この製品は2TBとという大容量にもかかわらず、1万中盤という2TBのハードディスクの中では低価格なほうです。
この製品の特徴としては、一般向けのハードディスクの中では高速の部類に入れてもいい7200rpmで転送速度もそこそこあります。
重さは約675g(個体差があるかもしれませんが)
発熱量はアイドル時が40~44℃負荷時が45~46℃(注:使用環境により誤差が生じます)くらいと少し発熱量が高いです。400GBプラッタを5枚内蔵してしかも7200rpmなので仕方ないのかもしれないですけど…
転送速度は130MB/s前後となかなか高速な記録を出しています。
これ一台だけなら、2TBの壁にぎりぎり引っかからないのでこれ一台だけであれば、フォーマット後の容量は1.8TB強程度なのでRAID0等を組んだりしない限りは大丈夫でしょう
●2TBの壁とは?
最初に、2TBの壁についてさくっと解説します。
壁とは、その容量を超えるハードディスクを使えない、使えても壁を超える容量部分は認識しない、といった問題です。
理由はOS・ハードウェアの仕様と様々ですが、主に504MB、4GB、32GB、137GBといった壁があり、そのつど様々な新技術で克服してきました。
そして現在は、ハードディスク容量が1台1TB以上のハードディスクが登場し、RAIDにすれば簡単に2TBを超えることが可能になったことで、2TBの壁という話が持ち上がってきました。
なお、2TBのハードディスク:WD20EADSですが、フォーマット後の認識は1.8TB強のため、RAIDにしない限り問題は発生しません。
そして2TBの壁ですが、理由には以下の2種類があります。
①MBR(MasterBootRecord)問題
MBRはハードディスクの先頭にあり、OSをどうやって起動するか、このハードディスクがいくつのパーテーションに分かれて、各パーテーションの容量がどれくらいか、といった情報が書き込まれています。
MBRが管理できるセクタ数が4,294,967,296(約43億)、1セクタが512バイトなので、管理可能な容量は4,294,967,296 × 512 = 2,199,023,255,552(約2兆2000億)バイト、つまり2TBとなります。
※バイト数と容量について
1KB(キロバイト):1,024バイト
1MB(メガバイト):1,024 × 1,024 = 1,048,576バイト
1GB(ギガバイト):1,048,576 × 1,024 = 1,073,741,824バイト
1TB(テラバイト):1,073,741,824 × 1024 = 1,099,511,627,776バイト、2TBはその倍で、 2,199,023,255,552バイト
②10バイトCDB(Command Descriptor Block)問題
CDBとは、データ転送する際に、こういうデータを送ります、という信号です。
これが現在の10バイトCDBだと、ハードディスクの先頭から4,294,967,296セクタまでしか管理できないため、MBRと同様2TBが限界となります。
※MBRとCDBの両方で出た「管理可能な4,294,967,296という数値」ですが、これは2の32乗、つまり32ビットということです。
これらの理由により、32bitのXPでは2TBまでのドライブしか利用できません。
なお、XP 64bitやVistaでは、GPT(GUID partition table:GUIDパーテーションテーブル)というMBRに変わるパーテーション管理方法に対応しており、2TB超えでもデータ用ドライブとしてなら使用可能です。
GPTはアドレス指定が64bitのため、2の64乗、つまり18,446,744,073,709,551,616(約1844京)セクタまで管理可能。これを512バイトで計算すると、9,444,732,965,739,290,427,392(約94垓)バイトとなります。
この数値を1,099,511,627,776(1TB)で割ると、8,589,934,592TBに、つまり8ZB(ゼタバイト)まで対応という訳です。
※垓は兆の1万倍(京)のさらに1万倍、つまり兆の1億倍の単位です。
ではXP 64bitやVistaでOS起動用に使えるかというと、Vista 64bit(SP1以降)のみが対応です。しかも、OS起動にはGPT対応のEFI(次世代BIOS)搭載マザーボードが必要です。
※Windows Server 2003・2008 for Itanium-based Systems、Windows7 64bitなども対応ですが、ここでは個人向けPCで扱っている現行のOSを前提に話を進めます。
2TBの壁を簡単にまとめると以下の通り。
・XP 32bit:基本的に使用不可(使えても2TBまで)。
・XP 64bit:データドライブのみ使用可能。
・Vista 32bit:データドライブのみ使用可能。
・Vista 64bit(SP1以降):OS起動・データどちらも可能。ただしOS起動用には、EFI(次世代BIOS)搭載マザーボードが必要。
ということになります。
RAIDを組んだりしないで大容量のストレージが欲しいと思ってる人にはこのハードディスクもお勧めです。コストパフォーマンスはかなりいいと思いますがね…
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購入金額
15,200円
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購入日
2010年02月01日
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購入場所
OAナガシマ志太店
しゅ~みぃ~さん
2010/04/06
泉さん
2010/04/06
COOLありがとうです!
退会したユーザーさん
2010/04/06
泉さん
2010/04/06
COOLありがとうございます
かずや。さん
2010/04/20
泉さん
2010/04/20
COOL感謝します!
Sheltieさん
2010/04/22
泉さん
2010/04/22
COOLありがとうございます。
4453さん
2010/04/25
泉さん
2010/04/25
COOLありがとうございます!!