーハブを推奨しているが、単独で電源を持つプリンターや3.5インチドライブの使用ならバスパワーハブでもしっかり動作した。
但しEPSON製複合機「PM-A890」はハブを経由すると認識されない。コレはおそらくPM-A890自体が複合機機能に加え、カードリーダー機能を持ち、別個のUSBデバイスとして認識されるので、ハブをかますと2重ハブ状態になってしまう為かと思われる。


結局何に使うか迷ってしまうが、私の家の場合プリンターや低速な光学ドライブ類に使用している。
我が家で現在使っているのは先の複合機PM-A890、以下USBハブ経由でレーザープリンターLP-1400&MOドライブMOC2-U640R&光学ドライブCDRW-iU48Sだ。たまたまドライブ2台がIO製だが別に他社製でも問題ない。というか光学ドライブのほうは中身をDVDスーパーマルチに交換しているくらいだ。

特にプリンタとの相性は非常に良い。プリンタの場合自動接続設定というのがあり、PC側で印刷操作をした場合、対象プリンタの電源が入っていれば自動的に接続処理がされ、一定時間を経過すると取り外し処理がされるというもの。
つまりこのデバイスサーバーの存在を意識せずプリント操作が行えるのだ。
この機能のおかげで、パソコンの電源の切り方さえなかなか覚えられなかった父でも自分のPCから私のプリンターでプリントアウトが行えるようになった。まあ紙のセットの仕方を何度も教えるハメになったが。
もちろんプリントサーバーでは動作がシビアになりやすい複合機も、USBエミュレートのおかげでスキャナ・プリント・インク残量確認や設定・カードリーダーと全ての機能を使える。

複数のPCから同時にプリンターを使える「通常のプリントサーバー」として動作させるモードも持っているが、一般家庭で同時に何台ものPCから印刷動作を行うことは稀だし、「ちょっとプリンタ使わせてー」「うっせー今つかってんだ」ですむ話なのであえてプリントサーバーモードを使う場面は少ないだろう。

その他の機器の接続・取り外し動作も、操作は非常にわかりやすく、何度かパソコンを触っている人ならすぐに操作を覚えられるだろう。指定の機器の電源が入ってるときは自動的に接続するモードもあるので、使用するPCが固定されているのなら、この設定をすればほぼ操作不要となる。

本体に光学ドライブを持たず、持ち歩くためにあまり配線をしたくないネットブックには、無線LAN経由でドライブ類やプリンターを手軽に使えるのが非常にありがたい。

さて、ここまであえて触れてこなかったのだが、最大の難点はストレージデバイスを繋いだ時の速度。それはそれは鈍足。ルーターについた簡易NAS用USBポートよりも圧倒的に低速。
あまりに低速すぎて、100BASEだろうが1000BASEだろうが体感差が無いくらいだ。一応HDDに保存した動画再生くらいなら可能だが、本格的なファイル出し入れの場合ストレスを感じるだろう。

あとPCと連動して電源オンオフされるタイプのUSBHDDは動作が変化する。


LogitecのLHR-DS02U2はAutoモードの場合、一定時間のアクセスがないと電源が落ちる機能がついているのだが、その後いくらアクセスしようとしても電源が復帰しなくなるので、AUTOではなく通常のONモードにして電源オン状態を固定する必要がある。
電源スイッチを持たず、連動専用のセンチュリー シンプルBOX(CSS35U2)は接続されているパソコンの有無に関わらず常に電源が入りっぱなしになる。

データ共有目当てならおとなしく専用のNASを買ったほうがいい。

逆に言えば、ストレージ系の利用が最小限ならざるを得ない速度なので、無理に1000BASE環境にこだわる必要は無い。実際最初の半年は1000BASEで使用した後、途中から配置変更で、100BASEのLANハブ経由に変更したのだが、プリンターや光学ドライブの場合体感差はほぼ無かった。

今まで無かったタイプの製品というのは大抵設定が面倒だったり、操作が難しかったりするのだが、この「USBデバイスサーバー」は設定も操作もかなり簡単。

機器によって向き不向きが大きいが、これのおかげで何度も何度もUSBドライブを付け直したり、プリンターの配線を変えたり、他のPCからプリンターを使うためにプリンターに接続したPCの電源を入れたりとする必要が無くなった。
無線環境なら配線類も大幅に減らせるし、我が家では必需品と化してしまっている。


…ってほんと今更デスヨネー。まさかこれの元ブログ書いた頃にETG-DS/USのプレミアムレビューやってたなんて。その頃はZigsow登録さえしてませんでしたよHAHAHA。
  • 購入金額

    6,970円

  • 購入日

    2010年04月頃

  • 購入場所

    PC DEPOT

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