AMDのSocket7用CPU「K6-Ⅱ 550MHz」です。
2000年くらいに日本橋で購入しました(;=゚ω゚)=333
【モデルナンバー(実クロック)】550MHz(FSB100MHz)
【コードネーム】Chomper Extended
【製造プロセス】0.25μm
【L1/L2キャッシュ】64KB / なし
【コア電圧/TDP】2.3V / 25W(MAX)
【主な拡張命令】Enhanced 3DNow!/3DNow!
【Socket/Slot】Socket7(Super7)
【OPN】不明
【リリース時期】2000年3月
【参考ページ】
Akiba PC Hotline!
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000324/hotre...
CPU World
http://www.cpu-world.com/CPUs/K6-2/AMD-K6-2%20550%20-%20A...
Socket7のK6-Ⅱの最高峰のCPUです(;=゚ω゚)=333
(厳密には570MHzも存在するのですが、私は持っていません・・・)
K6-ⅡはPentiumⅡ対抗のCPUでした。整数演算に関しては対等と言えるレベルでしたが、浮動小数演算が弱く、Socket7プラットフォームの為、L2キャッシュの速度も劣っており、後期にはPPGA Celeron対抗のCPUとなってしまいました・゚・(つД`)・゚・
元々、AMDもK6-Ⅱで550MHzまで出すつもりはなかったのだと思いますが、
クロックと浮動小数演算ではCeleronに追い抜かれ、Athlon(SlotA)では高くてローエンドをカバーできない等のジレンマがあったのだと思います。
結局、K6-ⅡはDuronが登場するまでローエンド市場で頑張っていました。
特にNEC、富士通、IBM、ショップブランドPCでの採用例が多く、利益があるかはともかく、ローエンドではそこそこのシェアを確保できていたと思います。
元々、初代K6では166MHzで登場したコアであり、限界が近づいているのか、定格電圧の2.3Vではほとんどオーバークロックの耐性がありませんでした。K6-Ⅱ500MHzが2.2V仕様なので、550MHzは既に渇入れ仕様なのかも知れませんね(^^;
多くのベンチではK6-Ⅲの400MHzにも大きく劣りました。
K6-Ⅲを除くSocket7では2次キャッシュがベースクロック周波数で動作するので仕方ないのかも知れません。ある意味、悲運なCPUでした・゚・(つД`)・゚・
とは言え、末期にはバルク品で5000円前後で売られていたこともあり、余ったSocket7マザーでそれなりのPCを安く組みたいときには重宝しました。Windows98ならこれでもかなり軽快に動いていました。
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購入金額
5,000円
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購入日
2000年頃
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購入場所
大阪日本橋
かじじさん
2009/09/20
私は500Mhzのを1個保有してますが羨ましいです(笑
K6-Ⅲも1個もってますがあれは早いですよね。L2の偉大さを痛感できるCPUでした…。
ふっけんさん
2009/09/20
私もK6-Ⅱ+やK6-Ⅲを持っていますが、マザーオンボードL2キャッシュが爆遅なSocket7では物凄く早く感じますね♪cyrix好きですが、速いのは認めざるおえません・゚・(つД`)・゚・
jive9821さん
2015/09/10
フルスピードのL2キャッシュ256KBという武器があったK6-III/K6-III+は別格の速さでしたが、L2が128KBでも用意されていたK6-2+でも、無印K6-2とは次元が違う速さに感じられたものです…。
ふっけんさん
2015/09/11
K6-ⅢだけはSocket7では別格でしたからね・・・
キャッシュエリアの狭い、マザーにオンボードのSRAMではどうしようも無いですね。
ただ、価格が高かったことと、+を除けば高クロック品が出なかったという欠点もありましたが。