レビューメディア「ジグソー」

オーディオPC構築用

オーディオインターフェースを使うために組まれた2台のPCのうち、1台がこのマザーボードを使っています。この製品のスロット構成は、

・PCI Express x16 1本
・PCI Express x1 1本
・32bit/33MHz PCI 4本

となっていて、未だにPCIスロット用が手持ちの大多数であるオーディオインターフェースを活用するのに丁度良いのです。現在このPCでは以下の4製品を使っています。

・DigitalAudioLabs CardDeluxe CDX-01
・Lynx Studio Technology LYNX ONE
・EDIROL DA-2496
・ONKYO SE-90PCI

厳密には、SE-90PCIの場所には普段はemagic Audiowerk2が装着されているのですが、SE-90PCIの批評用に取り付けてそのまま外し忘れているだけです。リスニング時には主にCardDeluxeかLYNX ONEを使うことになります。

元々PCI Express x1スロットにはIEEE1394ボードを挿しておいたのですが、現在は2スロットクーラーのビデオカード(RADEON HD 4890)を使うために外してしまい、FireWire接続のオーディオインターフェースが使えなくなるという弊害が出ています。そのうち1スロットクーラーのビデオカードを用意しようと思ってはいるのですが…。

当然用途からして使用時間も購入時期の割にそれほど長くはなく、負荷も大してかかっていないだけにマザーボードの評価には全く適さない使い方であるといえます。ただ、同じような使い方をIntel H61 Expressチップセットを採用するGIGABYTE GA-PA65-UD3-B3でしていたところ、オーディオインターフェースの数が増えるとリソースの割り当てに失敗することがあるなど問題もあったのですが、この世代のマザーボードはPCIをネイティブサポートしているためか、これといった不具合を起こしていないというのは大きな美点であるといえます。

ちなみにIntel B75チップセットを搭載するMSI B75A-G43に、GA-PA65-UD3-B3で使っていた構成をそのまま移したところ、リソースの問題は発生しなくなりましたので、この辺りはPCIをネイティブサポートしているB75チップセットを採用するメリットといえるのでしょう。

PCIのボードを存分に使うための環境として、Windows XP辺りまでのOSで使うという前提であるなら、極めて手頃な製品といえます。
  • 購入金額

    9,980円

  • 購入日

    2008年12月25日

  • 購入場所

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