型番に、単に「XPERIA」という愛称だけが付けられていました。
国内市場では、この機種がAndroidの牽引役となったのではないでしょうか。SONYらしく
マルチメディア対応を強く意識しているようで、音楽・動画の再生にはAndroidの標準プレ
イヤーではなく、MediaScapeという独自のものが採用されていました。これは後継の
XPERIA arc(SO-01C)ではなくなってしまったもので、ある意味貴重な存在でしょう。
実は通信代を節約するため、当初はパケット通信を全てカットして、必要な通信はWi-Fi
だけで賄っていました。イオンでb-mobileSIM(100kbps 980円)を扱うようになってからは、
このSIMを使ってパケット通信をするようになり、オリジナルのSIMはフィーチャーフォンで
音声専用として使っていました。
2年にはやや満たない程度の期間使ったわけですが、その間これといった故障もなく、
ハードウェアの出来は悪くなかったのではないかと思います。とはいえ、性能面では
現代的なAndroid端末と比べると明らかな見劣りがあり、特にメインメモリーの容量は
もう少し確保できなかったのかと不満がありました。
反面、ワンセグやFeLiCaを内蔵していないという点については、スマートフォンとしては
正しい方向と評価しています。私は必ずフィーチャーフォンと最低2台持つ方針なので、
スマートフォン側の装備過多はあまり好ましく思っていません。
結局、つい先日ですが機種変更で富士通東芝製のF-12Cに入れ替えてしまい、現在
F-12C側の環境(アプリケーションやデータの内容)を、このXPERIAに合わせているところ
です。AndroidマーケットがGoogle Playにリニューアルされ、Android2.2以上のみをサポート
するということで、2.1はさすがに限界かと思ってしまったわけです。
F-12Cはさすがに進化したと感じる部分が多い反面、PCとの親和性などXPERIAの良さに
気付かされる部分も少なからずあります。日本のベンダーが作るスマートフォンはどれも
機能てんこ盛りのフィーチャーフォンの方向に向いてしまった感があり、XPERIAのような
基本に忠実なスマートフォンが少なくなってしまっている気がします。
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購入金額
7,700円
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購入日
2010年07月10日
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購入場所
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