やはりこの「KABUTO」ではないでしょうか。
一般的な使用方法であれば、純正CPUクーラーでも力不足という場面は余りありませんが、静かかというと疑問符が付きます。そこでそこそこ冷えて静かで安いクーラーを探すと、この製品が筆頭に上がってくると思います。
■型番:SCKBT-1000 JAN:4571225043500
■寸法(クーラー全体):124×133×高さ132mm
■寸法(搭載ファン):120×120×厚さ25mm
ファン回転数:0(+200) ~ 1300rpm±10%(PWMによる可変)
ノイズ・風量:0dBA/0CFM ~ 26.5dBA/74.25CFM
ベアリング:スリーブベアリング
■対応CPU:
intel ソケット478/775/1366/1156/1155
AMD ソケット754/939/940/AM2(+)/AM3(+)/FM1/FM2
■ヒートパイプ:6mm径×6本
■重量:730g
トップフロークーラーの中でも大柄なサイズ感と、
PWM仕様のカスタムファンを採用することにより、
温度毎の冷却性能の最適化が特徴的なCPUクーラーとなっています。
ヒートパイプは、廉価製品によくあるクーラーで押しつぶして、
設置面積を稼ぐ方式で、そこは少し残念なポイントでしょうか。
でも、安い製品ですしね。苦笑
簡単に昔組み込んだ時に調べた冷却性能をアップしたいと思います。
Antec SONATAにAMD 1055Tという窒息&熱々CPU構成。
純正クーラーだと高負荷時には、風切り音が大きくなっていました。
===パーツ構成===
【CPU】 AMD Phenom II X6 1055T
【MB】 ASRock 880G Extreme3
【MEM】 Patriot Memory PSD34G1600KH
【CPUクーラー】 Scythe KABUTO
【SSD(SYS)】INTEL X-25V
【HDD(DATA)】Western Digital Caviar Blue WD5000AAKS
【Case】 ANTEC SONATAPROTO
【PSU】 玄人志向 KRPW-V500W
【OS】 Windows Vista Ultimate 32bit
================
OCCTとHardware Monitorで温度上昇を計測したところ、
以下の結果を得ることが出来ました。
・SYS Iddle:41℃ Load:44℃
・CPU Iddle:25℃ Load:49℃
・HDD Iddle:35℃ Load:41℃
・ノースブリッジ Iddle:39.6℃ Load:51.9℃
CPUの値は1055TのE0ステッピングが正しい温度表示を出さないみたいですので、
24℃上昇したという結果。
なかなか優秀な結果ではないでしょうか。
少し前の製品ですので、今となっては型遅れという形にはなりますが、基本設計の良さや、人気が手伝い「KABUTO2」という形になって存在し続けています。KABUTO2と比べてみても性能面でまったく不足がなく、違いは取り付けられるMBの種類が多いか少ないかだけ。
CPUクーラー業界は、進化の速度がゆるやかで、昔良かった製品は未だ現役で使える製品が多い気がします。私の環境においても、そこまでの高負荷を掛ける場面も少ないですし、MBを入れ替えるまでは、もう少し頑張って貰おうと考えています。
-
購入金額
2,580円
-
購入日
2012年04月02日
-
購入場所
はにゃさん
2014/01/13
Windows8.1マシンのリテールファンを入れ替えたら、温度もそうですが、
スリープからの復帰時の騒音がなくなり快適になりました!
きっちょむさん
2014/01/13
リテールからの変更だと、このCPUクーラーの効能は特に実感し易いですよね^^
リテールも、もう少し性能が良ければ好いのですが…笑